CL札幌 day2進出ピジョットドラパルト
こんにちは、いちょー(@ichyo_PTCG)です。今回はシティ、CLに向けて調整していたピジョドラパについての記事を書こうと思います。それぞれベスト8,7-2からの3-2で110位とすこぶる良い成績とは行きませんでしたが、どの負けも実力やデッキ差というよりはとんでもない上振れに負けたというような側面が強く、デッキやプレー、あるいはそれに至る練習自体には非常に満足がいっていますのでぜひ読んでいただければと思います。JCSまでカードプールに変更がありませんので大部分を有料とさせていただきますが、環境が進んだり練習で発見がある度にアップデートをしていきますし、質問にも真摯に答えさせていただきます。買っていただいて損のないものとなっているはずです。また僕らチームで調整したルギアも予選12連勝含むベスト16になれましたので、それについても後日記事を出します。そちらもぜひ読んでいただければと思います。
では、まずは簡単なカードの理解と環境把握からしていきます。
ドラパルトの強みと環境での立ち位置
ドラパルトが環境を席巻し、これまでとはまるで違う景色が広がっていることは既にご承知のことかと思いますが、何が強くてこうなっているのか改めて言語化して行きたく思います。主に3点に集約されると考えています。
まずはドラパルトの攻撃性能です。2エネで実質260点が高水準なのはそうですが、中でも魅力的なのは無駄が少ないという点です。アルセウスが2回技を打って相手の種exを倒したとすると、およそ160ダメージほどが無駄になっている計算になりますが、裏呼びを絡めたドラパルトはその無駄を限りなく減らすことができます。ドラパルトはアルセウス等と比較してどうしても攻撃回数で少なくなってしまいがちで、結果として与えたダメージ総量も減りますが、その代わり1回の攻撃あたりのサイド取得能力ではドラパルトの方が秀でています。アルセウスが非エクを6体倒すのには6回攻撃しなくてはなりませんが、ドラパルトは3回か4回で十分です。
次いで、ボードコントロール能力が優れています。サイドを進めるというのは相手のアタッカーやシステムポケモンを倒して要求をかけるという点で重要なものの、リスクもつきまといます。ナンジャモやカウンターキャッチャー、アンフェアスタンプといったカウンターカードが多い環境だからです。あるいは回収ネット等がありませんから、ひとたびボードを埋めるとそこに新たなポケモンを用意するのは難しくなります。相手にサイドをあげながらこちらはボードにダメカンを溜め、カウキャナンジャモと合わせて相手のボードを一気に破壊するというようなことをすると1ターンに要求を集中させることができます。毎ターン1体を倒して1体分のボード復旧を要求し続けるより、3ターン我慢して3体分の完全復旧の要求を1ターンにまとめた方がより高いハードルを押しつけられているというのは納得しやすいはずです。
最後に進化元のドロンチがドロー特性を持っているという点です。前レギュのサーナイトのように、メインのポケモンが複数の役割をこなせるというのは非常に優秀です。そしてこの真価はピジョット型でこそ輝きます。これについては後に掘り下げます。
そして環境での立ち位置についてです。SVシリーズは進化先なり種なりの最終形態のみがルール持ちという構成になっており、VSTAR,VMAXで環境に残るのはルギア、ロスギラが精々です。200+60でキレイに計算の立つ種exか、進化元をいじめながら200ダメージを2回で相手できる1,2進化のexが中心の環境となっています。そして非エクデッキは弱点のないドラパルトに有利交換をするのが非常に難しく、ほとんど姿を消しています。環境内での攻撃性能、サイド取得能力の高さは随一で、あとは安定感と攻撃回数をどうやって底上げするのかが重要であることがわかるかと思います。また、HP270以上で速度のあるVstarデッキに対して有効なサブプランもあると良いかもしれません。
これらを踏まえて僕が使用したリストについて見ていきます。以降を有料部分とさせていただきます。
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