MTGパイオニア環境調査(NEO)
みなさん、こんにちは。ICKW kidです。
今回はテーブルトップの競技イベントにて直近で採用される
パイオニアについて調査してみました。
デッキタイプや主流のサイドカードをまとめました。
デッキの調整、作成などのお役に立てば幸いです。
私自身は制定当初に週刊禁止の頃に遊んでいました。
外出が難しくなってからは紙でのプレイが難しくなり
NEO前に王神(GPG)を組んでカジュアルに遊んでいる程度でした。
競技イベントに採用されたのでカジュアルで遊ぶ機会も増えそう。
しかし、現状の環境があまりにもわかっていないので今回調査しました。
今回もmtggoldfish様からMOでの結果等を引用させていただきました。
MOにて結果を残されているプレイヤーに感謝しつつまとめていきます。
・最初に
パイオニアでの禁止カードについて
パイオニア環境はフェッチランドが制定当初から禁止です。
そのため極端な多色化は容易ではありません。
また、プールの問題なのかコンボデッキが強すぎる傾向にあり
目立ったコンボは軒並み禁止となっています。
先日の禁止改定で夢の巣、ルールスが禁止となり
アグロデッキなどで3マナ以上のパーマネントの価値が戻っています。
(2マナ以下縛りがなくなった)
・現状のメタゲーム
https://www.mtggoldfish.com/metagame/pioneer#paper
直近では以上のようになっているようです。
また、直近の大会結果はつぎのようになっていました。
青白コントロール、赤単、各種コンボが目立ちます。
また、フェニックスデッキも根強い人気、強さがうかがえます。
二ヴ、サクリファイス、BRなどのミッドレンジも少数勢ながらも存在しています
・各デッキについて
ここからは各デッキの主パーツからどのようなデッキなのか見ていきます。
サイドボードも人気のあるカードを抜きだしてみました。
パイオニア環境はどうなっているか見てみましょう。
・青白コントロール
https://www.mtggoldfish.com/deck/4709649#paper
ノンクリ型にヨーリオンを相棒にした形が主流の様です。
80枚でも強力なカードでデッキを埋められるのは強みですね。
除去、ラス、打ち消しで盤面をさばき
強力なフィニッシャーのテフェリー(放浪皇)で勝利する感じでしょうか。
NEOで大幅に強化されている印象を受けます。
(除去、放浪皇の追加、魂力土地)
ドビンの拒否権をたっぷり採っているのでコンボ耐性は高そうです。
サイドには
安らかなる眠り、黄昏の享楽、神秘の論争の採用率が高いようです。
あとは追加のラスや減衰球が入るようです。
・ナヤウィノータ
https://www.mtggoldfish.com/deck/4688834#paper
軍団のまとめ役、ウィノータをキーとしたアグロコンボ。
大量のマナクリから3Tウィノータ+複数誘発を狙っているようです。
復活の声、エシカの戦車といったウィノータの種になりつつ
単純に強いカードを採用しているのでウィノータがいなくなってしまっても
殴りに行けるのが強そうです。
サイドには
耳の痛い静寂や安らかなる眠り
ヘイトクリーチャーである精鋭呪文縛り、エメリアのアルコン
スカイクレイブの亡霊、傑士の神、レーデインが見られました。
また、反逆の先導者、チャンドラも見られました。
サイドから殴り合いでは負けないので
コンボ、コントロールを重く見ている感じでしょうか?
