【お気楽一人旅】③北海道 帯広にて
8月中旬の暑い中、仙台から横手を経由して田沢湖で車中泊1日目。人の気配がなさすぎなのと「熊出没注意⚠️」看板にビビりながら一晩を過ごした。
青函フェリーで北海道に渡り、函館市内での車中2泊目は、程よく人の気配がして安心してよく寝れた。
そして3日目の朝、函館山の絶景を眺め 長万部を経由して室蘭方面に向かった。
途中、「元祖森町いかめし」と言う店が旨いとの事で食べてみると、イカは丁寧に調理してあり 新鮮で柔らかくて美味しいんだけどお値段も850円とそこそこのお値段。ケチ男基準だと650円なら納得だがなあ…。
かなり手間も掛かりそうだからこんなものかと納得
他にも寄りたい店があったけど初老にはそんなに食べれる訳もなく通過。
長万部の先に礼文という所があり(礼文島ではなく)そこの景色も絶景だった
北海道は雄大な景色が多いなあ
洞爺湖、昭和新山の熊牧場でヒグマのデカさを体感。本州のツキノワグマとは訳が違う。
こんなにデカいのがウロチョロしていると思うと、登山やハイキングで山になんて恐ろしくて入れないし、テント泊なんてとんでもない
しかし熊牧場の熊さん達は餌をくれ〜と呑気に手を振って獰猛さは微塵もない
そして新冠の道の駅で車中泊3日目。さすがに3泊連続となるとトヨタアクアでの車中泊ではベテランの域に達してる。窓に目隠しをしてベットの代わりの助手席にタオルを敷いてベットメイクする。
こうなったらホテル泊なんて考えられない
この町はハイセイコーなどを輩出している馬牧場のメッカとの事で馬牧場だらけだった。
帯広には全く馴染みはないが、地元民のソウルフードの豚丼とインデアンカレーを食べてみたくて訪問。自前の鍋を持ってカレーのお持ち帰りする主婦もいた
そして帯広の24時間営業のスーパーマーケットで4日連続の車中泊。こんなに連続車中泊は未知の領域だがまったく苦にならない
函館でも大汗をかくこの暑い時期に帯広では20℃を切り夜中寒かった。スエットパンツを着込んでタオルでアイマスクの様にしたらこれがまたよく眠れた。
翌朝、隣のセイコーマートで朝飯のおにぎりとコーヒーを買い トイレをお借りして顔を洗う。
普段なら運転をしながらおにぎりを食べたり、コーヒーを飲んだり、常に何かをしながらついでに何かをしてる事に気がついた。
ながら行動は忙しい時や次に何か予定がある人にとっては時間短縮になる。つい自分もおにぎりを食べながらシートベルトをして車のエンジンをかけてしまったが、そんな急ぐ必要は何も無いんだなぁ と。
そしてエンジンを切ってゆっくり噛み締めて食べると美味しさを実感する(北海道にしかないセイコーマートは暖かいおにぎりが売っている)
コーヒーを飲みながらエンジンをかける。また何かをしながら行動しちゃう。エンジンを切って外に出て、ひとくち一口をゆっくり味わってゆっくり飲むと気持ちにゆとりができた気がする。ついポケットに手を入れてスマホを探したりしちゃうけど、ゆっくり飲んでからと考え直す。ふと自分は完全にコンビニ前でしゃがんでる無職のオジさんだなと、サラリーマン時代の自分との変わり様に笑えた
犬の散歩をしてたお婆さんが目の前を通り、犬が自分のところに寄って来た。お婆さんが「犬が好きな人にすぐ近寄るのよ」と言っていた。撫でさせてもらうとシッポをフリフリすり寄って来て大喜びだ。人間は尻尾を振らないが犬には人間も喜んでるのが分かるんだろうと思う。犬の純粋な行動は人間も犬と同じくらい癒される。
ゆっくり外にいたお陰で癒された
さて 次は何処へ行こう?
Googleマップで近くを検索すると帯広市場内に「市場食堂ふじ膳」という高評価の店があって8月末まで1日限定⚪︎食のウニ丼フェアというのがやっていた。値段もウニ丼にしては安いので思い切って注文してみたらコレが旨かった。ねっとりと甘みのあるお味が口いっぱいに広がる
帯広から釧路へは車で2時間。釧路は古い友人が住んでいて20年振に会う事ができた。定年したら遊びに行くよと何年も前から連絡は取り合っていたのだが、実現できたのは嬉しい。まだお互いに健康に生きている事に感謝だなと 再会を約束した。今生のお別れでない事を祈ろう
5泊目は友人にホテルを予約してもらったので、久し振りにベットで寝る。しかも風呂に入るのも5日振だ。元々は綺麗好きな方なんだが、我ながらよく気持ち悪くないなと感心する。
ちょいちょい顔を洗顔ソープで洗う時についでに頭も洗っちゃったり、毎日ボディウェットシートで拭いたり、坊主頭にしたのはかなりキーポイントになってる。頭と顔と首周りがサッパリするとかなり平気なんだと新発見(自分だけだと思うが)。たぶん布団で寝ると汚いままだと嫌だけど、車で寝ちゃってるから平気なのかもしれない
久し振りに浴槽に熱めの湯をはり、ゆっくり風呂に入った。
次はどこへ行こう!
旅は続く
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