【エッセイ】自分にとっての音。
私は耳が良いらしい。
イヤホンから流れる音楽。
電車や車の音。
料理をしていたり、子供の声の生活音。
私は自然の音が好き。
良いと言っても、聴力があるわけでも絶対音感があるわけでもない。
感覚的なものだ。
なんとなくこの曲良いとかそういうもの。
目立った能力ではないが、あまり無い能力なのではないだろうか。
それを言われ思い返してみると何かしらの音楽を聞いている気がする。
イヤホンから流れる音楽を聞き出したのは地元の田舎から都会に出だしてからだ。
それまで音楽といえば車の中で聞くくらいで、◯◯を聞こうと思って聞いてこなかった。
実家では常にテレビが流れ、何かしら聞こえている。
自室に戻っても田舎の外はうるさい。
窓を開けると虫などを始めとする生き物の声がとても聞こえる。
ちょうどこの時期は1年の中でも特にうるさい。
こういった声を聞けなくなって久しい気がする。
都会に出てからはイヤホンをつけることが多い。
色々な音が混じりすぎてしんどくなる気がする。
最近、自分がイヤホンをしたくなるタイミングを考えている。
やはり道路沿いや昼間はつけることが多い。
公園や住宅街を夜に歩く時はそこまでしたいと思わなかった。
自分で考えたこともなかった音と自分。
確かに無意識的に気にしているようだった。
明日はどのプレイリストを流そうか。
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