・ロータスコンボ
https://www.mtggoldfish.com/archetype/pioneer-hidden-strings#paper
水蓮の原野をアンタップしてマナ加速し、根本原理を打つコンボデッキ。
コンボなので度重なる弱体化を受け、環境を壊さない強さになっているのでしょうか。
NEOにてヘイトカードの対策である耐え抜くもの、母聖樹を手に入れたのは良いですね。
サイドは
ウィッシュボードに枚数を割いています。
それ以外はハンデス対策、コントロール対策が採用されています。
・イゼットフェニックス
https://www.mtggoldfish.com/deck/4688340#paper
軽量ドローを連打するお馴染みのデッキ。
自然と墓地が貯まるので、パイオニアで使用可能な宝船の巡行が強力です。
また追加ターンコピーのパッケージが少量入っているのが最近の流行の様です。
ドローが多く再現性が高そうなのも良さそうです。
サイドには
オール3点、高山の月、打ち消しといった対策カード
ドレイク、ヤンパイ、ジェイスといったいわゆる軸ずらしカードが見られました。
・BRミッドレンジ
https://www.mtggoldfish.com/deck/4709651#paper
思考囲い、致命的な一押しといった軽量で強力な妨害をバックアップとして
優秀な赤と黒のクリーチャーで殴っていくデッキ。
チャンドラ、ソリンといったPWを搭載した遅めのタイプ
血とキキジキのディスカードに着目しマッドネスを採用したタイプ
赤敵対者を採用して早めにしたタイプなどが見られました。
近年の赤黒クリーチャーの強力さが見られるデッキですね。
サイドには
除去、ハンデスといったいかにも赤黒らしいものになっています。
・赤アグロ
https://www.mtggoldfish.com/deck/4709644#paper
軽量の果敢クリーチャーと火力で速やかにライフを削り切るデッキ。
ルールスが禁止となって赤単色になったり、採骨の巨人やチャンドラといった3マナ以上のリソースカードが採用されデッキが変化しました。
メインはボロスの魔除けだけタッチした赤白タイプ
ヴィーアシーノの紅蓮術士などで火力に特化したバーンタイプが見られました。
サイドには
ゲイン妨害、4点火力、PWが見られました。
・ラクドスサクリファイス
https://www.mtggoldfish.com/archetype/pioneer-rakdos-sacrifice#paper
波乱の悪魔をキーとしたサクリデッキ
NEOで多くの新カードを手に入れています。
回避能力がないクリーチャーデッキにはとても強そうです。
サクリ台がアーチファクトなのでカーンを採用したタイプ
https://www.mtggoldfish.com/deck/4709650#paper
食肉鉤までは採用せずにジェガンサを相棒にしたタイプなどが見られました。
サイドには
ハンデス、除去、コンボ対策が見られました。
・5C二ヴ
https://www.mtggoldfish.com/deck/4673547#paper
二ヴのアドバンテージで押し切るミッドレンジ?デッキ
呪禁を持つ森の女人像が頼もしいですね。
採用カードは二ヴで手札に加えられる2色カードがたくさん。
使用者の好みが出そうですね。
また、白日の下にから直接唱えたりとツールボックスデッキでもあります。
サイドも
打消し、ハンデス以外はカラフルに好みのでそうな対策カードが詰まっています。
・バントスピリット
https://www.mtggoldfish.com/deck/4702456#paper
カンパニーをタッチしたスピリットデッキ。
ロード2種+αと呪文捕らえがキーカードですかね?
飛行クロックで速やかに殴り切れそうです。
サイドには
スピリットなのに安らかなる眠りがあります。
このデッキ自体は墓地はそこまで使用しません。
その他はコンボ対策、除去、打ち消しが見られました。
・黒単アグロ
https://www.mtggoldfish.com/deck/4688842#paper
パイオニア制定当初から存在するデッキ。
墓地から戻ってくる頭でっかちのクリーチャーで殴り切ります。
思考囲い、致命的な一押しが強力なバックアップとなっていそうです。
サイドには
カリタス、ソリンといった長期戦を見たカード
追加の除去、ハンデスが見られました。
・ジャンドサクリファイス
https://www.mtggoldfish.com/deck/4673551#paper
上記のラクドスサクリファイスに緑の要素である
パンくずの道標、コルヴォルトを採用したデッキ。
緑のマナ加速からボーラスの要塞を搭載するタイプもありました。
サイドには
緑を入れたことで置物対策が強くなります。
・青単スピリット
https://www.mtggoldfish.com/archetype/pioneer-mono-blue-spirits#paper
ドミナリアスタン期の青単のようなクロックパーミッションデッキ。
軽量飛行クロックと打消しで殴り切るようです。
サイドも似たような感じで
追加の打消し、墓地対策、コントロール奪取が見られました。
・4C創案の火
https://www.mtggoldfish.com/deck/4688835#paper
クリーチャートークンを出してからの異形化で
早期に裏切り者の工作員をデッキから場に出します。
放浪皇、サメ台風がキーカードでしょうか?
