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2025シーズンJ2順位予想

みなさんこんにちは。ictkです。
今回は2025シーズンのJ2の順位予想と展望の記事です。
2024シーズンの総評という記事を以前投稿しましたが、今回は移籍シーズンを合わせた形での評価になります。
J1編、J3編も合わせて投稿していきます。


順位予想

1位:Vファーレン長崎
2位:ジュビロ磐田
3位:モンテディオ山形
4位:北海道コンサドーレ札幌
5位:ベガルタ仙台
6位:ブラウブリッツ秋田
7位:サガン鳥栖
8位:RB大宮アルディージャ
9位:いわきFC
10位:ジェフユナイテッド千葉
11位:ヴァンフォーレ甲府
12位:大分トリニータ
13位:徳島ヴォルティス
14位:FC今治
15位:水戸ホーリーホック
16位:レノファ山口
17位:ロアッソ熊本
18位:藤枝MYFC
19位:カターレ富山
20位:愛媛FC

1位予想:Vファーレン長崎

惜しくも3位で昇格を逃した昨季の長崎。PO仙台戦で見せたような意外な脆さも露呈したが、昨季J2で破壊級の攻撃力を見せたブラジリアンが残留。マテウス・ジェズス選手、ギリェルメ選手、エジカルジュニオ選手、ファンマ選手が残る攻撃陣は、J2レベルではなく、さらに、笠柳選手、松澤選手といったステップアップ濃厚組も残留した。極めつけには、新戦力の加入で、元日本代表で、J1優勝の神戸の主将、山口選手、山形の正守護神後藤選手を筆頭に、SBの関口選手、FW山崎選手、CBエドゥアルド選手とどこにそんな金があるんだと言わんばかりの補強。J1でも10位くらいに行きそうな戦力で、この長崎に泥をつけられるチームはいないのではないか。
昇格には、昨季のPO仙台戦や、アウェー岡山戦と言った脆さを見せる試合をなくしていかなければならないが、新スタジアムが開業し、J2では破壊級の戦力を揃えた長崎を堂々と1位予想をさせてもらった。

2位予想:ジュビロ磐田

またしても1年で降格となった磐田だが、相変わらずJ2では反則級の戦力を抱え、また1年でJ1に復帰してしまうだろうと予想した。ここ数年のJ2は、横浜FCか磐田が一枠昇格の切符を手にしてしまうのだから、J2他クラブのサポーターからすれば、「そろそろ1年はJ1残留してくれ!」と思っていることだろう。
エースのジャーメイン選手はさすがに残せなかったが、渡邊りょう選手が残留。一昨年のJ2藤枝で夏場までに13ゴール決めた選手で、この選手がエースとして残るのだから、恐ろしいだろう。他にも、J1から上夷選手、倍井選手、為田選手、金子選手、佐藤凌我選手が加入。他にも、江崎選手、相田選手が加入し、J2屈指の戦力、もしかすると去年の布陣より強いのではと思わされる陣容だ。
J1昇格を目指すライバルを差し置いて、1年でまたしても復帰すると予想した。

3位予想:モンテディオ山形


昨季J2最強クラブであった山形。9連勝で臨んだPO岡山戦は、まさかの0−3敗北となったが、GK後藤選手を除く主力級は皆残留し、さらにプラスアルファの戦力を加えて、今シーズンに挑む。
KリーグからMF吉尾選手、FWミカルタゼ選手を獲得。吉尾選手は、土居選手の代わりになるプレーができるだろうし、ミカルタゼ選手は、ACLEでも日本クラブの脅威になっていたFWなので、昨季のディサロ選手、イサカ選手、土居選手を中心とする攻撃陣に新たな攻撃陣を構築できるだろう。
後藤選手が去ったことで、守備が崩れる可能性もある。ここの不安や、山形は毎年スタートダッシュが切れないため、自動昇格圏には届かない3位予想となったが、昨季最終盤の勢いそのままにリーグ戦に挑めれば、昇格が見えてくるだろう。

4位予想:北海道コンサドーレ札幌

9年ぶりのJ2を戦う札幌。後半戦は良いサッカーをしていただけに、草刈り場になる可能性もあったが、主力の流出は鈴木武蔵選手、駒井選手、菅選手、岡村選手、浅野選手の5人に抑えられた。
パク・ミンギュ選手、大崎選手と夏に守備を立て直した選手、抜群の突破力でJ1守備陣を手玉に取った近藤選手、チャンスメーカースパチョーク選手、青木選手と争奪戦クラスの選手の残留に成功させることができた。さらに、ベルギー1部コルトレイクから高嶺選手が3年ぶりに復帰。高嶺選手はJ2では反則級の選手であろう。
岩政監督の就任や、久しぶりのJ2でどれほど通用するか、さらにFW陣がバカヨコ選手やサンチェス選手といった夏加入で日本の水に慣れなかった外国籍選手中心になることから4位予想としたが、J2では破壊級の戦力を持っているだろう。財政難もあるが、1年でのJ1復帰は至上命題だ。

