PDFファイル内の表をExcelへ再利用する
はじめまして！アイシーティーリンクの藤井と申します
会社合併により、11月よりアイシーティーリンクに仲間入りしました。
どうぞよろしくお願いいたします！
さて、資料作成をExcelで行うという事がありますが
完成した資料をPDF化なんて話は聞いたことがあるかと思います。
しかし、「PDFからExcel」なんて流れについてはピンと来ない方もいるのではないでしょうか？
PDFから内容をコピーしようとしても、単にテキスト部分だったり、
Snipping Toolで必要な個所を切り取り、貼り付けなどできますが
これは画像としての処理になってしまいますね。
というわけで、その中でも「PDFファイル内の表をExcelへ再利用する」手順について紹介してみようと思います。
＜説明＞
こちら、国税調査で公開/配布されているPDFファイルになりますが、
「表１」を再利用してみます。
そこでPDFファイルから表として、Excelにデータを取り込んでみましょう
①Excelで取り込むシートの開き、「データ」タブのリボンから「データの取得と変換」グループ左端の「データの取得」
さらに「ファイルから」「PDFから」を選択
②「データ取り込み」画面から、該当のPDFファイルを選択し、「インポート」
③「ナビゲーター」画面が開かれ、表示された抽出できるデータから、取り込みたい表を確認/選択し「読み込み」を実行
これでPDFファイル内にあった表がExcelにデータとして取り込まれます。
次は、再利用しやすいように調整してみましょう
取り込んだ表は現時点では「テーブル」設定となっています。
「テーブル」内にあるセルのデータは「文字列」であり、「数値」ではありませんので
再利用しにくい状態にあります。
その場合は、下の手順などで「テーブル」設定のないものが用意できます
①必要な部分だけをコピーし、別のシートに張り付け
（オリジナルはそのまま）
②「テーブルデザイン」タブの「ツール」で
「範囲に変換」で取り込んだ表の「テーブル」設定を解除
そして、テーブル設定がなくなれば、文字列として取り込まれているセルに
「小さな三角アラート」が表示されますので、そこから「数値に変換する」を選べば、文字列だったものが数値に変換されます。
（範囲指定してまとめても行えます）
これで、再利用もしやすい状態になったのではないでしょうか。
普段行っている作業も、少し見方のベクトルを変えてみると新しい発見があるかもしれません。
頭を柔らかくして、柔軟な対応を心掛けたいものです。