重賞VISI👁N💨有馬記念（ＧⅠ）

奥野憲一：ストライド競馬

2020年12月26日 23:06

ダノンザキッド

奥野です。本日も、友人であるホースフォトグラファー@SLEEPさんの本日のベストショットを扉に使わせていただきました📷

ホープフルステークスを勝利したダノンザキッドのゴール前の一枚。

　序盤は、まだ少しふわふわするところが見受けらましたが、頭が非常に良さそうで、終盤はしっかりと折り合って、ゴール前でぐっと一伸び。手前をしっかりと替えきれていれば、もう１馬身離していたのではないでしょうか。

　2着は①オーソクレース。3着は②ヨーホーレイク。みんなノーザンファーム生産の良血馬ですね。きっちり取りに来ます。

　そういえば、外厩名人の村山氏が、昨日こんな話をしてました。ｎｏｔｅにあげてたかな？…。あげてますね。https://note.com/jrdbn/n/nf75fe520f76f?magazine_key=mbdfe0bee01de

要するに「山元トレセン帰りの馬は重賞では厳しいですよ！」ということです。

４コーナーで逸走して競走中止となったランドオブリバティがまさに山元トレセン帰りの馬でした。流れが非常に悪いようです。

有馬記念出走馬の中に、山元トレセン帰り（2走目も含む）はいるのですか？

いました。人気のカレンブーケドールです。

前走はもう３着でもいいぐらいの粘りの走りを見せてくれましたが、流れが悪いときはハナ争いも態勢不利になってしまうですねぇ。「今度こそ連対」といきたいところだとおもいますが…。流れは大事です。

👉 今週土曜の SAV 傾向

２０２０年１２月２６日（土）のＳＡＶの結果です。

120以上は勝ち切れず２着、３着どまり。100～119区間に限っては1勝もできませんでした。回収率ベースでみれば馬券に絡んでは来ているので良しとすべきでしょうか。しかし力のある間が勝ち切れない状況になりつつあるのも事実で、有馬記念の人気馬の位置づけが難しくなってきます。

土曜の重賞は、SAV的には割と理想的な結果になってくれたかなと思います。

【中山11Ｒ　ホープフルステークス】
馬番　馬名　SAV　基準単オッズ　基準人気　放牧先
10番ダノンザキッド　　　　140　 2.6①　
02番ヨーホーレイク　　　　 88　 8.7⑤　ノーザンファームしがらき
01番オーソクレース　　　　 84　 4.6②　ノーザンファーム天栄
13番シュヴァリエローズ　　 78　18.4⑧　ノーザンファームしがらき
11番タイトルホルダー　　　 75　 8.5④　
03番ランドオブリバティ　　 74　 5.1③　山元トレーニングセンター
12番アドマイヤザーゲ　　　 71　13.8⑥　ノーザンファームしがらき
07番マカオンドール　　　　 66　15.7⑦　

【阪神11Ｒ　阪神カップ】
馬番　馬名　SAV　基準単オッズ　基準人気　放牧先
12番インディチャンプ　　　162　 2.1①　ノーザンファームしがらき
07番ステルヴィオ　　　　　 90　 4.8②　ノーザンファーム天栄
06番ダノンファンタジー　　 87　 8.2④　ノーザンファームしがらき
16番マルターズディオサ　　 82　19.2⑧　阿見トレーニングセンター
09番サウンドキアラ　　　　 68　18.3⑥　
01番クリノガウディー　　　 66　15.3⑤　信楽牧場
11番ジャンダルム　　　　　 64　19.1⑦　大山ヒルズ
08番フィアーノロマーノ　　 63　 6.7③　
05番クラヴィスオレア　　　 56　103.0⑯　ミホ分場

平場が難しかったですね。ヤングジョッキーレースがあったり引退ジョッキーがあったりと、いろいろ使う状況が多くて…。

👉 有馬記念の SAV

【中山11Ｒ　有馬記念】
馬番　馬名　SAV　基準単オッズ　基準人気　放牧先
09番クロノジェネシス　　 151 3.5 ① ノーザンファームしがらき
13番フィエールマン　　　 112 3.9 ② ノーザンファーム天栄
02番ブラストワンピース　 90 49.9 ⑬ ノーザンファーム天栄
10番カレンブーケドール　 79 6.0 ③
14番サラキア　　　　　　 72 29.7 ⑪ ノーザンファームしがらき
06番キセキ　　　　　　　 70 17.5 ⑧
05番ワールドプレミア　　 68 10.9 ⑤
04番ラヴズオンリーユー　 64 13.3 ⑦

クロノジェネシスが確勝レベルの150越え。これで負けられたら良い年を迎えられないなぁ。

フィエールマンは112。本日未勝利となる区間です。

安定していた、70～89の区間には、サラキア、カレンブーケドール、キセキが入りました。

👉 狙うはこのアビリティ！

この開催は、先行力型、追走力型がやや弱く、瞬発力型の台頭が目立っていました。

土曜日は特に瞬発力型が好走し、比率は30％を超えています。これは気にすべきポイントかなと思います。

👉 展開を読む

あらぁ…。もう⑨クロノジェネシスがぶっちぎってます。

フィエールマンがどこまで詰め寄ることができるか…、ですが、こういうときのルメール騎手は狙ってくるでしょう。できるだけ前に付け、スローの流れを利用して、終い勝負で有利になる状況を作ってしまうわけです。

差し馬が、先行しそうな人気馬をマークしつつ、できるだけ前目につける形が最も有利な状況となります。今回もまたそのようなポジション取りをしてくるはず。菊花賞でアリストテレスでとった戦法がまさにそれです。

中山コースなら、ロスを減らすためにイン突きを意識するかもしれません。

そして、その外から伸びてくるのが⑩カレンブーケドールと⑭サラキア。

カレンブーケドールは上の理由から印を下げましょう。

サラキアは、いまの中山の馬場に合致している瞬発力型。タフな状況でこそより力を発揮するタイプです。前走は、非常に価値のある２着。あと１ハロン長ければ交わしていたのでは？と思わせる末脚。この有馬記念でこそ生かされるのではないでしょうか。

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本日は以上です。

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