SAV-Over100+有馬記念の見解+馬券術(過剰人気な低SAVの裏で…)
奥野でございます。いつもご覧いただき、誠にありがとうございます🙇
バイクの欠点…
雨に弱い…(当たり前)
さて、本日はこの記事の延長ラウンドです。
「当てに行かない馬券術」
とでも言いましょうか。
またボクシングの話になりますけど、上級者の試合をみていて感じることは、いかに空間を制するか、という部分を重視しているということです。
リードのジャブで間合いを確認したり、相手の注意を別のところに移したり、フェイントをかましたり、パンチの速度をちょこちょこ変えてみたりして、打ち込みたいパンチが当たるように空間をコントロールします。
間違っても、繰り出すパンチすべてを当ては行きません。新人にはあってもランカーでそんなことをする選手はまーいないです。
すべてのパンチを当ててやろうとすれば、こちらに隙が生まれ、逆に打ち込まれてしまいます。挙句、早々にスタミナを使い切ってゲームオーバー…。
ゲームに勝つためには、相手のミスを誘うテクニックを身に着ける必要があります。あるいは、自分自身がミスりそうな状況を避けるか…。
競馬というギャンブルに於いての相手は、自分以外の馬券購入者です。
「不用意に強いパンチを打ち込んできた」ときこそ、こちらが打ち込むタイミングです。
競馬において、それがどういう状況をいうのか、ちょっと説明します。
たとえば、こんなとき。
2021年12月25日 阪神1R 2歳未勝利
1番人気 ⑦シロン 確定単オッズ1.8倍 8着
騎手{C.デムーロ}
厩舎{高柳大輔}
馬主{山本律氏}
外厩{山岡トレセン}
明らかに「クリスチャンだから!」ってことで買い込まれた現象。あともしかすると「厩舎のコース成績が良い」といったファクターがあったのかもしれません。が、1.8倍の馬ではございません。単勝支持率は43%。
SAVは{89}で2番手。基準オッズが2.8倍でこのSAVだと、勝率はせいぜい28~30%。出走馬で均しても、勝率が43%まで上がることはないでしょう。
それが43%まで売れてしまっています。これぞまさにフルボッコスピリットの集合体です(笑)
2021年11月20日 東京4R 2歳新馬
1番人気 ④グラットンラッシー 確定単オッズ1.7倍 7着
騎手{C.ルメール}
厩舎{加藤征弘}
馬主{吉田和子氏}
外厩{山元TC}
みんな大好きルメール騎手。そして社台系の外国産馬。外厩は社台系山元トレセン。統計的にもおそらく非常に成績が良く、AIも一般予想家も、◉をうつことになるはずです。
やはり、買われに買われ、最終の単勝オッズが1.7倍まで低下。
「当たる!」と思って、しこたま強めのリードジャブやら、ワンツーが打ち込まれている状況です(笑)
たしかに、1.7倍ぐらいまで売れた馬は”高い確率”で勝ち負けします。統計上はそうなります。
でも100%ではありません。せいぜい50%程度です。半数しか勝ちません。
そして20%は馬券圏外です。
そういうものこそ、見た目に騙されてないかを、冷静になって判断することが重要なんです。
みたいな(笑)
さて、注目していただきたいのが、グラットンラッシーのSAV。たったの{87}しか出ていません。基準オッズが2.3倍。
同様のパラメタをもった馬の成績を集計してみると、
勝率{39%}
3着内率{76%}
単回収率{71%}
複回収率{85%}
となります。
回収率、むちゃくちゃ低いですよね…。
この数値が真に訴えようとしている事柄は何でしょうか?
「人気する馬は儲からなくて当たり前」ということでしょうか?
違いますよね?
「だからカウンターを狙いましょう!」ですよね!!(笑)
勝率が39%程度の馬に対しての支持率が50%。簡単に分かりやすく説明すると、39個のものを50人で取り合っているイメージです。統計上、品が全く足りてないんです。インフレです!
不足している分は、どこか違う馬に流れていってしまってます。そこがポイント。基本的に総量は決まっているので。JRAさんは全売上の80%しか与えてくださいません。
逆に言うと、たとえば10個のものをたった5人で穏やかに分け合っている状況もあるわけです。そこを狙う!
カウンター馬券術!(かっこええネーミングが付けられたと思ってる?)