5位予想:ベガルタ仙台

森山監督の就任により、PO決勝進出まで復活した昨季の仙台。上位3チームには負けなしで、1年目から強固なチームを作り上げた。
新シーズンを迎えるにあたって、J1昇格が目標になるだろうが、エースの中島選手の退団があり、これは仙台にとってかなり痛いだろう。
しかし、新戦力は昇格への本気度が伺える陣容。浦和の武田選手、町田の荒木選手、FWには8年ぶりのJとなるグスタボ選手、栃木の宮崎選手を獲得し、攻撃陣の戦力アップが目立つ。奥山選手、松井選手の完全移籍獲得にも成功し、今季の激しいJ1昇格争いの中心になるだろう。上位4チームと比べ、退団者の穴が大きいため、5位予想とさせてもらったが、熱量あふれる指揮官の下で、仙台は5年ぶりのJ1を目指す。

6位予想:ブラウブリッツ秋田

J2昇格5年目になるが、今季も吉田監督が積み上げた徹底されたサッカーで、上位戦線を荒らし、今季はPO進出の最後の一枠に滑り込むと予想。
オフシーズンは、秋田に合う選手を獲得できたと思う。FWの鈴木選手、佐川選手、川本選手はフィジカルが武器の選手で、秋田のカウンターサッカーの中心になるだろう。得点力不足解消へのキーマンがこの新戦力FW3人だろう。
他にも新潟の長谷川選手、昨季は栃木でプレーした石田選手など、完全移籍で秋田に加入する選手が増えていることは大きいだろう。秋田の取り組みが評価され、選手から選ばれるクラブへとなっている。今年のJ2は戦国の形相だが、J1未経験の秋田が荒らしに荒らし、POを掴むと予想した。

7位予想:サガン鳥栖

J2降格に伴って、かなりの選手が退団した鳥栖。昨夏にも主力5枚が抜ける異常事態が発生しており、去年開幕時と全く選手が違うということになっている。特に、エースのヒアン選手、GKの朴選手の退団は痛く、この2人の退団は、J2でも苦戦するのではということを示唆している気がする。
加入選手には、清水の西澤選手、C大阪の山田選手を始め、酒井宣福選手が4年ぶりに復帰。抜けた分、かなりの選手が加入している。
今季の降格組で一番J2沼に嵌りそうなチームであるなと思っており、スタートダッシュが重要になってきそう。小菊監督はハードワークを重んじる監督であり、鈴木選手など期待の若手もいる。獲っ鳥栖らしい伝統のハードワークを武器に、1年でのJ2復帰を目指しているだろうが、道のり
は険しいだろう。

8位予想:RB大宮アルディージャ

昨季レッドブルがチームの株式を100%買い取り、チーム名、ロゴ、ユニフォームなど大幅な変化があった大宮。昨季のJ3をダントツの1位で昇格し、どこか生ぬるかったJ3降格前の雰囲気もなくなって、J2に戻ってきた。
RB傘下による大型補強が期待されたが、そこまでの大型補強はせずに、J3のチームをベースに今季を戦うだろう。それでも、J1で二桁得点経験もある豊川選手、横浜FCからカプリーニ選手と、ガブリエル選手が加入。同じく昇格組から、昨季のJ3でSBながら8ゴールを奪った安光選手も加わり、昇格1年目ながら、J2のダークホースになれるだろう。
ギリギリPOに届かずくらいだと思われるが、チームは1年でJ1昇格を目指しており、RBが参入した大宮の戦いは、今季のJリーグの一つの楽しみになるだろう。

9位予想:いわきFC

主力を大量に引き抜かれながらも、9位でシーズンを終えた昨季のいわき。10ゴールを記録した主砲の有馬選手、正GK立川選手は退団したが、ステップアップ濃厚であった谷村選手、山口選手、山下選手が残留したのはこの上なく大きい。個人的にこの3人はいわきのレジェンドとして引退するまでチームにいてほしいという思いがある。
レンタル中心のチーム編成は例年通り。レンタル組が大きく入れ替わり、今季は広島から身長203cmCBの木吹選手、柏のドリブラー鵜木選手らが加入。さらに、2年前の主力CB遠藤選手が完全移籍で復帰し、戦力は昨季から上がったと見ることができそうだ。
PO進出が目標になるシーズンになる。J1経験クラブに一泡吹かせる勢いで頑張ってほしいところだ。

