【指数分析】SAVの結果 検証9/19-9/21
奥野です。いつも参考にしていただき、誠にありがとうございます。
デジタル競馬最強Vol.6の法則にて記事を書かせていただきました。
1位独走中です! 本当にありがとうございます!
毎度毎度、まずはSAVの説明から。理解された方はすっ飛ばしてください。
【SAV(ストライド・アドバンス・バリュー)とは】
私が考える、馬券投資で儲けるための指数の要点はつぎの3つです。
① 安定性:成績が安定していること―統計モデルの確率を求める
② 独自性:算出にオリジナリティがあること
③ 優位性:地味ながらプロの感覚が含まれて尖っていること―バイアスを獲る
SAVは、IDM調整値をベースに、この3要素を意識して開発した指数。
独自性を生み出すにあたり取り入れたファクターは次の10点です。
・IDM調整値の偏差値(ベース)
・騎手乗り替わり加点(減点)
・騎手加点(直近半年の実績・誕生日週など)
・外厩補正(成長性評価)
・人気判定
・厩舎判定
・追切加点
・脚質加点
・成長加点
・分析データ加点(減点)
これらを、独自の計算式によって、算出しています。
指数が高い方が、勝率は高くなり、逆に低ければ悪くなります。これは一般の指数と同じです。
2017年以降の各区間における成績
投資競馬で指数を扱ううえで最も大事なのは、その指数の成績が安定しているかどうかを知ることです。ブレブレだったら使いものになりません。間違った情報でも、いつも同じように間違ってくれればそれは正しい情報になります。たまに高配当が当たって一喜一憂することはありますが、投資の観点からはそのような結果や情報にほとんど値打ちはありません。
コチラの表は、2017年から2020年、古馬のG1において、SAVが100以上の成績です。
2017年が少し良くなりすぎていますが、概ね高いレベルで安定しています。2020年はまだ途中です。秋競馬での巻き返しに期待します。
月別にみるとはやり、秋のほうがよく勝っているようなので、やはり秋の100以上には注目すべきといえます。
SAVの結果 検証9/19~9/21
先週(9月19~21日)は、3歳重賞が2レース行われました。
1番人気のSAVはともに、130を超えていました。堅軸扱い。
ローズS
セントライト記念
セントライト記念のサトノフラッグは、逃げたバビットを捉えることができずに勝ち切ることができなかったものの、2着は絶対に誰にも渡さない形の競馬でしっかりと連対。道中のペースも落ち着きすぎましたね。それでいて2着は立派。
ローズSのリアアメリアは、指数が示した通りの盤石の走り。ゴール前はソラを使ていたので、鞍上も追うことを止めずにしっかりと最後まで追っていました。着差(2馬身)以上に優秀な内容でした。
SAVの総合成績はこちら。(SAV区分は、○以上◎未満)
SAVが高く、勝つべき馬はしっかりと勝利連対を果たしてくれました。3着をも外していません。
それ以下も、相応の結果。
同一レースに100以上の馬が複数いたレースが5つありました。
そのうち、土曜中京4Rのロコポルティは、勝ち切るかなと思えた矢先に内ラチに激突して落馬し競走中止。新馬の難しいところが出てしまったように思います。(不可抗力によるトラブルが発生したレースは集計の対象から除外したほうがいいのかどうか…)
そのおかげで次点のタイセイアゲインの単勝配当が輝く結果となりました。
以下、余談。
SAV120以上の馬がいるレースにおける、100以上120未満の馬の成績は次の通り。
やはり成績は大幅にダウンします。
一方で、上の土曜中京4Rのように、120以上が取りこぼせば、こちらが勝利して回収率をアップさせてくれます。
120以上の馬にとっては、下に100以上の馬がいようがいなかろうが、成績は大して変わりません。そう考えると、120以上取りこぼしに期待して、100区分の馬に賭けたほうがお得なのかもしれません。
これがその表。
たしかに、120以上がいるレースでは、この状況でギリギリ勝ち負けのチャンスがある90以上の馬の単勝回収率が高くなっています。
その状況で、90~119を軸にした連馬券を買った結果が次の表。
最高配当を抜きにしても馬単1着流しと3連複の回収率が97%となっています。この手堅いシチュエーションで最高配当を抜く必要はないので、概ね100%を超える結果になるということですね。
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本日は以上です。
SAVはストライダービジョンのほうで確認できます。
もちろん、既存のストライド競馬サイト内(会員)の「データ一覧」からもご確認いただけます。
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