では、そういった状況での、2021年以降の成績をざっと出力してみましょう。(基準人気別集計)
ご覧の通り、ざっと基準オッズで集計しただけでこの結果です。どこをとっても100%を超えていたり、それに近い数値になっています。基準2番人気や3番人気といった上位人気でも、楽に回収率100%を目指せる…というわけです。
ちなみに、その上状況における基準1番人気はやはり回収率が悪く、単勝回収率はたったの58%にしかなりません。ミスリードされた結果ですね…。
相場がどういう状況なのかを理解し、そこに人気被りの馬が飛ぶ状況かどうかをしっかりと評価できれば、何もややこしい計算をしたりAIに頼ったりすることなく、利益を出すことができるんです。
以上。カウンター馬券術の解説でした!(ネーミングセンスくそw)
当noteは、皆様の「スキぽち💓」で成り立っております(笑)
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SAV Over100
阪神は降雪の恐れがあるということで、夜間発売を中止しています。中山も激寒らしいです。凍結防止剤が散布されると思われますので、阪神11Rりんくうステークス(ダ1200m)は手控えたほうがいいかもしれません。
中山9RグッドラックHは⑦レッドヴェロシティが、ミルコ・デムーロ騎手を従えて勝ちに来ました。
今回の相手は、ストライド指数60が最高値(①ウォルフズハウル)で、他は1勝クラスに毛が生えた程度。ここで負けているようではお先真っ暗…お話になりません。
有馬記念に出走馬から1頭だけあがってきました。やはり⑦クロノジェネシスです。1番人気になると思っていたのですが、基準オッズ3.6倍の2番人気。前日最終もほぼ同じで、3.2倍の2番人気。
有馬記念の見解
昨年は、こちらのコラムにてサラキアを推奨しました(たまには自慢する・笑)。
【”ストライド的” 近年の有馬記念の特徴】
ここ2年の有馬記念は、ご覧の通り、瞬発力 or 持続力(あるいは両方)の高い馬が有利となっており、実際に好走を果たしました。
昨年2着と好走したサラキアは、世間の評価とは裏腹に、ここが高く、好走の条件を十分満たしていました。
近年の有馬記念は、中山芝が荒れにくく安定化したことによって、内有利の意識が働くせいもあり、仕掛けのタイミングが早くなっています。
残り1000mのハロン棒を目印とし、逃げ馬はそれまでの下りを利用して、3コーナーから4コーナーにかけてペースアップを図ります。それに応じて、後続もペースアップ。
もし番手が軟弱だと、逃げ馬の行った行ったを許してしまうことになりますが、グランプリではそういうことは滅多に起こりません。
何より、1000m付近からのペースアップに瞬時に対応できる瞬発力と、ロングスパートにおける持続力の強さを持った馬に注視する必要があります。
昨年は、見事にその通りの結果となり、クロノジェネシス、サラキア、フィエールマン(、カレンブーケドール)で決着。
さて、今年の有馬記念のストライドアビリティはどのように出力されたのか…、大事なところを隠しつつ見ていきましょう(笑)。
持続力は、○○○○○○○○が1位で、キセキが2位、クロノジェネシスが3位となりました。
瞬発力は、エフフォーリアが1位、クロノジェネシスが2位、▲▲▲▲▲▲が3位です。個人的には、このまま決まってくれれば最高なんですがねぇ。
持続力が3位で瞬発力が2位のクロノジェネシスが、アビリティ的には最も案て感があるため、軸はこれで良さそう。しかしどちらも1位ではないので、堅軸ではなく、あくまでも連軸扱いで。
問題となるのが、エフフォーリアの持続力の低さ。53の7位です。これは軸にしづらい…。
ってことは、ちょっと穴目を狙っても良いシチュエーション?
そこで最も気になるのが、持続力1位で瞬発力4位の○○○○○○○○です。昨年のサラキアに近い出方をしています。でもアタマまではないかなぁ…。
アタマがあるとすれば、▲▲▲▲▲▲のほう。
ここ2戦がちょっと特異なレースだったため、追走力があまり高くでませんでした。しかしながら、ここ4戦はすべて高いストライド指数を出力しており、伸びしろを残しながら、ハイレベルな戦いに耐えられるだけのフィジカル・メンタルに作り上げられています。
また、前走はあまりデキが良くなく、展開にも恵まれなかった状況で好走しました。すべてがばしっと揃った時、どんな走りを披露してくれるのか楽しみでなりません。
※前日段階では馬名は公開できませんけど、直前でうちの代表(松本倫太朗)が、ストライド競馬新聞noteかTwitterのほうで公開すると思います(笑)
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本日は以上です!
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