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Azure OpenAIで社内のファイルを検索してみよう

こんにちは。アイシーティーリンクの国分です。
今日はAzure OpenAIを利用した社内データファイル検索について記載しようと思います。


はじめに

社内データの検索には1日1時間以上のかかっているとの調査結果があります。限られた時間を有効に使うためにAIを使った効率的検索ができればよいと考えます。

システム構成

下記システム構成で動作を確認しています。将来的には先日リリースしたTChatに載せることを目標としているため、UIがWebアプリからTeamsになる予定です。

図1.システム構成

動作結果

システムを動作させた結果の画面が以下の通りとなります。
TCallは弊社の電話サービスなのでAzure Open AIの学習データには存在しないものですが、きちんと回答をしてくれています。

図2.ファイル検索結果

引用元ファイルの記載内容をそのまま回答するのではなく、AI側で要約して回答することにより、ユーザーが理解しやすい内容になります。また、今までのChatBotのように質問と回答をセットで登録するのではなく、既存のドキュメントを流用し回答することも可能です。そのためChatBotのための回答集をメンテナンスする手間を減らすことができると考えます。

図3.引用元ファイル(申し込み部分抜粋)

さいごに

簡単ではありますが、Azure OpenAIで社内のファイルを検索について書かせていただきました。Azure OpenAIを利用することにより安全かつ迅速に社内ファイル検索できる可能性を感じます。
既存ChatBotの代替品としても非常に有用だと考えています。
まだ開発中の機能ではありますが、興味がございましたら、弊社お問い合わせフォームよりご連絡いただけると幸いです。


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