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ホームページのリニューアルの動機と目的

当社ではホームページのリニューアルを多く手掛けています。規模の大きいものでは自治体や関連団体、総合病院、金融機関などで、数か月かかるものが多いですね。
その動機や目的はいくつかありますが、
・デザインが古く、スマホ対応になっていない
・更新業務などが容易でない(担当が苦労している)
・機能性(導線など)を改善したい
・サーバーの更新時期(ソフトの関係で動作しなくなる可能性)
・CMS等のバージョンアップができなくなっている
などがあります。
中には、制作した業者が廃業や連絡がつかないというケースもままありました。10年以上前は制作業者も仮に技術的に稚拙な部分があっても受注できたという時代もありましたし、個人事業主が広告代理店経由で制作している例も多かったと思われます。
以前、リニューアルの依頼を受けた案件は制作会社が連絡をくれない、電話をかけても返信が1週間後のこともあったということも聞きました。

ホームページのベースとなるソフトウェアなどは年々新しくなり改良されているので、最新の状態にすることが必要です。
特に最近はWordPressなどCMSと言われるソフトウェア・ツールを使っています。このようなツールはオープンソースと言って、開発した人や団体が無料で公開し、自由に使えるようにしたものです。そして多くの人が改善をおこない、それが取り入れられてツールがどんどん良くなっていきます。
このようなオープンソースのソフトウェアは、よいものであればどんどん普及します。ホームページを作る際に、WordPressは世界で65%、日本で83%利用されています。
ところが利用者が多いということは、悪意を持った者が、悪さをするという可能性も高くなります。一般にセキュリティホールというのですが、ソフトウェアのちょっとした欠点をついて悪さができるものです。それが見つかるとやはり多くの方々や機関が見つけて対策をおこないます。ズボンに開いた穴を布でふさぐことをパッチを充てるといいますが、同じようにセキュリティホールにパッチを当てていきます。
そのようなパッチが多くなるとソフトウェア全体にも影響が出かねないので、ソフトウェア自体をアップデートすることで対策するということがなされます。アップデートが大掛かりになるとバージョンアップとなることもあります。
このようなアップデートやバージョンアップは運用上とても重要ですが、一般の方には操作など難しい場合もあって、ほったらかしになる場合もあります。
一度バージョンアップを逃すと次にバージョンアップができないというケースもあるのです。

ですから、自治体とかでも、そのバージョンアップの関係でサーバーが新しくなると、ホームページが動かなくなるということになりうるのです。

一般企業の場合はどうかというと、同じような理由でリニューアルをされるのですが、特にスマホ対応が大きな要因です。
スマホでの閲覧率は年々増えています。自宅にパソコンがあってもほとんど使わないという方もいます。
総務省の情報通信白書では、「スマートフォン(68.5%)がパソコン(48.1%)を20.4ポイント上回っている。と報告されています。
地方ほどその傾向は強いようです。
したがって、スマホを意識したホームページ、情報発信が必要ということになります。

以前も携帯電話用のページを作成することもありましたが、いわゆるガラケーでは情報量も限定されます。写真などは容量が大きいと表示されない場合もありました。
今は、スマホはパソコン並みあるいはパソコン以上の能力を持っています。その普及率も高く、スマホ・ファーストという言葉もあるくらいです。
スマホ用にページを別途作成し、情報もPC版と両方に入れないといけないという時代もありましたが、今は、レスポンシブデザインという方法があり、PC版もスマホ版もひとつでよく、自動的にスマホ用にレイアウトが変更されて表示するようになりました。

WordPressのようなCMS導入でこのスマホ対応はとても簡単に実現できるようになりました。

ホームページリニューアルの動機・目的ですが、
・デザインが古く、スマホ対応になっていない
・更新業務などが容易でない(担当が苦労している)
・機能性(導線など)を改善したい
・サーバーの更新時期(ソフトの関係で動作しなくなる可能性)
・CMS等のバージョンアップができなくなっている
と書きました。

CMSを適確に導入することで、上記の内容はカバーできます。また、サーバーも信頼できる業者のサーバーを利用することで、安心して運用が可能です。
デザインは導線とも密接な関係があります。導線とはスーパーマーケットなど小売店でよく使われる言葉です。最初に野菜、次に魚や肉といった、消費者が買いやすい線を構築することです。
ホームページもこの導線が重要です。閲覧者が欲しい情報にすばやくたどり着けるかどうか、あるいは閲覧者にホームページの持ち主が見せたい情報を無理なく見せられるかといったことをこころがけることが必要なのです。

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