花物語~桜草
花の行商をしていたおかあさんから
お花の話を聞いて育った少女は
大きくなって念願のお花屋さんを開きました
少女のもう一つの夢は子どもにお花のお話をすることでした
おかあさんがしてくれたように・・・
雲南サクラソウ
画像提供:「花ねこ日記 」
桜草に囲まれた喫茶店
「桜の園」はチェーホフの戯曲で有名ですが
実際に「桜の園」があることはまだほとんど知られていません
ただこちらは「桜草の園」を略した「桜の園」なのです
桜草を愛する人たちが自然に集まって「桜の園」をつくったのです
そして「桜の園」が世界中に広がることを願っているのです
私が「桜の園」のことを知ったのは
ある山のふもの散策道を歩いていた時のことでした
散策道から山に向かう小さな小道がありました
その小道の先に鉢植えの桜草に囲まれた喫茶店がありました
二階のベランダにも桜草が並んでいました
桜草の花たちに誘われるようにその喫茶店に入りました
喫茶店の奥の部屋は手造りの小物の部屋になっています
店は母親と娘さんの二人がいました
メニューのひとつにピース・ティーがありました
迷わず私はそれを注文しました
ピース・ティーをゆっくり飲み終えました
すると娘さんが小物の部屋の奥に案内してくれました
奥の部屋のドアを開けると裏庭一面に桜草の花が咲いていました
そこは桜草を愛する人たちが心をこめてつくった平和な世界でした
そこが「桜草の園」・・・「桜の園」でした
あなたが住む所に桜草に囲まれたお店があれば入ってみてください
そこが「桜の園」への入り口かもしれません
なければあなたが「桜の園」をつくってください
そして桜草を愛する人平和を愛する人を「桜の園」に導いてください
世界を「桜の園」に・・・平和な世界にするために
まぐまぐ!「花を歌うかな」'09/2/10 No.1301
2009年ごろ
まぐまぐ!から発行していた
「花を歌うかな」で発表していたものです
そのメルマガはすでに廃刊しましたが
ブログに保存していたものを再掲しています
藤川一郎
京都市北区紫竹北大門町37 葵荘17号
075-493-4676
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