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プラネテス「コラム」
驚きと生きる!
イチゼロシステムのゆうさんです。
新しく、ウェブカメラとしても使えるビデオカメラを注文しました。
これでライブが綺麗になって、そのままソースとして使えるとかだといいな~
今回は、みんなのチンギュラリティのむねちぃさんに勧められて一気観した「プラネテス」というアニメについて書いてみようと思います。
このプラネテスは、あまり顧みられることのない、宇宙開発によって生まれたスペースデブリ(宇宙ごみ)問題を取り上げ、その回収業者が主役のSF漫画。
2002年度星雲賞コミック部門および、テレビアニメ化された作品が2005年度星雲賞メディア部門を受賞しています。
同賞の原作・アニメのダブル受賞は『風の谷のナウシカ』以来であり、更には連載中の作品については本作が初だそうである。
宇宙のしかも近い未来の話として、大変興味深い作品です。
結論から言うと、登場する女性がみんな美人。
まあ、大抵そうなるんだが(笑)
最も印象に残っているのは、 木星往還船「フォン・ブラウン号」人類史上最強の性能を持った核融合エンジン「タンデム・ミラー」。
この造形が良く出来ていて、結構納得のいくエンジン構造になっている。
本作は、人類が石油エネルギー資源から核エネルギー資源へ転換した背景と、それが原因で急進する宇宙開発において変化する、政治経済や、人の倫理観などを描いています。
随分前に作られたということもあり、実世界とのギャップはあるものの、その巧みに描かれた世界観は、感心すると同時に、私たちをワクワクさせるものになっています。
人間にとって宇宙とは何かということ。
この世界は、月に都市が存在し、定期船のようなものも存在します。
その発展の陰には、沢山の犠牲があって、それに抗う沢山の人たちのドラマが展開されます。
地球では、石油資源に頼っていた国家が貧困に陥り、紛争はあらゆるところで起こっています。
強固に維持された既得権益による支配も続いています。
そんな中で、希望を持ってそれを振り切ろうと頑張る者、いっそ今の文明ごと破壊してやろうと思う者。
様々な思惑の中で、世の中はどんどん進んでいくような感覚を覚えました。
進もうとする者も、破壊しようとする者も、どちらも希望というキーワードで共通しています。
それを象徴するのが、主人公ハチマキの変化でしょうか。
善悪などなくて、希望に向かってやるべきことをやる。
時に、人が死んだり、ひとを傷つけてしまうことがあるが、
それを許容しなければ、希望は叶わない。
広大な宇宙を相手に、人間ごときが必死にならずして攻略することなどできないということです。
このアニメは、「エンジン」すなわち推進力をランドマークにして、
一貫した世界観を演出しているのかもしれません。
こういった興味に向かって突き進む姿勢は、開拓者としての人類の本質なのかもしれないし、そこには、かならず彼らを支える人たちがいる。
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