Young and Innocent Days
20代後半、ビデオ屋の雇われ店長してた頃、1時に店が終わり、その日の集計も10分ぐらい(?)で確か終わり、すぐに帰途につき、自転車で自分のアパートまでこれまた10分、気がつくと部屋ん中だ、そこからの仕草は忘れてる、すぐに風呂入ったのか、どうしたのか。それで深夜なわけで、深夜番組なんか見てる。その時間がいまとなると懐かしい。その頃は友人もおらず、恋人とかそういうもんとは100%無縁、ともかくも人との繋がりがなく、それがずっと苦しく、もどかしく、退屈を感じてたけど、ただ、今からすれば、今はもう57歳、じき還暦、むしろ、その他人との繋がりがなく、ほんと自分の事だけ考えてればよい、幸い、家族の事も特に気にする必要はなかったし、ネットがないから、ましてツイッターなんかない、そういうヴァーチャルとは云え、人の気持ちを慮ることもなく、リアルタイムのニュースや話題に気持ちが落ち着かなくなることもなく、自分の小さな小さな世界にだけ生きていたわけで、なので、今からすれば、その世間知らずが好ましくもあり、またYoung and Innocent Daysが懐かしい気さえする。そこに戻りたい、そこだけにピンポイントで戻りたい、って割としょっちゅう考える。そうだ、当時は若いから体調だのなんだのもなかったしなあ。肉体が無条件に元気だった。それもでかい大きい。
ひとりぽっちでさ、Rolling Stone誌20周年記念番組とか録画して見てたさ。そんなんがさ、その時間がさ、切なく愛おしい。番組見てもそのことについて話す相手もいなかったのに。誰とも分かち合えず、ただ1人で抱え込んでるだけだった。感想も何も。こうしてブログもねえ、ツイッターなんかねえ、ほんと1人で。頭の中で。当時は文章綴る習慣もなかったしさ。
今日は休日。午前中は歯医者。今日はカウンセリング&レクチャーのみで1時間。ほんとたっぷり時間取って毎週治療してる。こんなん初めて。今までは保険診療のみで、虫歯治して、終わりと歯石取りして終了、みたいのしかしたことないからさ。しかも1回10分とかね。それも飛び飛びで、間、2週間とか3週間とか空くのが普通で。今回はほんと毎週コンスタントに行ってる。平日とは云え必ず予約が取れる。ありがたい。カネは掛かるけど、自分の年考えれば必要な先行投資だ。歯は大事。マジ、ほんとに。
ずっと寝不足が続いてて、ゆうべは寝たのが零時近くか、それで目が覚めたのは4時過ぎかな。後はもう眠れない。早朝覚醒。前の日は1~2時間毎に中途覚醒が続き、まったくぐっすり寝た気がしない。こんなんずっと。半年?一年?それくらい前から。老化かなあ。やっぱ。両親ともに不眠症で、眠剤は必須なんで、その流れか。あとこうして眠れないと左足のアキレス腱断裂してからの違和感が強くなるし、舌の左奥の痺れ、それと右腕のテニス肘から来る痛みなんかがより意識されて来る。眠りたい。
やっつけることいっぱいあるはずだけど、ぼんやりしちゃうなあ。
今までにネットに書き散らして来たポエムを集めてまとめたいんだけど、そんなコツコツとしたことは出来ない。詩として完成したのは片手もないけど、その断片類だけでも拾って来たい。
漠然とした不安がつきまとうのは何より、年のせいだろう。自分のももちろんだし、母親がねえ。割と健康な方ではあるけど、不調を訴えることもあるし、特に昨年の交通事故以来、不定愁訴の様な時も多い。母親は高齢ですからねえ。85歳か。おれもぜんぜんやさしく出来てないし。他人にはそうは出来ても、母親相手だと、甘えがあるせいだと思うけど、唯一感情を出せる相手だし、イライラが出てしまい、自分でもよくないとは思いつつ、抑えきれない。おれに余裕がないな。ほんと。それとおかあさんもいつか、そんな遠くない日に死ぬんだなあって思うと、なんかヘンな気もするし、いてあたりまえで、なんかよくわかんないや。夜、夕食の時に、母親と話してて、短い時間で、たわいないことしか喋ってなくても、それだけでも、自分の気持ちの慰めにはなってんだろうなあって思ってたりもする。なんつか、仕事以外で、人と喋ることが、おれ、ほぼない、ってのもあるし。ツイッターぐらいしか、そんなチャンスもなく、休日も1人だしね。大体。人と合うのはおれにはなんつか、年に数回もないイベントって感じ。家族と家族以外はそれはもちろん違い、家族では得られないもんが他人にはあり、でもってもちろん、母親とだけしか得られないものはある。お父さんともっと話しとけばよかったってずっと考えてるけど、まあ、大概そんなもんだ。後知恵しかない。人生には、ほぼ。特に家族関係。お父さんのことは、おれはずっと苦手で、でもずっと好きだった、自慢だったんだなって今からは思ってる。お父さんが料理が得意で、うちのごはんを作る係だったのが、おれにはなんか自慢でさ。昭和ヒトケタで、それっていいじゃん、イケてるよって思うし。でもお父さんは出世的な事がしたくて、そのへん、劣等感あったんだろうなとは思う。だからお父さんには我が家のごはん作りするのってカッコいいよってほんとは言いたかった。でもそんなこと、実際にはこっ恥ずかしくて云えない。そもそもふだんからそんなに会話もないし。その点、母親だと放って置いても向こうからガンガン来るから、うざいなあとか思いつつも、ある意味ラクでもある。その分、おれもおかあさんにはつっけんどんになってしまい、それはよくないけど、なんかそのへんは結局、子供になってしまう。なんかそれなりに話を聴いていられる時もあるし、出来ることはするようにはしてるんだけど、会話とかでは、そのへん、たまにだめだ。大きな気持ちで受け止めるのは難しい。他人には出来ても相手が母親だと感情的になりやすい。そういうときは出来る限り、時間を取って長めに話をするようにしてる。そうすれば、おれも落ち着いてくるし、上手く言えるようにもなってくるし。