寝る前の読みきかせ🌙「アラビアンナイト」
別名「千一夜物語」
日本の本がある図書館で、「子どもに語るアラビアンナイト」という本を見つけました。
アラビアンナイトって、アラジン?ってくらいしか知らない私でしたが、子どもに読み聞かせられるってことで、手に取ってみました。
まえがきにある「始まりのお話」に一気に心を奪われて、子どもに読み聞かせるだけではなくて、自分も楽しみになっていました。
この本を読み聞かせてよかったところをまとめたいと思います🌙
娘たちにとって身近なイスラム教のお話
基本的にイスラム教がお話のベースとなっています。
マレーシアの国教であるイスラム教は、娘たちにとって身近な宗教です。
なぜなら、クライスメイトの半分以上がイスラム教で、お祈りしたり、イスラム教について学ぶ科目が入ってたり(イスラム教徒のみ)、イスラム教が身近に感じられる場面はあるようです。
アラビアンナイトの登場人物たちの強い信仰心や、根底にあるイスラム教の考えは、娘たちにはイメージがつきやすいみたいです。
物語に入り込んで、よく聞いてくれています。
(同じ年齢のころ日本育ちの私が読んでたら、イメージがつかなさすぎて、きっと半分も理解できなかったとおもうw)
お話がどれもおもしろい!
まえがきの通り、「明日、我が身がなくならないように、明日にも続きが聞きたい小話」で溢れています✨
東は中国、西はエジプトまでと広大なアラビアンナイト地図の中で
主人公が馬や魔法で縦横無尽に移動していきます。
不思議で、わくわくして、ときどき悲しくて、
でもそれが非日常っぽく感じないのはきっと、
愛や欲望や生死、神への感謝の心など、人間らしさがありのまま物語に書かれているからだと思います。
読み聞かせにしては、一つの話がまあまあ長いので(ゆっくり読むと5分以上はかかっている)少し早めに始めようと思いつつ、いつも寝る直前になってしまいます😅
長女は途中で寝てしまいますが、物語好きの次女は必ず最後まで聞いています。
(夢は絵本作家✨)
まとめ
この本は読み聞かせではなくても、小学校中学年以降のお子様なら
読み物として読むっていうのも、いいのかなと思いました!
日本にも「おおきなかぶ」など他国の伝承文学は
長い間、親しまれていますよね。
他国の文学を読むことは、
そこに住む人たちの生活や価値観が知れて
子どもたちの視野を広げることができそうです。