デッキの構造上、メインに打消しは入っていないことがほとんどです。
サイドには
コンボ対策、安らかなる眠り、打ち消しが見られます。
サイド後はミッドレンジのように戦うことが予想されます。
・エスパー機体リアニメイト
https://www.mtggoldfish.com/deck/4702461#paper
大牙勢団の総長、脂牙をキーとしてパルへリオンⅡを早期にアタックさせるデッキ。
エスパーなのでルーター呪文でキーパーツを手札と墓地に揃えます。
サイドには
ラス、コンボ対策、白黒ならではの断割が見られました。
・マルドゥ機体リアニメイト
https://www.mtggoldfish.com/archetype/pioneer-mardu-greasefang#paper
エスパーと違いクリーチャーが多めです。
殴りつつルーターしてパーツを揃える感じでしょうか?
サイドは
ハンデス、除去、減衰球とお馴染みのメンツが見られます。
・ジェスカイ隆盛
https://www.mtggoldfish.com/archetype/jeskai-ascendancy#paper
ジェガンサが相棒なことが多いようです。
ジェスカイの隆盛を置いた後に森の目覚めを打って一気に高打点を与えるコンボデッキ。
軽量ドローでパーツ集めとジェスカイの隆盛の誘発ができます。
チェーンコンボだと思うのでたまーに止まることもあるのでしょうか?
消すスペルが分かり切っているのでコントロールは厳しい?
サイドには
沈黙
シングルシンボルの全体火力の光輝の炎
打消し、丸焼き
軸ずらし?の僧院の導師と特徴的なカードが見られました。
・緑単PW(信心)
https://www.mtggoldfish.com/deck/4688838#paper
力線は禁止になってしまっていますが
緑のマナクリから早期にPWを定着させるデッキ。
カーンからアーティファクトをサーチするタイプ。
青をタッチして打消しやハイドロイド混成体を採用したタイプが見られました。
サイドは
カーンのウィッシュカード
ケンリスの変身や、対策カード
緑単色だと少し不器用なサイドになってしまうようです。
・考察
かなりの押し付け環境に感じた。
1-1交換で交換していくようなデッキは必殺技を食らったりで厳しそう。
→ミッドレンジは除去→除去→クリーチャー,PWではなく
勝ちを強く意識したものでないとダメそう。打消しがないなら尚更。
ミッドレンジにするなら殴り値を高くしないとダメそう。
思考囲いは1-1交換カードだがキーカードは抜けるため強そう。
マナクリデッキが多い。
上記ぶん回りの速さを上げるためにマナクリの採用が多く感じた。
中速以降のデッキは序盤を乗り越えられる構成が必須だと思った。
森の女人像、樹上の草食獣、マナクリがいるため
地上のクリーチャーのパワーは3以上が必要。
(コントロールも多いのでそこも考えると)
逆に4/4はメインではそこそこ止められそうだが、サイドの火力が4点が主流なことに注意。
4/5で強いのいないかなぁ?
フェッチランドがないので致命的な一押しは強いけど紛争は達成が難しい。
サクリファイスデッキだと強く運用できていそう。
サイドボードは、
呪文連打を止める減衰球、耳の痛い静寂
墓地対策は安らかなる眠り以外は穴があるものが採用。
→墓堀りの檻は機体リアニが止まらない。一時的に墓地を空にするなど
土地基盤に優劣があるのでニューカペナのトライランドで
強力な3色デッキができるかも。
・最後に
ここまで読んでいただきありがとうございます。
分からないパイオニア環境を知るためにまとめてみました。
なんとなくですがパイオニア参入の足掛かりにはなったでしょうか?
これから競技人口が増えていく&ニューカペナで環境が動いていくのでしょうか?
最後までありがとうございました。
(ご意見、ご要望はtwitterまでお願い致します。)