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【中山市朗ブログ】11月30日、『プライベート怪談会』『Dark Night in 東京』、盛況にて終演‼️
中山市朗です。
11月30日、『Dark Night in 東京』、盛況にて終演しました。
まずその前に行ったのが『プライベート怪談会』
新宿の某所の会議室を使わせてもらっての開催。
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今回も出版関係者、フィギュア造形師、看護師、作家、経営コンサルタント、イラストレーター、バー経営、システムエンジニアなどなどいろいろな職種の方々が集合。様々な怪談が披露されました。なんか呪術をやっているという人も。
かねがね秘書がファンでほとんどその本を購入していたという有名イラストレーターの方も参加。
写真、一緒に撮るの忘れてた、と後悔しておりましたよ。
怪談会は、話がだんだん呪い系統の話になって、最後は犬神の話で〆?
今回の参加の方々。
ありがとうございました!
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そして、深夜は『Dark Night in 東京』。
ゲストは大学の後輩で、怪談文化人いたこ28号さん。
実は開演前の楽屋から、中山市朗公式YouTubeチャンネルで生配信する予定だったのですが、直前までお笑いライブが行われていて、我々の楽屋入りが23:30。客入れが23:45。開演が24:15とスケジュールがタイトな上に機材のトラブル。楽屋にも次々といろいろな方が挨拶に来られ、打ち合わせもあるしで配信は断念。
機材のトラブルは、マイク、ライブの生配信の音声といった音関係が次々と。
いずれもテストではうまく行くのに本番に備えると、なぜかトラブる。音声の専門家が担当していながら、原因不明。怪談ライブにはトラブルはつきものなんですが、なぜ??
怪談仲間が集まってくれました。
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左から九条紀偉さん、一条ま~太郎さん、私、えんぎかつぎさん、いたこ28号さん、深澤夜さん。
第一部と第二部の合間の休憩時間に、やっと賑やかに生配信出来ました。
中山市朗公式YouTubeチャンネルより。
さて本番。第一部は、まずは芸大怪談。
実は我々の世代に、大阪芸術大学から5人の怪談作家を生んでいるんです。まだまだ怪談なんて、非常にバカにされていて誰も真剣にやっていない時代。そんなころ、怪談に興味をもって結果、怪談作家になったという人たち。一人は若くして亡くなってしまいましたが。あっ、5人のうち4人が映像計画学科というのがね。
その怪談作家を生んだ大阪芸大の環境がね、ヤバイ。
まあ、世界文化遺産の古市古墳群がある場所に建ち、聖徳太子のお墓もあるという場所。周りは田んぼだらけで夜は灯りも無い。だいたい大学のキャンバスが古墳の上の墓地を更地にして建っているうな場所。そこに普段から空想、妄想をしている学生たちが集っているわけですからな。
でも、かなりリアルでユニークな怪談が当時体験談として語られていたという背景もあるんです。
大変に盛り上がり、第二部へ。
第二部は「事件、事故に関わる怪談」。
体験談として語られる怪談。でも、それがほんとうに現れた現象なのか、それとも妄想、幻覚の類だったのかは、誰も証明できない、というのが怪談というものです。しかし、怪談文化人としてのいたこ28号さんからしたら、国会図書館はデジタル化した古今の新聞記事が容易に検索できる時代になったことで、過去の事件、事故を知ることが出来るようになり、語られる怪談を遡ると、その地域、語られる怪異の特色、関連性などを見ていくと、その場所で過去、事件、事故があったことを知ることが出来て、体験談を語っている人はその事件、事故を知らないけど、その怪談には背景や歴史があるというんです。つまりその事件、事故は忘れ去られているのに,怪談という形で語り継がれている。
そういう怪談は、私も採取していて、「件」なんて、古代の殺牛殺まで遡ったりします。
ただ、語って怖いではなく、そういう深掘りをしていくと、また別のゾッとする要素が出てきて、お勉強にもなりますな。
この日のいたこ28号君は、なんか舌好調でした。
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第三部は、ゲストと私による怪談ラリー。
いたこ28号君から、私がよく話す宇宙人怪談と類似した話を披露。ほんと、一応実話として聞いたこの話を、私は信じてはいませんが、この話は怪談ではなくて、ある女性から彼氏についての相談を受けているうちに、その彼氏って、宇宙人? となるわけですが、ほぼ同じ話が別人によって別の体験談として語られている、ということは???
そこからなんか「山の牧場」の話になりました。
〆の怪談は、まだ本に収録していない、不可思議で怖いけど、どこか暖かくなる、そんな話を。
ツイキャス・アーカイブ⇩
終了後は出演者3人で。
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打ち上げも、竹書房の担当の方も加わって、賑やかでした。
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さて、次回の『Dark Night』は大阪新世界ZAZAに、本拠地を移しての公演。
ゲストは、西浦和也さん。
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クリスマスの平日、午後からの開演で、お客さんの入りを心配していましたが、予約は埋まりました。
ありがとうございます。
配信もありますので、そちらでもお楽しみください。