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㊚神戸新聞杯をアビる🧠
奥野です。
今週の日曜関西メインは、菊花賞トライアルの「神戸新聞杯」です。中京芝2200mで行われますね。
非根幹距離、左回りの中距離戦…。一筋縄ではいきません。
👉中京競馬場の芝コース
中京のコースは実はかなり特殊です。
3~4コーナーはスパイラルカーブ、そして4コーナーから直線の外ラチにかけて緩いバンクがあります。
これだけみると、外差しが有利と思われるのですが、実際は、内にいくほど有利になります。
☟集計> 芝1600~2000m ・ SAV 80~100 (2017年以降)
☟集計> 芝1200m ・ SAV 80~100 (2017年以降)
御覧の通り、あきらかに内を通った馬の成績が良くなっています。
👉中京競馬場のアビリティをチェック
コースのアビリティ傾向は、ローズSの記事でお見せしたとおり、それと同じ見方で良いと思います。
前日を見ても、今開催を通してみて、追走力の高い馬の好走が目立ちます。
追走力が高い(概ね勝負所での位置取りが高い)馬は、内有利なコースになれば、より有利に立ち回ることができます。
瞬発力がが占める割合が高くなっているのは、内が若干悪化してきたせいかもしれません。瞬発力の高い馬が外から差してきて馬券に絡む回数が増えてきたのでしょうか。
とはいえ、内が有利なのに変わりはありません。
土曜の8Rは荒れました。内目を通って伸びてきた2番(白帽・16番人気)が勝利し、五分どころの14番(オレンジ帽・9番人気)が2着。ちなみに、3着の7番(6番人気)も内めをついて伸びてきました。
内は、荒れながらも、外よりも速度を保ちやすいコースということがいえます。
👉各馬のアビリティをチェック
追走力が高い順にみていきます。
1.②コントレイル 追67 SAV159
2.①グランデマーレ 追63 SAV101
3.⑯シンボ 追62
4.⑬ターキッシュパレス 追58
5.⑮ファルコニア 追58
6.⑰マイラプソディ 追57
コントレイルが抜けているのは当然として、それ以下は僅差。
そのうち、SAVが100を超えているグランデマーレが、今回の予想上のキーホースとなりそうです。
👉展開予想図と脚色チャートをチェック
②コントレイルは、僚馬⑩パンサラッサをラビットにして、楽な流れで直線まで運び、直線では内の良い所を選び、ぐんぐん伸びてきます。
脚色チャートをみると、右向きの矢印が切れしまって、どこまで伸びているのか分かりません。鞍上が抑えなければ軽く5馬身以上はちぎってきそうです。
楽に進むコントレイルの少し前に位置取りたいのが①グランデマーレ。コントレイルにリズムを合わせてしまうとボロボロになるのが目に見えてます。なので、少し前目、パンサラッサを馬体を合わせる感じの位置取りが理想です。
その他、SAVからは、③ビターエンダー。瞬発力値も高く出ています。
⑱ヴェルトライゼンデはじりじりと足を延ばしてくるタイプ。スピードがそれほどでないので、時計の掛かる馬場でこそ。
⑰マイラプソディは、1週前追い切りではチークピースを装着していました。しかし今週の追い切りでは装着せず。当日どうするのかが非常に気になります。もっともこちらはスタミナ系統の馬。ここで好走するタイプから外れます。
以上です。
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