売れ残りの記憶
ヨーカドーの惣菜コーナーを物色していたら、カボチャのコロッケが目に止まりました。
カボチャのコロッケ。
自分の中の記憶に何かと結びついているはずなのに思い出せません。
なぜ目に止まったのか分からないけど、こういう場合はとりあえず買って食べてみて思い出すことが1番だろうと買い物カゴに入れました。
美味しかったです。
多分、学生時代のバイト先のスーパーの記憶と関係がありそうでした。
そのスーパーの閉店準備の際、揚げ物コーナーの売れ残りは持って帰って良いルールでした。そこでよく売れ残っていたカボチャのコロッケを持って帰って食べていました。
僕の株が下がるだけなので具体的には書きませんが、僕はろくに仕事が出来ませんでした。だからといって落ち込むほど真面目な性格でもなかったので、気にせず揚げ物頬張っていた学生時代。
もっと大事な記憶だったような気がしたのですが、それまるごと気のせいでした。
少し期待はずれでしたが、もし自分にとって大事なことがカボチャのコロッケと結びついていたら、あまりにも安っぽくて嫌だったかもしれません。
肉も入ってないし。そりゃあ売れ残るわ。
でも久しぶりに食べたら美味しかったので、また買うと思う。
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