脳転移の治療(ガンマナイフ)の説明
2020年5月1日(金)
自宅から30分ほど車で走ると、がん専門病院から紹介された五反田駅近くにある病院に到着した。
朝からがん専門病院に滞在しており、そこから急遽、この病院を紹介され、自宅に戻り入院の準備をして向かってきたため、この病院に到着したのは16時を過ぎていた。
その日は、GW直前の最後の診察日。
既に夕方ということもあり、外来の待合室には、我々以外ほとんど誰もいなかった。
我々が紹介されたこの病院は、元々手術をしてくれたがん専門病院においてガンマナイフの治療が必要となった患者が多く紹介されており、担当の先生も慣れた様子だった。
病院に到着次第、頭部MRIの撮影をし、その後、診察室に呼ばれた。
がん専門病院の内科の先生の説明通り、不幸中の幸いと言うべきか、ガンマナイフの適応となる旨を説明された。
加えて、
・治療には2週間の入院が必要なこと
・入院は今日からではなくGW後からにすること と言われた。
がん専門病院の内科の先生からは、今日からすぐに入院と聞いていたため、妻も私も少し一緒に居られる時間があると若干ホッとした反面、入院期間が2週間と思ったよりも長いことにショックを受けた。
これで妻は2週間の入院を3ヶ月連続ですることになる。
病院が苦手な妻からしたら本当に辛かっただろう。
この日は、GW後に開始されるガンマナイフの治療について詳しく説明を受け、夕暮れの中、車で自宅に戻った。
車中、妻は元気がなかった。
コロナさえなければ、毎日病院に来て、面会時間の全ての時間を一緒に居てあげられるのに。
そうすれば、妻の入院も少しは気持ちが楽になっただろうに。
誰を憎んでいいのか分からなかったが、とにかくこの状況を生み出したコロナが憎かった。
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