シティ使用候補イダイナキバLO
おはようございます、いちょーです。みなさん新シーズンいかがお過ごしでしょうか。僕はポケカ星人たちとの合宿やWCSを最大級エンジョイしてた友人らに触発されてとてもモチベ高く練習しています。気付いたらデッキを30個以上組んでいて最早管理が難しくなるレベルですが、中でもあまり意識されていないデッキ、イダイナキバLOについて今回は紹介しようと思います。僕はニンフスターターのプールでシティに出る都合で一旦調整をストップしましたが、ドラゴーナの新カードで大きく勝率も変わりそうで、CLやチームメイトのシティ等で使ってもそう不思議ではないというデッキです。
キバLOとは
地盤崩壊を連打して能動的に相手の山札をトラッシュし、LO勝利を目指すデッキです。新環境序盤には幾らかの存在感を見せていましたが、CL福岡で複数結果を出していたのを最後の輝きに、気付いたら忘れ去られてしまいました。どうして消えていったのでしょうか。裏にはこういった問題がありました。
ピジョット型の高火力デッキに弱い
リザードンがサマヨールを獲得した
デッキが認知され、対戦相手のプレーが洗練された
従来(2月末当時)のキバLOのリストとは、お守りあるいはブエナ古代をつけたキバのHPを活かして毎ターンサイドが1枚取られてしまう展開を阻止し、そうやって得た時間で山を掘り切るというのを目指していました。それが顕著な対面がリザードンです。サイドを取る気のないこのデッキではリザードンが火力180を超えることが(ほぼ)なく、有利をとることができていました。しかしドラパルトの登場で変化が起きました。ドラパルトはこれら道具をつけたキバをワンパンできるだけでなく、ベンチにもダメージをばら撒けます。攻撃回数5回程度でサイドを取り切ることができていました。これに対してキバの山を掘る速度が間に合っておらず環境から退場した、そして気付いたらリザードンすらヨノワールを獲得し打点ラインを210やさらにそれ以上にしてきたという経緯がありました。
カウンターキャッチャー等の妨害カードによってLOが間に合う展開もありますが、それら妨害カードのパワーが不十分で勝ち切らない、というのが一般の評価かと思います。また、サポートに古代を打つことを強制されているということもあり、相手にハンド干渉をすることができませんでした。その結果、特にピジョット系列に弱くなってしまいました。ピジョットがたってしまうと山を必要以上に掘ることなく手札にリソースだけを溜め込まれてしまいます。妨害カードが如何に強かろうと、フトゥーや入れ替えを的確に確保されては歯が立ちません。また、キバLOに対してどう立ち回るべきかというのが周知されたというのもあったかと思います。
知らぬ間に来た強化カード
そのデッキの構造的制約から相手への妨害はサポート以外の部分でかける必要があり、当時強力なグッズはカウンターキャッチャーが精々でした。が、いつの間にか妨害のバリエーションもかなり増えました。妨害というのは通常、複数の試行回数の果てにようやくどこかに綻びがでて、それでようやく意味を成します。ツツジ1回打っただけを解決されて運負け主張してはいけません。それまでにも多くのハードルをかけ続け、それらを超えられた先でさらにツツジも超えられたのならしょうがないですが、単発の妨害というのは総じて相手も十分ケア可能で簡単に突破されやすいものです。重要なのはハードルを複数設定すること、特に1つのハードルを越えようとしたら他のハードルが越えにくくなるような設定の仕方が重要です。そんな中でカウキャ以外に獲得したカードとしてこれらが挙げられます。
おはやし笛
ニュートラルセンター
重力玉
ハンディサーキュレーター
闘オーガポン
妨害レター
おはやし笛はスタートポケモンがアタッカーやポッポだった場合にも縛る対象を追加するだけでなく、単純に相手の山札を薄くする効果があります。また、相手の山札をシャッフルすることも可能です。その他のカードも有効な妨害札として、特にそれぞれ方向性の異なるカードとして機能します。中でも革新的なのが妨害レターです。ドラゴーナの新カードで、これがないからこそ現環境での調整をストップさせましたが、逆にこのカードがあれば十分実践レベルになる可能性を秘めていると感じています。というのも、ピジョットが手札にがめていた、これまでほぼアンタッチャブルだったリソースを全てボトムに送り、おはやし笛等で山を混ぜることでリソースにアタックすることが可能になるからです。さらにピジョットは山のその性質上新たに加えたカードは不要なものばかりとなり、相手に山を掘り進めるのを強いられます。
このように、従来苦手だったデッキへの解決策を複数獲得し、さらに認知も低く相手のプレーが最適化されるのも当分先だろうということで、タイミングをみて使えば勝ち組デッキになるポテンシャルがあると考えています。
以上を無料部分とし、具体的なリスト、調整過程、両視点でのプレー指針、環境での評価(シティ等での使用の判断基準)について有料部分にて詳述していきます。ひとまず、ここまで読んでくださりありがとうございました。では、有料部分に続きます。
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