ノーズバンドが、あるとき~無い時…
奥野です。いつもご覧いただき誠にありがとうございます。
関西の人にとって超お馴染みのCM。551蓬莱の豚饅のCMです。
「551の豚饅がーあるとき~、無いときぃ…」
ある時の幸福感と無いときの悲壮感の落差が半端ない(笑)
というわけで、競馬予想における「あるとき無いときシリーズ」やります。どうか続きますように…。
昨日は、「チークピースがあるとき~、無いときぃ…」でした。チークピースに関しては、改めてこのシリーズでやりたいと思います。
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○○○があるとき無いとき
では、今日の「あるとき~無いときぃ…」は
ノーズバンド
です。
ノーズバンドとは → 「JRDB馬具図鑑~ノーズバンド」
ノーズバンドは、扱いが難しい馬具だとおもわれますので、着ければ、良い意味でも悪い意味でも、馬の走りに多分に影響を与えます。
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データ分析[条件設定]
2017年~2020年5月10日
3歳未勝利、1勝クラス、2勝クラス
基準オッズ4.0~20.0倍
「中央所属の騎手」と「外国人騎手」を分けて分析していきます。
外国人騎手とは、Cデムーロ、レーン、マーフィー、モレイラ、ムーアなど、日本の競馬ファンにとって名の通った方々です。ルメール、Mデムールは、中央所属の騎手となります。
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データ分析[結果その1:中央所属の日本人騎手]
こちらは、中央所属騎手の結果です。
上は、前走で着けていたかどうかは問わず、今走で着けていないときと着けているときの集計結果です。
下は、前走装着しておらず、今走でも着けているときと、着けていないときの集計結果です。
いずれも、今走あるときの方が成績は悪くなっています。
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データ分析[結果その2:外国人騎手]
こちらは、所属騎手の結果です。
上は、同じく、前走で着けていたかどうかは問わず、今走で着けていないときと着けているときの集計結果です。
下は、前走装着しておらず、今走でも着けているときと、着けていないときの集計結果です。
どちらも、概ね今走あるときの方が成績は良くなっています。
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考察
ノーズバンドの扱いの難しさは、結果その1とその2の成績を比較すれば一目瞭然。
それを装着しないといけない馬の性質(正しくハミ受けができない等)を考えると、それへの対応力が低いことの顕れではないでしょうか。(ルメールとMデムーロを個別でみるとまた違った結果になると思われますが)
外国人騎手はやはり凄い。ノーズバンドを着ける着けない関係なく、日本人騎手を遙かに凌ぐ実績を残しています。
そこにノーズバンドを装着すると…。どうでしょう、勝率ベースで、日本人よりも12ポイントも高くなり、単勝回収率も倍以上。
もう一つ。「前走無しで今走ありのパターン」はかなり少ないので、もうさらに3年遡って、2014年以降、前走も今走もあるときのパターンで集計して見ました。
前走無しの今走無し < 前走ありの今走あり
という結果。やはり、外国人騎手に限っては「あり」のほうが成績が良くなります。
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ノーズバンドの情報を取得する方法
もし当日の装着状況を確認されたい場合は、JRDBの直前パドック情報(有料)をご確認いただくことをオススメします。
注意>この企画の趣旨は、あくまでも「状況の違いによる差を見る」ことです。決して回収率が100%を超える条件を探してれをオススメすることではありません。結果的に100%を超えるかどうかはデータを使う側のセンスとかシステムに拠るからです。