AzureでP2S環境を構築してみた
こんにちは。アイシーティーリンクの増子です。
最近資格の勉強をしているのですが、難しい・・・。
暗記苦手なんだよなーって思いながらも頑張ってます。
今回のブログは、タイトル通りP2S環境を構築してみたので、
その手順を書いていこうと思います。
※個人で検証した手順となります。
検証した環境はこちらです。
すでにVPNGWは作成している状態で、オンプレとも接続済みです。
この構成にP2Sの環境を構築していきます。
イメージは以下です。
以下から手順を記載していきます。
①クライアントPCで管理者でPowershellを起動し、以下コマンドで自己署名ルート証明書を作成
$params = @{
Type = 'Custom'
Subject = 'CN=P2SRootCert'
KeySpec = 'Signature'
KeyExportPolicy = 'Exportable'
KeyUsage = 'CertSign'
KeyUsageProperty = 'Sign'
KeyLength = 2048
HashAlgorithm = 'sha256'
NotAfter = (Get-Date).AddMonths(24)
CertStoreLocation = 'Cert:\CurrentUser\My'
}
$cert = New-SelfSignedCertificate @params
②クライアントPCで管理者でPowershellを起動し、以下コマンドでクライアント証明書を作成
$params = @{
Type = 'Custom'
Subject = 'CN=P2SChildCert'
DnsName = 'P2SChildCert'
KeySpec = 'Signature'
KeyExportPolicy = 'Exportable'
KeyLength = 2048
HashAlgorithm = 'sha256'
NotAfter = (Get-Date).AddMonths(18)
CertStoreLocation = 'Cert:\CurrentUser\My'
Signer = $cert
TextExtension = @(
'2.5.29.37={text}1.3.6.1.5.5.7.3.2')
}
New-SelfSignedCertificate @params
③クライアントPC上で[ユーザー証明書の管理>個人>証明書]を開く
④自己署名ルート証明書を探して右クリックし、 [すべてのタスク] ->[エクスポート] をクリック
⑤[次へ]をクリック
⑥[いいえ、秘密キーをエクスポートしません] を選択して、[次へ] をクリック
⑦[エクスポート ファイルの形式] ページで [Base-64 encoded X.509 (.CER)] を選んでから、[次へ] をクリック
⑧[エクスポートするファイル] で、 [参照] をクリックして証明書をエクスポートする場所を選択します。 [ファイル名] に証明書ファイルの名前を指定し、 [次へ] をクリック
⑨[完了] をクリック
⑩[OK] をクリック
⑪[Azureポータル>仮想ネットワークゲートウェイ>該当のリソース>ポイント対サイトの構成]を開き、「今すぐ構成」をクリック
⑫画像の通りに設定
※アドレスプールは、接続元であるオンプレミスの場所、または接続先とする VNet と重複しないプライベート IP アドレス範囲を指定
※パブリックIP アドレス名は任意です
⑬先ほどエクスポートした自己署名ルート証明書をメモ帳で開き、値をコピー
⑭[公開証明書データ] フィールドに証明書データを貼り付け、証明書に名前を付けます。
⑮「保存」をクリック
⑯[ポイント対サイトの構成] ページの上部で [VPN クライアントのダウンロード] をクリック
⑰ダウンロードしたzipをクライアント端末に持っていき、解凍
⑱「WindowsAdm64」フォルダを開き、"VpnClientSetupAmd64"をダブルクリック
⑲VPNGWが配置されているVnet名が表示されていることを確認し、「はい」をクリック
⑳クライアントPCで、[設定>ネットワークとインターネット>VPN]を開く。
VPNGWのあるネットワークの「接続」をクリック
㉑「接続」をクリック
㉒「続行」をクリック
㉓「接続済み」になっていることを確認
㉔管理者特権でのコマンド プロンプトを開いて、 ipconfig/allを実行。
受信した IP アドレスが、構成で指定したポイント対サイト VPN クライアント アドレス プール内のアドレスのいずれかであることを確認。
㉕接続確認。
以下の図の経路でRDP接続できたことを確認しました。
以上が検証時の手順となります。
検証する機会があれば、参考にしてみて下さい!