情報リテラシー論 11
今回の授業では、若者がどんどん書籍から離れ、紙媒体が苦戦している現状について学びました。
最近ではスマホ一つで漫画や雑誌、小説など何でも読めるため、紙媒体から若者が離れていく現状には少し納得もできてしまいます。
実際、紙として実物を買ってしまうと読み返すことがない限りは物体として家の中に残るため、収納が圧迫されたり処理に困ったりなどの問題がありますよね。
スマホで書籍を購入してしまえば場所も取らないうえに、誰に何を読んでいるのか見られることもないという利点もあり、メリットが多く目立ちます。
そこで今回は電子書籍のサービスを行なっていない雑誌はどれだけの売り上げ数なのかを調べ、それらからどれだけ紙媒体離れが進んでしまっているのかについて調べて行こうと思います。
調査
今回は私も多く購入させていただいている、アイドル雑誌のPOTATOさんを対象に調べていこうと思います。
2008年から2023年の4〜6月の発行部数で比較していこうと思います。
調査した結果がこちらです。
2008年から右肩下がりになっていることがわかります。
2018年には67,000発行部数となっており、2008年の217,067発行部数の三分の一ほどにもなってしまっています。
出演しているアイドル自体は変わらず人気があるのにも関わらずかなり大幅に下がっていることから、紙媒体の需要が下がってきているとも言えると思います。
しかし、常に右肩下がりであったグラフは2020年のあたりで変動していることがわかります。おうち時間が多くなったコロナ禍が影響しているのでしょうか。
忙しい日常の中では短時間でパッと読むことができる手軽な電子書籍の需要が高いですが、比較的おうち時間を取ることができたコロナ禍では書籍の人気が高かったのかもしれませんね。
そう考えると、より忙しい現代にとってやはり書籍は馴染まないのかもしれません。
まとめ
これは雑誌界の中の一例に過ぎませんが、発行部数が大幅に下がっていることがわかりました。
最近では長い歴史のある雑誌であってもデジタル配信に切り替え、紙として発行しなくなった雑誌が多くあります。
紙として形に残り、ページを開けば一瞬にして買った当時に戻ったような気持ちになれる紙媒体。
形に残るというのは紙媒体が持つ長所ですが、その長所が無駄を省くことが重視されるようになった現代では逆に短所になってしまったのかもしれません。