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【僕はイエローでホワイトでちょっとブルーを読み終える】6/27上高地62日目
最近ウクレレが気になって寝れない人もいるだろうということで
外テーブルでの練習を控え、囲炉裏をベースに食後のフリータイムを過ごすようになって、落ち着きを取り戻そうと必死。
いつも外で深夜まで仲良し3人でギターやウクレレを掻き鳴らし駄弁っていた日々が懐かしくなっている。
カユミ騒動で松本に降りたカユミちゃんが斉藤和義のベストアルバムをお気に入りのブックオフで買ってきてくれたので、CDプレイヤーとスピーカーを繋いで1人囲炉裏で流して聞いている。
「ずっと好きだった」という曲を練習していたからであろう。
こりゃあもうちょっと上手くならんといかんなあ。
斉藤和義は囲炉裏の雰囲気によく合う。
今日は休みで朝食も夕食も一緒に食べることをキャンセルした。
休みの人が朝食を避けることはよくあることだけど、いつもバクバク食べている者が夕食を抜くということで、変に心配されてないか。
不安ではあるが、別に誰かが嫌いになった訳ではない。疲れている顔とか、不穏な顔を見られるのが恥ずかしいのである。
普段元気すぎるのでね。
あのジャイアンだってカツ丼食べれない日もあるさ。
代わりにお昼営業で余った塩焼きを頂き、胃を疲れさせないようにしようという取り組み(お試しね。自分を守るために)
食より睡眠についてである。
あんまり寝れていない。
(平均3、4時間といったところか)
ようやく寝床として落ち着いてきたドラミ(食糧庫のロフト)生活だが、
上高地の熊出現率が高くなり、用心のため小屋から離れたドラミ(って言っても10数メートルだが)にはしばらく寝ないようにという上高地の母からのお達しがあり。
すんなり受け入れたものの、さあ寝る場所といえば、コタツ完備の宿直室(みんなの私物部屋で4日に1回は回ってくる電話番しながら寝る場所、山小屋特有の男の仕事)
みんなと同じ宿舎に行けば、隣部屋とベニヤ一枚。自分の肉食獣の様ないびきで迷惑になるの嫌だし。
まあ宿直室しかないか…休憩所としても共有スペースになっている場所を陣取ってるのもむず痒いが仕方がない。
むしろ毎日宿直室で寝れて漫画読み放題でラッキーと思うことにして。
休みの日中にぐるぐると余計なことを色々考えつつ、ウクレレで作曲に挑戦して1曲作ってみた。
調子に乗って掻き鳴らしてたら囲炉裏に聴こえるから辞めぃと注意され爆死(間隣が囲炉裏)
もうもたん…
と思い雲行きの怪しい中、温泉を目指し、気分を変えるも、風呂入って爽快には一瞬なったが、どっと疲れる。
歩いて帰りたくない。
満喫行きたい。
アマプラ見ながらゴロゴロしたい。
ホテルのラウンジに行き、チョコレートドームのケーキセットとコーヒーを飲みながらタイトルのエッセイを読み耽り、景色なんぞ見たくもなく、文庫読みながら歩いて変人だと思われている視線を浴びつつ小屋に帰る途中、雨に降られる。
傘持ってきてよかったが、温泉ホテルに傘を忘れて300メートルほど戻ったマゴマゴ時間のせいで、雨にジャスト打たれている。
傘をとりにかえらなければ、雨に打たれなかったというパラドックス。
小屋に帰り囲炉裏に籠っていたら仲良し2人がやって来る。試しに新曲をカワノ&モエ氏に聞いてもらった。
いいねとかスゴイ
とか言ってくれたが本音は
ダサっ…
って思っているだろうか…
よく未完成のオリジナルソングなんて臭いこと簡単に披露するね…
ナルシスト…
臭っ!!とか
反応に困るわぁ
とか思われていないか
中途半端に披露した自分に腹が立ち後悔した。
カワノ氏は僕と同様タバコが辞めれないループに突入したよう。
いい気味である。
モエ氏は街で買ってきた編み物セットを動画見ながら編んでいたがすぐにのっけから面倒そうで挫折している様子。
いい気味である。
人の挫折にほくそ笑むようになったら人間おしまいである。
頑張れみんな
頑張るな俺。
タイトルのノンフィクションエッセイは非常に面白く感動した。
ブルーからグリーンになれるようじっと待とうではないか。
終わらない梅雨はない。
速く来い繁忙期!
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