自己流というコスト、その3つのパターン
こんにちは。わかりやすいホームページ相談・ホームページコンサルタント永友事務所の永友一朗です。
今日は「自己流というコスト、その3つのパターン 」という記事です。
中小企業経営者様の中には、手続きや作業などを「自分で」やろうとするかたも少なくありません。もちろん「自分でできる」ものであればそうすればよいと思います。
「自己流」には、3つのパターンがあるのかなと思っています。
(1)自分でできるものを自分でやるパターン
例えば、コロナ禍の持続化給付金の申請を自分で行った経営者様は多いでしょう。ただし、一部の経営者様は、外部に委託したり、サポートを受けて申請を行ったようです。
(2)自分でできないことを自分でやるパターン
例えば新しく法人を立ち上げるというときに、司法書士様などのサポートを受けずに、自分で手続きを進めるかたがいます。
それはそれで悪くはないですが、「すごく時間がかかる」「手戻りなどで余計な出費が発生した」などのコスト、リスクがあるのかなと思っています。
そもそも中小企業(経営者様)の一番大切な経営資源は「時間」ではないかと思います。その時間をかなり使って、「自分自身で行えた」という満足感は得られるかもしれませんが、それによって失った時間、得べかりし利益はあまり検討されないようです。
(3)自分でできると思って一人で進めたが、出来ていない。しかしそれに気づかないパターン
これが一番痛いケースと思います。上記パターン(2)は、自己流で頑張って、時間等のコストを相当かけて成就したパターンです。しかしこのパターン3は、時間等のコストをかけて行ったが、出来ていない。しかもそのことに気づかないという状況です。
「三方良し」という言葉がありますが、このパターン3は、売り手も買い手も社会も良くならないケースです。
このパターン3に陥るのは、
●自分の技術や経験を過信している
かつ、
●第三者のフィードバックを受けない。もしくはそれを受け流す
という傾向にあるように感じます。
それが「経営者仲間」であっても、「コンサルタント」であっても、「商工団体の経営指導員」であっても、また「金融機関」であっても、その第三者からのフィードバックは、経営者やその顧客、また社会の「コスト」を下げるものですので、真摯に受け止めるべきと思います。