通販詐欺との戦い 後編 警察署へ,銀行に連絡,終戦
下記記事の後編です。
毎日のように督促のメールを送りましたが、なしのつぶて。電話をかけると呼び出し音は鳴るものの誰も出ないので、次のステップ「内容証明送付」に進みます。(ぷんすか)
内容証明のポイント
代金の返還請求をしたことの証拠・記録を残すため、内容証明郵便で文書・請求書を送ります。内容証明郵便をざくっと説明すると、
3通の全く同じ文書を相手、自分、郵便局(※1)に残し、いつこの文書が配達されたか証明(※2)できる
ものです。(端折っているので、詳細は調べてください。)
※1 ネットで完結するe内容証明(電子内容証明)もあります。
※2 内容の正しさを証明するものではありません。
これが相手に届くことで、プレッシャーを与え、返金に応じさせやすくなる効果も期待できます。一方、相手が逆上するケースもない訳ではないので、送付は自己責任でお願いします。
インターネットで「通販詐欺 内容証明 文例」のようなキーワードで検索すると参考になりそうなWebサイトは簡単に見つかります。内容証明を書くには人生で2度目(1回目の話は後日)ですが、複数のサイトを参考にさせてもらった上で、下記をポイントと考えて記載しました。
これを踏まえて記載した内容証明がこれ ↓
複数の文例を参考に作成したものです。よかったら再利用してください。「ご通知」はセンタリング、「草々」は右寄せです。
ここまで頑張って書いたのですが、Webサイトによっては、
「まず、警察へ」
「警察が、内容証明郵便を証拠として取り扱う。」
との記載もあったので、発送前に警察署へ行き、どのようにアクションをとるのが正解か相談することにしました。
10/8 地元警察署で刑事さんにご相談
警察署で説明しやすいように保全しておいた証拠となりそうなものを印刷していきました。
詐欺HP(トップページ、商品、会社説明)
メール(先方の振込先連絡から最後の督促まで)
発送前の内容証明文書
土曜日の17時と言う非常に迷惑な日時に訪問したのですが、警察署の刑事さんは、非常に丁寧に応対をしてくださいました。
所要時間は約30分。
新たに知ったことは、以下の通りです。
10/11 銀行に電話連絡
週明けにMS銀行の「振り込め詐欺資金返還ホットライン」に電話しました。
が、
朝一番の9時からかけたものの「回線が混雑しています」かメッセージも流れずにつながらない状態が続きました。(詐欺って多いんだなぁ。)
断続的にかけ直し、11:45に98回目のコールでやっとつながりました。
週末明けの午前中から銀行担当者の声が疲れているのが気になりつつ、ヒアリングされた主な点は次の通り。
・電話は初めてか
・振り込んだ回数
・振込先口座の支店名、口座番号、名義人名
・振込み金額
・私の郵便番号、住所、携帯電話番号
口座等を確認の上で、明日、電話連絡をしてくださるとのこと。
10/12 銀行から電話連絡
12:30頃に銀行から電話連絡がありました。
伝達された内容は、以下の通り。
いくら戻ってくるか分かりませんが、上記の届出書面返送以外にできることはなくなりました。
多少なりともお金が返還されたら、noteで報告します。
二度とネット詐欺に遭わない教訓
刑事さんに聞いたポイント
・大手サイト以外は詐欺だと思うこと。
=これで完結しそう。
・口座名義が個人名は詐欺
・詐欺業者は、代引き不可
「言われてみれば、当たり前なことばかり」とあらためて自分の落ち度に落胆しました。
高らかに「徹底抗戦」を宣言しましたが、できることは一旦ここで打ち止めです。orz
さいごに
ネット通販は便利ですが、騙してやろうと考えている悪人が紛れているのも事実と思い知りました。
みなさんもどうぞお気をつけて。