ウヅラフ / 歌詞
ウヅラフ
作詞作曲:いちた
手に見えた木陰に背を向けては
ふわり傾いた木ノ葉が平泳ぐ
管巻いた日々の瀬に隠れては
時に「泣きたくもなる」なんて溢し笑む風に
傾いた壁の絵に訊ねては
「・・・」
返る言葉も無く陽が落ちる
蹲まいた溜息を潜めては
時に鶉斑の模様なんて意味も無く
ねぇどうして分かってくれよ
湯がった頭を解す様に
くだらないなこんな毎日も
泡になって消えた
ねぇどうして巣立って行くの
移らふ季節の過ぐ様に
浮かばないなこんな毎日も
風に舞って消えた
旗めいた羽の音 詰まる所
特に行き先の目処もなく揺蕩う
見世物を刻んで切り売りする
だけの生活を炙ったって炭になる
、なんて
ねぇどうして嫌ってくれよ
伝えたい事の伏す前に
痛いみたいなそんな感覚も
嫌になって消えた
ねぇどうして変わってくれよ
穿った御託を言う前に
「くだらないさこんな毎日は
腐っちまって消えた」
今更遅いか 模様は消えずに
今更遅いか 虚な啼き声
『通り過ぎた季節が傍目に見て笑った』
『頰を撫でた夜風が露骨に冷たかった』
ってなんてこんな感触も
感じ無くなっていく癖を気取った
ねぇどうして分かってくれよ
湯がった頭を解す様に
くだらないなこんな毎日も
泡になって消えた
ねぇどうして巣立って行くの
移らふ季節の過ぐ様に
浮かばないなこんな毎日も
風に舞って消えた
ねぇどうして ねぇどうして
浮かばないなこんな毎日も
風に舞って
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