10位予想:ジェフユナイテッド千葉

昨季は7位でPO進出を逃した千葉。最後の2連敗でシード圏外になってしまったため、悔しい結末になってしまった。
その中、エースの小森選手が海外移籍。チームの得点の3分の1を決めた大エースの流出は痛く、小森選手依存の試合も多かった千葉は、今季厳しくなるものと思われる。DFの佐々木選手、MFのドゥドゥ選手の退団もダメージは小さくない。
小森選手に代わるエース候補として、デレク選手、石川選手が加わり、鳥海選手の復帰、若原選手、前貴之選手の加入もあったが、全体的には昨季より戦力値がマイナスしている印象がある。
J216年目を迎え、連続在籍年数は今季で2位タイとなった千葉。厳しい状態になったが、意地を見せたいところ。

11位予想:ヴァンフォーレ甲府

甲府にとって痛いのはアダイウトン選手の退団だろう。34歳だったとはいえ、エースとして14ゴールをマークした重戦車ドリブラーを残せなかったのは、今季の不安材料だろう。関口選手、渋谷選手とレギュラークラスの退団もある中、岡山の10番田中選手、富山の10番マテウスレイリア選手らを獲得。退団者のネームに比べて、加入者のネームが少し劣る形となってしまう。
それでも、昨夏に就任した大塚監督就任後の甲府の状態は上回っており、このあたりの順位予想とした。J2 8年目を迎えるが、ACLでベスト16に進出する力もある甲府。早くJ1でその姿を見たいサポーターはたくさんいるはずで、頑張ってほしいところだ。

12位予想:大分トリニータ

J2再降格後、一番苦しいシーズンになった大分。片野坂監督の続投には賛否両論ありそうだが、かつてはJ1に導いた監督は続投が発表された。昨季と同じ徹は踏まないだろうし、今季は修正してくると見て12位に予想した。
レジェンドの清武選手の復帰、いわきで二桁ゴールを決めた有馬選手が今オフの補強の目玉で、大分スタイルにフィットできるか注目だろう。ただ、それ以上に退団者の穴が埋まりきりそうでないのも事実であり、長沢選手、安藤選手、弓場選手、保田選手とセンターラインが骨抜きになっているのが気になる。この穴が埋まらなければ、一気に降格候補になってしまうが、片野坂監督はどうするか。
J1のいた頃の大分は、上位勢を食っていく姿が個人的に好きで、再びその姿が見られることを密かに期待しているだけに、頑張ってほしいところだ。

13位予想:徳島ヴォルティス

今季のJ2で一番順位予想が難しいのが徳島だろう。FWにブラジル人助っ人が3人も加入し、どれくらい活躍できるかわからないために、予想が非常に難しい。他にも、山田選手、高木選手、重廣選手とJ2で実績のある選手が加入しており、主力の残留もブラウン選手、柿谷選手、森選手に抑えられた。
ブラジル人を前線に3枚補強するという賭けに出ているため、この3人が全員活躍すれば一気に昇格候補、期待外れに終わればJ3降格もあり得るというなんともギャンブル要素が強い。ギャンブル要素が強いため、順位予想はこのあたりにさせてもらったが、非常に得体がわからないチームであり、どういう戦い方をしてくるか楽しみだ。

14位予想:FC今治

初のJ2昇格を果たした今治。ヴィニシウス選手とともにJ3得点王の藤岡選手が加入し、J3得点王ツートップは、どれくらJ2で戦えるか観物だろう。
さらに、FC東京から梶浦選手と大森選手がレンタルで加入し、GKにはいわきから立川選手を引き抜いた。J2昇格初年度ながら、補強費にかなりの額をかけており、期待できそうな陣容だ。
監督が変わり、まだまだ未知数な所も多いが、初昇格ながら、ワクワクする陣容を揃えてきた今治。攻撃が全く通用しなければ、J3に1年で逆戻りの可能性もあるが、今季のJ2で注目すべきチームの一つだろう。

15位予想:水戸ホーリーホック

J2の門番として君臨する水戸。毎年のように、レンタルで覚醒した若手有望株、完全移籍で獲得した主力の流出が止まらないが、例に漏れず、今季も主力クラスの多くが退団。山田選手、新井選手がJ2のライバルチームに移籍し、レンタル組の多くもレンタルバックとなった。新戦力には、大分からFWの渡辺選手、栃木から奥田選手と大森選手が加入。レンタル組には、町田から芦部選手と、仙台から知念選手を獲得し、戦力は維持できたが、厳しい戦いになるだろう。
ここ数年の水戸は、序盤戦で躓くことが多く、スタートダッシュを切れるか否かで順位が左右されるだろう。退団者のダメージは大きく、このあたりの順位と予想させてもらった。

