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カンボジア 還暦一人旅#3(シェムリアップ)

昨日訪れた、クメールルージュによる大虐殺の行われた博物館とキリングフィールドは、広島原爆資料館を見学した時と同じ様なショックを受けた。罪のない弱者が命を失った場所には、言葉では言い表せない哀しみが漂っていた。あらためて自分は幸せなんだなあ、と実感した
昨夜はよく寝れず、予定していた王宮も博物館も歩いて回れる距離だったのだが、暑いし車の騒音を考えると出かける元気が出なかった。静かで寒い日本とのギャップに心身がついていけないのかもしれない

遅めの朝食をホテル近くの食堂で食べる
近くの中央市場をふらつき
ホテルの外椅子でfreeコーヒーを飲んで
道ゆく人をボケっと眺め
電気を付けないと薄暗い部屋で
読みかけの本を読んで昼寝

そんな気分が上がらないままこの日は床についた。

そして翌日、気分一新シェムリアップへ行く7時のフライトに乗る為に朝早く起きて、トゥクトゥクで空港へ向かう。Grabのお陰で早朝でも安心して移動ができた。長距離バス移動の選択も考えたが、7500円くらいだったら飛行機の方がイイや!とケチな貧乏旅行好きなはずが、最近はすっかり楽な方を選んでしまう。
順調にチェックインを済ませて、カフェで少しお高め(自分にとっては)のチキンマヨのフランスパンを食べた。

これが意外とカリッと焼き上がり美味しい。
今の気分にピッタリ

昼頃シェムリアップ空港に到着して、エアポートバスに揺られて1時間(8$)。空港を出た時、バスの係員の女性に散々待ち時間が1.5時間あるからとタクシーを薦められたが、運賃が半額なので、ここではケチを貫き通してバスを待つ事にする。どこでケチ根性が出るか、自分でもよく分からなくなってきた。
バスを下車してのんびり街中を歩いてホテルへ向かう。どこで降ろされても、Google mapさえあれば道に迷う心配はない。
プノンペンと違い交通量も路駐の車も少なく、若干気温も低くいので気分良く歩けた。
チェックイン時間には早かったので荷物をホテルに預けて近隣を散歩する。パブストリートと言う夜賑やかになる通りを確認し、場所を覚えておく。

暗くなったら来ようと心に決める


ホテルには小さいプールが付いていて、植物がたくさんありいい雰囲気だ。チェックイン後はプールサイドで本を読みのんびり時間調整をする

泳ぐには寒いが、雰囲気が良く居心地いい


暗くなった頃、パブストリートへ出かけた。どこの店がいいのか分からないので、とりあえず一番中心にあってお客さんが多かったオープンレストランに入った。案内された席は通りに面した外席で道ゆく人を観察できて居心地がいい。しかもビール一杯1US$と格安だ。
隣の席にいたアジア人は偶然にも日本人だったので少しお話をさせて頂くと、シェムリアップに来るのは2回目で、赴任先のクアラルンプールから来たらしい。僅か2時間ほどで来れるらしく、自分の還暦祝いだとワインをご馳走になり、楽しい時間を過ごさせて頂いた。
自分も会社員時代は(まだ半年前だがこう言う書き方をするとすごく昔の様に感じる)海外出張レベルは多々あったが、駐在のチャンスはなかったので、海外に長期間住むのは羨ましい限りだ。
酔って帰る途中、マッサージ屋に入り60分間しっかりと揉みほぐしてもらう。その後、隣のハンバーガー屋でガッツリ食べて、ホテルへ帰り気を失う様にぐっすりと眠った。

夜中のハンバーガーは罪悪感が
更に旨さを倍増させてくれた

そして旅はつづく

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