【指数分析】SAVの結果 10/31-11/1
奥野です。先週は久々に、全場が🌞で良スタート。安心して競馬がみられるな~、8冠頼みまーす!ってな感じで、悠然と構えておりました。
□ 天 候 と 馬 場 状 態
東京は、土曜、日曜とも、秋晴れの競馬日和。芝はずっと悪い状態で競馬が行われていたため、内が荒れて例年よりも時計が掛かる状況。ダートはやや時計が掛かる状況でした。こういうときは、力通りに決まることが多いです。
京都は、日曜の昼過ぎに一時的に曇りに変更されましたが、概ね晴れ。芝は傷みが激しい部分があり、全体的に時計が掛かる状況。ダートは例年通り。しっかりと時計がでる状況でしたね。
福島は開幕週。芝は時計が出てましたね。体力不要、早いもん勝ち!みたいな状況でした。
□ 先週のSAV総合成績 ~良馬場なら攻めて良し~
SAV(ストライド・アドバンス・バリュー)については、こちらでご確認をお願いいたします。[リンク]
良馬場なら、高い指数の馬はそれ相応に結果を残してくれます。
120以上は勝率が53%。勝率が高ければ回収率も上がります。複勝の73%は少し物足りないかなぁ。
100以上120未満の馬も、理想的な成績。オッズ的に有利な状況があったのか、回収率も100%を超えてきました。
□ SAVの結果をチェック SAV100以上の馬がいるレース
SAVの高い馬がいると、当然低い馬の勝率は下がります。そういう状況で逆転して旨味をもたらしてくれるのはSAV80台まで。とはいえ、それも恒常的ではないので、基本的には90以下を”勝ち負け”とせず、”複勝圏なら”に留める予想が無難です。
□ SAVの結果をチェック SAV120以上の馬がいるレース
100以上120未満がいるレースに、120以上がいると、競馬がしにくくなるのか、100以上120未満の成績が一気に落ち込みます。
過去3年でみると、基準値よりも落ちるとはいえ、馬券圏内率は維持していて、逆転の目も期待でき、旨味がもたらされています。能力の高い馬にルメール騎手や川田騎手が跨ると、どうしてもそこに票が流れ込んでしまいます。でも、どんな状況でも勝率40%なら40%。お金配りおじさんが、いくら1億円そこに投じたとしても40%なのです。一方でそれ以外の馬のオッズが上がり、勝ち負けの期待が残されている馬に旨味が付いてきます。そここそが真の買いのポイントとなるわけです。
こちらは、SAV120~130で、かつ、直前単オッズ1.6倍以下の馬がいるレースにおける、各SAV区間の成績です。
SAV120~130の勝率は、51%もあり決して低くはありません。ただ、長期的にみると儲からない…ということが、単勝回収率の数値からすぐに理解できます。
逆に儲かるのが、そのような状況で、ギリギリ勝ち負けできる可能性を持ったSAV100前後の馬たち。件数は少なくなりますが、80以上120未満の区間の成績をみれば、そこに旨味が含まれていることが良くわかります。
これは少々極端な例ですが、馬券投資で儲けるには、それだけ馬の質に対して想定される勝率(連対率等も)を知っておく必要がある、ということですね。
□ SAVでみる重賞の結果
先週は、東京で天皇賞・秋とアルテミスSが、京都でスワンSが行われました。
SAVが120を超えたのは一頭だけ。いうまでもなくアーモンドアイで、160。160以上はなかなか出ることがありません。
🐎 天 皇 賞(秋)
しかしエライ牝馬が誕生したもんです。フサイチパンドラという馬は好きな馬の一頭。サンデーサイレンス×ヌレイエフ…。この偉大な血を、最大限に引き出したキングカメハメハ系のロードカナロア。そこにまたヌレイエフがいて、絶妙にリンケージを生み出した感じでしょうか。8冠達成おめでとうございました!という気持ちはもちろん持っていますが、ちゃんと勝ってくれてありがとう!のほうが大きいかな(笑)
2着のフィエールマンが86の3番手。3着のクロノジェネシスが98の2番手でした。SAV上位3頭で決着した形となります。
これ、発馬後すぐに喧嘩していた2頭。フィエールマンが後手を踏まされ、怒りの外差し強襲で、兄貴分の威厳を保った(?)。
ちなみに、アーモンドアイもフィエールマンも、外厩はノーザンファーム天栄。この秋は本当に天栄一色になってきましたね。
🐎 ア ル テ ミ ス ス テ ー ク ス
勝利したのは、SAV86のソダシ。SAVは高くない1番手。2着のククナが、SAV3番手で82。3着のテンハッピーローズは5番手で73。このレースにしては珍しく、順当決着となりましたね。
🐎 スワンス テ ー ク ス
勝利したのは11番人気のカツジ。SAVは40…。4走前にストライド指数72を出していたとはいえ、このタイミングで買うのは非常に難しかったと思います。マイルCSで4着の実績もあるんですよねぇ。とはいえねぇ…。
2着のステルヴィオはSAV99と高得点でした。3着はアドマイヤマーズでASV96とこちらも高得点。斤量58㎏が少し堪えた感じです。
SAV101を出したサウンドキアラは、決して悪い条件ではなかったのですがねぇ。強いてあげるなら、枠順でしょう。内目が非常に荒れている状況で、終始内ラチ沿いを走らされては堪えます。4コーナーでは、内から外のできるだけ良い進路に持っていくシーンで、すでに手前が逆(普通は右回りのコーナーでは右手前)になっていました。こうなるともう、一瞬の脚が使えなくなります。
それでも、勝路を見出してもらいたかった…。というのが本音であり、下手な駄洒落です(笑)。
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本日は以上です。
SAVはストライダービジョンのほうで確認できます。
もちろん、既存のストライド競馬サイト内(会員)の「データ一覧」からもご確認いただけます。
ストライド競馬新聞とは
http://blog.livedoor.jp/keiba_tenkai/about_shimbun
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