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アート作品「インスタレーション -出席者はどこにいるか-」がICI Campに!
ICI総合センターが実施した「ICI Idea Competition」において、リアルコミュニケーションに関するアイデアを募集しました。本企画は主に一般からの応募としていましたが、社内でも応募を行い、別途審査会を行いました。
審査会では最優秀賞を1作品選定し、ICI総合センター内にあるICI Campに実際に製作いたしました。
■受賞者に聞いてみた
今回は、最優秀賞を受賞した髙橋さんにアイデアについて、お話をお聞きしました。
ICI広報:応募いただいた作品のコンセプトについて教えてください。
髙橋:「コミュニケーションのリアリティ」というキーワードをきっかけに三つの案を提出しました。「大草原で行うweb会議」、「講師が実際には隣にいるが遠隔講義に見える教室」など、三つの案を提出しました。今回実現されたのは提案の中の「出席者はどこにいるか」というもので実際には隣にいるにもかかわらず、あたかも遠隔のweb会議を行っているように見せる装置です。
応募3案のうち、インスタレーション2「出席者はどこにいるか」を実現
ICI広報:この作品をきっかけに感じてほしいこと、考えてほしいこと、この作品に期待することは何でしょうか。
髙橋:コロナ禍を契機にweb会議でやり取りする機会が急激に増えました。大変便利になった一方、実際に会ってやり取りしなければならないこともたくさんあります。通常の会議とweb会議の境界線をあえて曖昧にすることで新たな問題定義をしました。見ていただいた方にはこの会議システムでどんな会議を行うと面白いか、想像力を働かせてみてもらえたら嬉しいです。
実際に人が入れるような設計で製作しています
作品製作に加え、動画も撮影いたしました
ICI広報:今回、応募いただいたアイデアが実現されました。また、動画も撮影しましたが、いかがでしたか。新しい発見や驚きがありましたら、お聞かせください。
髙橋:もともと私ひとりで考えていた提案書は「コーヒーをやりとり」でしたが、チームを組んで実際になにをやり取りするのが良いか打ち合わせを重ねたところ、「ハンコ」というアイデアが出てきました。時代性にあった良い提案にブラッシュアップされたと思います。
装置の撮影は協力いただいた会社の方にいろいろと教えてもらいカット割りなど勉強になることがたくさんありました。
出演してもらったチームの皆さんもすごくいい演技をしてもらえたと思います。
また、私も最後の社名を読み上げるところで参加できてよい思い出になりました。(笑)
■おわりに
今回、リアルなコミュニケーションに関連する作品募集/テーマ設定から生まれた作品となりましたが、以前の環境下では考えられないテーマだったのではと思います。
職場での会議のオンライン化やワーケーションなどの働き方改革などが注目されていますが、アートの世界にもいろんな影響を及ぼし、以前とは違った作品が出てくるかもしれません。