【エッセイ】今の自分が、未来を作る。
都内の夜は明るい。
きちんと整列された街灯が、見渡す限り張り巡らせれている。
煌々としたその明かりは深夜になっても変わらない。
ふと、息を吐くと息が白いことに気づいた。
冬が目の前までやってきているようだ。
先日の友人の結婚式では遠方からの出席も多かった。
北は北海道、西は山口にまで至るそうだ。
距離にしておよそ1,000kmである。
筆者の実家がある兵庫までもおよそ500kmもある。
距離に直すと改めて遠さがわかる。
昔の人はこの距離を歩いていた。
今ほど道路が整備されていない中を一歩一歩。
地図も現在のようなGPSがあるわけでも、正確無比なものがあるわけでもない。
今にしてみれば考えられない。
どういう気持ちで歩いたのだろうか。
当時の人に聞いてみたいものである。
今目の前の道を進むと、どこにでも行ける。
道筋や方法はいくらでもある。
それが何時間、何日かかるかは分からない。
一つ言えることは、方向さえ合っていればいつかは着くこと。
明日も良い日になりそうだ。
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