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Amazonがレジなし決済技術提供開始「コラム」

驚きと生きる!
イチゼロシステムのゆうさんです。

先日の動画編集ライブ(イチゼロライブ)で夜の3時に同時視聴者1,300人を記録。
そして、私は夢の中だったんですが、この一件で、我々はYouTubeのレコメンドアルゴリズムによって完全にコントロールされていることを再認識しました(笑)。

今回のお話は、レジなし店舗です。
Amazonが、レジで支払いをせずそのまま店から出られるコンビニ「Amazon Go」を2017年にオープンさせました。

そしてこれから、Amazon Goで使われているレジなし決済技術を「Just Walk Out」として小売店に提供していくそうです。

これは、店内に設置されたイメージセンサーや、音声センサーを使って仮想買い物カゴを実現する技術です。
お客は、店内の商品をポケットに入れたり、自分のバッグに入れたりして、そのままレジスターを通さずに買い物ができます。

日本では、セルフレジが増えてきましたが、それらも結局混雑してしまいます。
物理的な問題の多くは解決できないということです。
セルフレジは高価だし、最も忙しい時間帯に合わせた設置数を用意しなければなりません。
スペースの問題もありますしね。

しかし、この「Just Walk Out」では、すべて仮想的に行われるので、設置コストも必要なく、台数による制限もありません。
そればかりか、設置するイメージセンサーや音声センサーは、汎用品で安価なので、設備コストも最小限になります。

店を出るときに、ゲートを通るそうなんですが、これすら先々必要なくなるんではないでしょうか。
現金決済も可能らしいのですが、割り切って電子決済のみにすれば、多くの問題を解決する可能性を秘めています。

流通についてもAmazonがサービスする可能性もあるので、建物と、品出しスタッフが居れば、だれでもお店を開くことが出来るかもしれません。
コンビニのPOSシステムも優秀だとは思いますが、顧客の購買行動だけでなく、店内におけるお客の分析から、売り上げを向上させるシステムも同時にサービスするかもしれません。

今後、Amazonお得意のレコメンドシステムや、予測システムによって、お客が買いたいものをスムーズに誘導したり、お勧めしたりする事もあるでしょう。

有機ELディスプレイを、商品棚一杯に張り巡らせれば、そこへ常に何らかのサインを表示することも出来るでしょうし、今までと違って、お客の位置や向いている方向、しぐさは完全に把握しているので、お客一人ひとりに対して、全く違ったサインを送る様な事も可能になるでしょう。

ウェブ上で行われてきたパーソナライズが、実店舗でも実現するかもしれません。
私は、品出しという仕事を行ったことが無いので、想像が難しいですが、スタッフ一人が延々品出しを行えばお店が回るものであれば、相当なコスト減になります。

品出しをロボットが行うようになるのは、かなり先になるかもしれませんが、月30万くらいでレンタルされるような価格帯になってくると、実現可能になるかもしれませんね。
ロボットは、人間と接するので、想像以上の安全機能を備えたものでないと難しいため、もっと違ったアプローチが行われるでしょう。
例えば、商品棚が二重になっていて、その内側にロボット、外側にお客のようなアイディアでしょうか。

便利なコンビニにおいても、レジで待ったり、会計することなく買い物が出来るというのは、多少のメリットがあるでしょう。
ただ、恐らくですが、思ったほど便利になる訳ではないと思います。

どちらかというと、店舗維持が簡単で格安になることによって、そこから近隣の住宅へ自動配送するためのステーションの役割を果たしたり、店舗そのものを増やすことが可能になるため、今のコンビニよりももっと近くに店舗が出来るようなことは考えられます。

そこまで来ると、便利度合いは格段に上昇するかもしれませんね。

日本に上陸したら、是非やってみたい(笑)

読んで下さってありがとうございます。