グローバル管理者とTeamsチャネルの沼
こんにちは
ICTLINKの福原です。
ブログ登板ということをさっきまで忘れていました。
なので今回はやっちまった?エピソードをすごくざっくりと書いていきます。
結論から言うとグローバル管理者の全能感に酔って「あれ?なんでなんで?」となったというだけの話です。そして私は五条悟にはなれませんでした。
削除済みチームと削除済みチャネルの復元
削除済みのチームやチャネルの復元は、Teams管理センターやTeamsアプリから復元が可能です。(具体的にいうとネタバレになるのでぼやかしています。)
今回ミソとなるのが、プライベートチャネルの復元は誰が何処からできるのか、という点です。
なんでも出来るグローバル管理者
私はとあるM365テナントのグローバル管理者です。
グローバル管理者というのは、なんでも出来てしまう管理者のことです。
どんな管理センターでも見れますし、見るだけじゃなくて編集も出来てしまう、最強の権限を持ちます。
つまりそのテナントにおいては、私は五条悟であり範馬勇次郎な訳です。
そのはずでした。
グローバル管理者の万能感を過信していた
前述した通り私はあるテナントのグローバル管理者であり、さながら五条悟のように日々最強を自負して振る舞っていました。
ある日「誤ってプライベートチャネルを消してしまった。早急に直して欲しい。」と言われ、「僕最強だから」とだけ言い残しチョチョイのチョイで直そうとしたのですが、これがまったくうまくいかず。
なぜか最強のグローバル管理者である僕が削除済みプライベートチャネルを見つけ出すことができません。
Teamsアプリからも、Teams管理センターからもどこからも見つからず、という状況です。
呪力がないが故に行方を捕捉出来ない禅院甚爾の恐ろしさがこの時ようやく理解できました。
削除済みプライベートチャネルを見れる人は誰か
そもそも削除済みプライベートチャネルというのは誰が見れるのでしょうか。
正解は、プライベートチャネルの所有者とそのチャネルが所属するチームの所有者です。
つまりは、いくら最強のグローバル管理者であろうと、チームやプライベートチャネルの所有者でない限り、削除済みのプライベートチャネルを見ることはできなかった、というのが今回のオチです。早いしつまらないオチ。(スクリプト叩けば見えたのかもしれませんが、今となっては遅し。)
結局、Teamsチームの所有者に連絡し、該当のチャネルを復活してもらうことでことなきを得ました。
おわりに
今回の件は、自分の知識をちゃんと順序立てて発揮すればすんなり解決したものだと反省しています。
グローバル管理者という、ある種全能のような力を持ったからと言って過信しすぎると死角から天逆鉾で刺されかねません。私は刺されました。
グローバル管理者にもできないことはある、簡単そうな物事でもちゃんと論理的に考えろ、というのが今回の教訓です。
皆さんもトラブルシューティングをする際には、いろはの”い”からしっかりと確認していくことをお勧めします。
それでは。