16位予想:レノファ山口

志垣監督就任1年目は、前半戦はPO圏につけるなど躍進したが、後半戦に勝てなくなり、右肩下がりの成績となってしまった山口。関選手の引退もある中で、新保選手を始め、前選手、ヘナン選手、平瀬選手、若月選手、相田選手とかなりの数の主力が退団。しかし、補強も充実しており、新正GK候補にマルスマン選手、J1からは松田選手と宮吉選手、亀川選手が加入し、岡庭選手、有田選手も加入した。戦力補填はできたが、昨季後半戦からの停滞感が否めず、今季は残留争いのシーズンになると予想した。
もっとも、新加入選手と志垣監督がマッチすればさらなる可能性も秘めているのがこのチームであり、何が起こるかわからないチームでもある。毎年のように主力選手が退団して一からチーム作りになり、躍進した次の年は残留争いするというシーズンが続いているが、それを覆していきたい。

17位予想:ロアッソ熊本

江崎選手、石川選手、田代選手、唐山選手と主力級が4枚退団し、加入者は、東京Vの袴田選手、福島で昨季16ゴールの塩浜選手、沼津の正GKの武者選手の3人に加え、残りはルーキーというなんとも予想のできない布陣となった。ステップアップ候補だった豊田選手と大西選手を残せたのは朗報だが、今季も残留争いになってしまうだろう。
しかし、降格圏にいる時期もありながら、なんとか残留を果たしてきたのも事実であり、大木監督の手腕には注目が集まる。若手の能力開花には定評があり、シーズン終了後には、誰が覚醒しているかわからないのが熊本のおもしろいところ。激しい残留争いの末、残留ラスト一枠は熊本が掴むと予想した。

18位予想:藤枝MYFC

J2昇格3年目を迎え、須藤監督はPO進出を目標にしているが、エースの矢村選手の退団によって、かなり厳しい戦いになると思われる。
矢村選手の影響力は絶大で、彼が去年の藤枝のゴール数の4割以上を記録しており、得点力不足に陥る可能性がある。彼一人抜けただけで、一気に降格候補になってしまうのも無理がないだろう。
それでも、戦力補強は着実で、仙台の松下選手、水戸の楠本選手とチームに合いそうな人材を補強。J3からの個人昇格も例年通りで、鳥取の松木選手、琉球の森選手、昨季琉球でプレーした岡澤選手をC大阪からレンタルで獲得した。降格予想としたが、10位くらいまでは可能性があると思っている。
昨季はスタートダッシュに失敗し、徐々にあげてきた形になったが、今年はスタートダッシュに失敗すれば、泥沼に嵌りそうな気がしてならない。全ては最初にかかっているだろう。

19位予想:カターレ富山

11年ぶりのJ2に挑む富山。マテウスレイリア選手、安光選手を除く主力はみな残留し、松田力選手、濱選手、武選手とここ数年のJ3での活躍が記憶に新しい選手を補強。スカッドは揃ってきたが、それでもJ2では厳しい戦力になってしまう。現時点では、残留できたら御の字といったところだろう。
試合展開も、J3時代以上に守る時間が増え、一昨年爆発的な攻撃力でJ2昇格を果たした鹿児島ですらJ2では全く戦えなかったことを考えると、富山はそれ以上に厳しいかもしれない。
それでも、勝負強さでPOを勝ち抜いて上がってきただけに、勢いはあるだろう。新スタジアム建設の構想もあり、県民はサッカー熱が上がっているはず。富山が今年J2で躍進したらさらにその熱は上がってくるはずで、動向が気になるクラブだ。

20位予想:愛媛FC

J2復帰1年目は、序盤戦こそ躍動したものも、後半戦全く勝てなくなり、残留ギリギリの17位で終わった。小川選手、森下選手の両CBが鳥栖に移籍し、尾崎選手、松田力選手と退団者の数も少なくないが、補強はなかなかおもしろい。若手を中心にレンタルで獲得し、躍進があるかもしれないメンバーだ。
しかし、昨季後半戦の停滞はなかなかひどいものであり、調子を含めた現在の状態は、最下位になってしまう。これからどうなっていくかわからないし、サポーターには申し訳ないが、最下位予想となってしまう。
すべては石丸監督の手腕にかかっており、いろんなメンバーを試せるだろうから、前半戦が肝になってきそうだ。

最後に

昨季はPO争いが例年になく盛り上がり、敗退したチームがほとんど戦力を抜かれることなく、ハイレベルなJ2になりそうですね。J1から降格してきたチームのレベルも高く、昇格争いは過去最高に厳しく、盛り上がる年になりそうです。
残留争いも降格枠が3枠になったことで、シビアになりそう。J1経験のあるチームも、決して安心できないですね。
最後まで拝読ありがとうございました。


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