ジェネラティブNFTを後から変更するパターンいろいろ
一度発行したジェネラティブNFTについて、後から変更するケースが色々増えていますね。どんなパターンが有るの?どうやってるの?という質問を貰ったので、自分が知る範囲で(ちょっと調べつつ)noteにまとめてみたいと思います。
NFTをburnしてmintする
元のNFTをburnして新たにmintするという方法です。
CNPのバーニン、WAFUKU GENのお出迎えがこれにあたると思います。
■ やりかた
burnしてmintする場合、初期リリース時に作っているものではなく、後からメタデータや画像を生成して新たなNFTとして使用するケースがほとんどです。
なので、IPFSだとメタデータや画像が同じハッシュ値にならないため、別のものとして置き直す必要があります。もしくは、IPFSなどを使用せず、AWSなどWeb2.0的なファイル配信サービスに置いてしまうケースも多いです。
元のNFTのまま中身を入れ替える
元のNFTのメタデータや画像など、中身を入れ替える方法です。
burnするものに比べて、NFTのtokenIdが変わらないという違いがあります。
新たなものとして作り直す
LAGのお着替え、STARTJPNのエボリューション、WAFUKU GENの衣替え、VeryLongCNPのつまみぐいがこれにあたると思います。
どれかの属性を残す場合もあれば、きれいに全て置き換える場合もあります。
■ やりかた
この場合もメタデータや画像の入れ替えが発生するため、IPFSなどに置く場合はハッシュ値が変更になります。なので、新たに作ったものを差し替えて別のものとして置き直す必要があります。勿論AWSなどに置くこともできます。
パターンがあらかじめ決まっていてオンチェーンで分岐する
あらかじめ5つの着せ替えパターンなどが決まっているパターンです。
WAKAさんのASAGIがこれに当たります。
https://opensea.io/collection/asagi-waka
■ やりかた
あらかじめジェネラティブのメタデータや画像を作っておき、オンチェーン上でどれを使用するかを設定することできせかえを行っています。
この場合は着せ替えパターンごとにメタデータや画像を配置します。ですので、作り終わっているのであればあらかじめ全てをIPFSなどに置いておくことが可能です。
ERC-998を使って複数のNFTをまとめる
ERC-998という規格を使うと、複数のNFTを組み合わせることができるようです。ERC-998の概要についてはこちらを。
KUMALEONがこの仕組を使っているようです。
https://opensea.io/collection/kumaleon-nft
■ やりかた
僕も余りわかっていないので、何がどうなって実現されているのかは良くわかってません。。。
他の方法で複数のNFTをまとめる
Slothというプロジェクトも、きせかえ機能で複数のNFT1つのNFTに合成するようです。
■ やりかた
調べてみたのですが、どういう方法を使っているかがわかりませんでした。ERC-998なのかなぁ。
NFTは変えずに着せ替えを楽しむ
元のNFTをベースにしつつ、オフチェーンで新たなパーツを組み合わせて楽しむ方法です。パーツはNFTの場合と、そうではない場合があります。
uwucrew、SoudanNFTのLAG、Otaku Culture Studioのメイド 3.0がこれにあたります。
■ やりかた
元のNFTのジェネラティブの元となっているパーツの画像データを使用して、それをweb上でユーザーが組み替えることで実現します。
特定のNFTを持っているかを判定して、それに対応するパーツを開放したりします。
DressUpNFTは僕が作ってます。もし「うちのプロジェクトでも着せ替えやりたい!」という方がいたら、是非お声がけください。
最後に
以上です。最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
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