カンボジア 還暦一人旅#4(アンコールワット)
昨夜の繁華街パブストリートは多くの人で賑わっていて、一杯1US$のお手頃ビールと、カンボジア風マッサージを受け、久し振りにリラックスし満喫出来た。
半年前のトルコやギリシャ、イタリア旅行では、夜な夜な一人で歩き回るのはリスクが高い気がしてたので、アジアは気楽に出歩けていい。
ホテルの部屋も広くて大きな窓があり、緑と空が見え開放感があり居心地良かった。
朝食をとりにGoogleマップの評価が良かった近くの食堂へ行くと、西洋人が多く人気店なのがわかる。
と言っても殆んどの西洋人はアメリカンブレックファーストかサンドイッチで、正直どこで食べてもさほど変わらないじゃん、て余計なお世話な事を思う。
そして自分はメニューを吟味してアモック(カンボジアカレー)を注文した。「朝からカレー食べるの?」って西洋人に思われたかもしれないな。
ココナッツ風味がまろやかで、カレー好きには堪らないお味でした。
食事帰りに数台しか保有してない小さなレンタルバイク屋に立ち寄り、人の良さそうな店主から自分には少しばかり可愛いい白にピンク色のスクーターを借りた
前回トルコのカッパドキア(ギョレメ)でスクーターを借りた時は、一癖ありそうな店員に「ガソリンは給油口いっぱいの満タン返しだぞ!」と念を押されて借りた。店の近くにはガソリンスタンドは無く街で聞いたら「10km先にあるよと」教えてくれた。返却時に給油口いっぱいに入ってなかったら、追加料金を請求する魂胆だろう。自分のホテルは比較的近い隣町で(Ortahisar)途中の国道沿いにガソリンスタンドがあったので給油口ギリギリに給油して、ガソリンが減らない様にそーっと走って返した。店員は「ガソリンチェックをするぞ」と意気揚々とチェックをしたが「パーフェクトだ」と思惑が外れた顔をしていた。
一方、カンボジアの店主は、満タン返しなんてルールはない様で「走る分だけ自分で補充してね」とほぼ空状態だったけど、何とも大らかな対応で安心する。
アンコールワットへ行くには真っ直ぐ北上すれば良いし、綺麗に舗装されていて走りやすい。正面門の入り口辺りに行くと特にゲートはなく係員がチケットを見せろと言う。何となく世界遺産だから頑丈なゲートがあって、チケットを買って中に入る仕組みだろうと勝手に思ってたが、そうではなかった。チケットはここでは売ってなくてWebで買えるよと、写真を撮って販売しているお兄さんが教えてくれた。自分ながら事前情報を調べず、何の準備も無しに来る、こんなやる気のない観光客はいたもんじゃないと思う。Webでは通信スピードが遅いし、そもそもクレジットカード情報を入力したくないので、結局少し離れたチケット売り場へ移動し購入した。優しい写真撮りのお兄さんは「写真はどう?」と一言だけで、しつこい営業もせずに親切の押し売りをしない。今までの経験上、教えたんだから買ってくれよ!と言う裏がありそうなものだが、ここカンボジアの人は一言「要らないよ」と言うとそれ以上しつこい勧誘もせず、商売に貪欲じゃない。隙あらば観光客から騙し取ろうとする人が少ない気がする。目が合うとニコりとする優しい人々が多く、どこかで聞いたのだが、現在は「微笑みの国タイ」じゃなくてカンボジアではないかなと思う。
そして名だたる遺跡を一通り見学して、夕日のアンコールワットも見ようかと思ったが、疲れたし暗くなってバイクの運転も危ないので見ずに帰った。
昼食を摂ってないので、ホテル隣の食堂でガッツリ食べた。
と、今日もトラブルなく良い一日でした
つづく