【指数分析】SAVの結果 検証10/17-10/18
奥野です。「また雨やないか!」の先週末でございました。
幸い日曜は雨がやみ、少し晴れ間がのぞき、多少馬場は回復していきましたが、土曜の断続的な降雨のせいで、芝は馬場の内側がかなり傷みました。最後の直線はもうほとんどが外を走らせていましたね。
京都競馬場は、重・不良での施行が最も多いということもあり、特に馬場状態に気を使わなければなりません。
上の表は、
●2015年以降
●芝
●重・不良
●基準1番人気
の集計データ。
東京・中山・京都・阪神のうち、京都が最も成績が悪くなっています。
そんな状況で行われた秋華賞は、内枠&先行馬はみな大ゴケ。ハイペースで逃げた③マルターズディオサが良く粘って7着。人気の②リアアメリアですら完全に足が止まってしまいました。
今週こそ、絶好の秋晴れのもと、絶好の良馬場(はもう無理ですが)で開催してもらいたいものです。
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さて、今週も、先週の結果分析をやっていきたいと思います。
SAV(ストライド・アドバンス・バリュー)については、こちらでご確認をお願いいたします。[リンク]
🔷先週の天候・馬場状態
17日土曜の京都は、終始雨降り、馬場もどんどん悪化していきました。
東京も同様に朝から雨が降り続き気温も低め。この時期にして12度までしか上昇しませんでした。
18日日曜は、前日降った雨の水分が捌けきらず…。
東京は、まるまる日が照っていたのが朝の10時台だけで、午後はずっと曇り。京都は、本格的に晴れてきたのが正味14時ごろからで、馬場が回復する要素がまるでありませんでしたね。
新潟は、それらとは対照的に、土日ともに好天に恵まれ、絶好の競馬日和となりました。それでもむちゃくちゃ荒れていましたけど…。
🔷先週のSAV総合成績~前週に続き悪条件~
そんな状況で行われた結果がこちら。
指数の高いところで回収率が高く出ているのはあくまでも結果論。90~99区間で勝率13%は印象が悪すぎます。
🔷東京・京都の芝ダにSAVの結果をチェック
道悪だった主2場の芝は、SAV120以上が7頭いて、うち勝ったのが2頭のみ(秋華賞デアリングタクト、土曜京都8Rボンオムトゥック)。他は馬券にも絡んでいません。
また、90台の勝率がたったの16.7%と平均値を大きく下回りました。
同じくダートも全く良くありません。むしろ芝よりも悪い。
70台の勝率が30%近くにも上っています。また、めったに勝たない30台が1勝をあげ、この区分の回収率を大きく跳ね上げました。いかに場が乱れていたかがわかります。
🔷SAVでみる重賞の結果
先週の重賞は、秋華賞(G1)と府中牝馬S(G2)の2つ。
秋華賞は、SAVが123を出したデアリングタクトが勝利してくれました。
府中牝馬Sは、112のラヴズオンリーユーが破れ、90のサラキアが勝利。回収率505%はこの馬の仕業です(笑)。
SAVの1番手が120未満での90台は、勝ち切ることも想定しておいたほうがいいかもしれません。もっとも、ここは「馬場が味方した」とも取れるので、すべてを丸呑みするのは良くないですね。
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本日は以上です。
SAVはストライダービジョンのほうで確認できます。
もちろん、既存のストライド競馬サイト内(会員)の「データ一覧」からもご確認いただけます。