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PowerAppsからPowerAutomateを実行したい!ついでに値を渡したい!

こんにちは(^^)/
アイシーティーリンク株式会社の三好です。

今回はPowerAutomateのトリガーをPowerAppsから実行する方法をご紹介しようと思います。ちなみに今回も初級編です(笑)


やりたいこと

PowerAppsで実行ボタンをクリックしPowerAutomateフローを実行したい
PowerApps側からPowerAutomate側に値を渡したい

手順

PowerAutomateの準備

まずはPowerAutomateでフローを作成していきましょう

マイフロー > +新しいフロー > 自動化したクラウドフロー

本来はここでフロー名を命名してトリガーを選択するのですが
PowerAppsトリガーが検索でヒットしないため、「スキップ」します


すると以下のように「トリガーの追加」が表示されるのでそれをクリック
ランタイムで「組み込み」を選択
Power Apps > Power Appsがフローを呼び出したとき(V2)


「PowerAppsがフローを呼び出したとき(V2)」アクションで値を渡す設定を行います。
今回は、試しに「テキスト」と「数値」をPowerAutomateに渡してみたいと思いますので、既存の「テキスト」に「数値」を追加します

+入力を追加する > 数値

任意の名称に変更します。
今回はテキストは「text」数値は「number」と変更します

続いて、PowerAppsかわ渡された値を確認するために「作成」アクションを追加しておきます。

アクション追加(+ボタン) > Data Operation > 作成

テキスト用と数値用の2つを追加し
それぞれアクション名を変更しておきます。
作成(text)
作成(number)

入力項目には電マーク(動的なコンテンツの追加)で
それぞれ「text」と「number」を選択します

電マーク(動的なコンテンツの追加)から追加


電マーク(動的なコンテンツの追加)から追加

すると以下のようなフローが完成します

フローはこれで完成ですので保存します。
後はフロー名を適当な名称に変更して見やすくしておきます。
今回は「テストフロー」とします。

左上の「戻る」を押して「詳細」の右側にある「編集」からフロー名のリネームが出来ます。

以上でPowerAutomate側の準備は完了です

PowerAppsの準備

まずは、アプリを作成します。

+作成 > 空のアプリ > 空のキャンパスアプリ

今回、アプリ名は「サンプル」としておきます

空のアプリが立ち上がったら、左ペインの「ツリービュー」でApp配下のScreen1を選択して、ボタンを挿入します
※このボタンがPowerAutomate起動のトリガーとなります。

Screen1 > +挿入 > 入力 > ボタン

ボタンが挿入されたら、左ペインの「・・・」をクリックし
PowerAutomateをクリック

「フローの追加 」で先ほど作成したPowerAutomateを選択します

「テストフロー」が追加されました


続いて、先ほど挿入したボタンの「OnSelect」にスクリプトを追加します。

ツリービュー でButton1をクリックし「OnSelect」を選択します

テストフロー.Run()

「PowerAutomateのフロー名.Run()」がトリガーオンのコマンドですが、
Run()の括弧内にPowerAutomateに渡す値の設定をする必要があります。

渡す値は以下のように直接テキストを入力してもいいのですが
今回はテキストボックスに入力された値を渡すようにしてみましょう。

テストフロー.Run("こんにちは", "99999")


ツリービューでScreen1を選択
+挿入 > 入力 > テキスト入力
この作業を2回行います。(text用とnumber用)


すると"TextInput1"と"TextInput2"ができますので、
"TextInput2"を数値用にします。
右側のプロパティウィンドウで以下の項目を設定します

既定:任意の数字を入力します(空白可)
書式:数値

テキストボックスが設置できたら改めてボタンのトリガーを設定します。
ツリービュー でButton1をクリックし「OnSelect」を選択し以下のとおりスクリプトを入力します。

テストフロー.Run( TextInput1.Text,TextInput2.Text)

以上でPowerAppsの設定が完了です。
保存してから、実行ボタンでテストしてみましょう

実行ボタン

text:こんにちは
number:999999999

と入力して「ボタン」を押して実行します

するとPowerAutomate側では即座に実行され「成功」となれば完了です

PowerAutomate側で実行履歴を開き、値が正しく渡されてきているか確認してください。

作成(text):「こんにちは」
作成(number):「999999999」

無事に成功しました!

以上、今回はPowerAppsからPowerAutomateを実行し値を渡す方法をご紹介いたしました(^^)/
初級編なのでだいぶ簡単な説明になっていますが、ここまでできればあとは応用していくだけなので出来ることは広がると思います。
また機会があれば応用編も書いてみようと思いますので乞うご期待!

ブログを最後まで読んでいただきありがとうございました(^^)/
あいにく今年の冬はインフルエンザが大流行ですが、感染には十分注意してよいお年をお迎えください!

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