タイ旅行
タイに行ってきました。なんで?ってのはこちらを読んでもらえればと思います。
ポケカをしていると、どんどんと世界が広がっていきます。タイに友達ができて、日夜ポケカの話をしていたら実際にタイに行くことになりました。今度はポケカをしにロンドンにいきますし、先々週はフランスからポケカだけをしにきたバーサーカーと一緒に練習をしたりもしていました。いいなあこの感覚。とってもいいです。そして、タイもとってもいい場所でした。
あち〜すぎるのだけがあまりにキツかった(2月でも日中の最高気温は30度を優に超えた)ですが、あとは本当によかったです。今回はそんなタイ旅行の魅力を伝えられたらなと思います。
食事が美味しい
何より僕の好みに非常にマッチしていました。ナンプラーやパクチーを筆頭とした香草のように、香りや癖の強い味付けが多く、またほとんどの食事が結構な激辛でした。外国人の多いエリアでは辛いの大丈夫?と確認してくれることもありますが、大丈夫だよというととんでもない激辛がでてきます。CoCo壱に行ったことがないので基準が難しいですが、セブンの中本や晴耕雨読の担々麺は特別苦しまずに完食できますが、それでも結構つらいものが多かったです。中でもPydeのカフェで食べたトムヤムクンは、辛さを控えめにしてくれたはずなのにそれでも人生で経験したことのない辛さをしていました。その彼と辛くないヌードルを食べに行った際は、誰がこの唐辛子を大匙で使うんだよと思っていたスプーンをちゃんと有効活用して卓上の唐辛子をこれでもかと言うほど入れていて感心しました。生まれつきの耐性が違うのでしょう。
が、辛さ自体は調整してくれたり避けることが可能です。ナンプラーやパクチー、八角が苦手でなければ日本人の口に合うと思います。
そんな僕のタイ料理のお気に入りはソムタムです。青いパパイヤを千切りにし、トマト、干しエビ、ライム果汁、ナンプラー、唐辛子で和えた辛めのサラダになります。Pydeのカフェでいただいて以来どハマりし、至るところで食べていました。日本でも作れたらと思っていますが、中々青いパパイヤが見つからず、未だトライできていません。
人情が感じられる
タイはチップ文化の国です。何かをしたり、あるいはチップを渡した際には、手を合わせてコップンカーとお礼をしてくれて、こちらも気持ちが良いです。あるいは僕が乗ったとあるタクシーは現金オンリーな癖に釣り銭を持ち合わせておらず、両替に方々の店を回った結果ガソリンスタンドにたどり着いたのですが、ただ両替だけをして立ち去って行ったときには凄いなと思いました。タクシーがガソリンスタンドに立ち寄って両替をしてもらったのに給油をしない図太さもですが、店員のお姉さんがいいことしたな〜くらいにしか思ってなさそうなのがとても良かったです。ちなみにそんな小銭はコインランドリー等でよく必要になるのですが流通数が少なく、僕も両替を頼むことが数回ありました。コンビニでも出てこなくてフロントに頼むと、裏から自分の財布を取り出してきて対応してくれたりもしました。
みんな親切なのですが、中でもPydeはとてつもなく親切でした。元々はカフェに遊びにいくだけのつもりだったのに何故かホテルのオーナーまでやっていて泊めてくれたり、どこそこへ移動する際は毎度車を出してくれるし、カフェでも相当張り切ってもてなしてくれました。これは親切とはまたちょっと違う気もしますが、Pydeのおかげでタイをとっても楽しむことができました。
ローカルの雰囲気がいい
たとえばバンコクは、ちゃんと歴史を調べたり勉強したわけではないのですが、長く平和な都市だったのだろうなと感じます。街路樹や公園内、民家の庭に生える木々に至るまでそのほとんどが巨木と言うべきものです。もちろん南国の生育速度というものもあるでしょうけど、平和な時代が長かったのは間違いないように思います。あるいは歩道脇の街路樹がデカくなりすぎると伐採するのではなく歩道の幅を詰めたり、あるいは歩道として舗装されているエリアがなくなっている場所さえあったりもします。ゆっくり流れる時間と、自然を征服しようとするのではなく調和しようという姿勢が見てとれます。
ひとたび路地に入ると道にはゴミが落ちていたり悪臭がしたりと様相が一変しますが、そこに宿る現地の人の活気というものもまた、日本では感じられないものでした。
そして玄関口であるバンコク以外の僕の目的地はホアヒンとパタヤでした。それぞれPydeに会いにいくのとDIRTY LOOPSのフェスが目当てだったのですが、中でもホアヒンはとても良い場所でした。(逆にパタヤは観光地観光地しすぎてうーん)
ホアヒン
バンコクから4時間ほど南に位置するホアヒンは王家の保養地をルーツに持つビーチリゾートです。5キロほど続くビーチは外国人観光客ではなく、国内旅行者により愛される、そんな落ち着いた観光地です。中心地からは少しはずれたところに彼のカフェ、Pony Cafeはありました。
半屋外のこのカフェは国道沿いにあり、車の通り過ぎて行くその風や音の速度感と、カフェのなかにただようゆったりとした時間の対比が言いようもなく素晴らしいものでした。それを演出しているのは重厚な家具、愛らしい馬をあしらった調度品の数々、センスよく配された観葉植物、そして何より素晴らしい食事とコーヒー。これらのどれかひとつが欠けても成り立たないように思います。
馬やあるいはそれ以外のとあるものへの並々ならぬ愛、そしてそのルーツ等掘り下げたい不思議な話も山ほどあるのですが、プライベートすぎる気もするので、是非このカフェに足を運んで、実際に見て感じて欲しいと思います。それだけこのカフェは素晴らしいものでした。
そして目玉はやはりビーチです。これだけ開放的で、そして人の少ない常夏のビーチを見つけるのは難しいように思います。こちらでは海に入ることはしませんでしたが、お気に入りの音楽を聴きながら、裸足でビーチをダラダラと歩いて海風と砂を肌で感じるというのも贅沢な時間の過ごし方でした。
バンコクも、ホアヒンも、共に歴史や文化を感じられる、非常に心地よい空間でした。対するパタヤはなんでしょう、あまりにすべてが商業化され過ぎていて、居心地が悪かったですね。飲んでヤってトリップしたいなら良いと思うのですが、少なくとも僕には合いませんでした。でもDIRTY LOOPSが最高に素晴らしかったのでそれ自体は良かったです。
毎年この時期はここに旅行に行ってるな、というのがコロナ禍以外ではどこがしかにあったのですが、タイ、そして何よりホアヒンは完全にその仲間入りをしそうです。毎年行きたい。というか来年は行ってますねどうせ。Pyde抜きでこの気持ちになっていたかと言われると怪しいですが、本当にいい場所、いい旅行でした。お土産としてParadise Resortのタイ語版を持って行ったのですが、まさにParadiseでした。その他多くのお土産を彼も喜んでくれて嬉しく思います。ちなみに次回はホアヒンでも日本でもなく別の場所で会うことになりそうです。うれし〜。
というわけで、タイほんとうにいいところだったので、ぜひ行ってみてもらいたいなと思います。では。