高山が作家として更に飛躍することを願い創作活動を支援したい!~エッセイ「ガーターベルトの女」の作品化を目指して【458】
妄想家・夢想家無名居士の夢物語の記録です
無名作家高山のエッセイ「ガーターベルトの女」の映画化芝居化・・・
その他いろいろ作品化できれば
なんて途方もない夢を観ています
📖 高山のエッセイ〜「ザ・ローリング・ストーンズ 『シャイン・ア・ライト』と、ストーンズ雑感」
ザ・ローリング・ストーンズ 『シャイン・ア・ライト(Shine a Light)』、これはライブ映画です。
僕の好きなストーンズと、好きな監督のマーティンスコセッシが組んでるんだから興奮しましたよ。
最近は、ストーンズの過去のライブ映像や最近のライブ映像がどんどん出てて、ストーンズファンとしては嬉しいけど、全てを買ってたら大変ですよ。
『シャイン・ア・ライト』はライブ映画で、マーティン・スコセッシが監督をしてます。
マーティン・スコセッシのロック好きは有名ですね。
ストーンズとかザ・バンドとか、昔のロックンロールバンドを映画に良く使いますね。
この『シャイン・ア・ライト』は、スコセッシとストーンズの面々とのやり取りが非常に面白いです。
2006年に行ったビーコン・シアターでの慈善コンサートを、スコセッシが撮ってます。
確かこの頃、ストーンズは四十周年であちこち行ってるんですよ。
その忙しい合間に、スコセッシとミック・ジャガーがやり取りしてる所等、非常に面白いです。
僕はスコセッシの大ファンでしたが、この映画で初めてスコセッシが動いてるの観ました。
小柄な黒ぶち眼鏡を掛けたダンディな人です。
何処かしらロバート・デ・ニーロに似てますね。
デニーロを使ってたのは、同じイタリア系で顔も似てるからかと思ってしまいます。
今はスコセッシは、レオナルド・ディカプリオと組む事がおおいしそれも良いけど、デ・ニーロと組んでた時の方が僕は好きですね。
ディカプリオも良いんですけどね。
しかし、かなり小柄ですね。
ストーンズのメンバーも決して背は高く無いけど、スコセッシは更に小柄です。
まあ、それでもカッコいいおじいさんですよ。
ストーンズのメンバーも同じ位の歳で六十代です。
ミック・ジャガーとのやり取りが面白いのが、セットリストがミック・ジャガーからきちんと来ないんですね。
曲順です。そうなると何からやるのか、或いはこれはやらないのかとスコセッシは悩みます。
ミック・ジャガーが前にインタビューで答えてたのは、膨大な曲が有るけどその時の会場の大きさや客層で、セットリストは変えると言ってましたね。
やはりこういうビジネス的な部分では、完全にミック・ジャガーが主導権を取ってます。
ストーンズがこれだけ長くやれたのは、ミック・ジャガーのこういうビジネスセンスかもですね。
片方の相棒のキース・リチャーズは、そういう部分が少ない良い意味で単純な音楽好きです。
昔は、アルバムを作る時はお互いが主導権争いをしてたりしたようです。
キース・リチャーズは、七十年代には深刻な薬物中毒でライブに遅れたりは普通だったようです。
それでもスタジオに入ると作ってたのが凄いですけどね。
ロックスターは薬物でどんどん死ぬけど、キースも当時は生き残れないだろうと言われますが、八十年代に入ってクリーンなっていきます。
七十前半のキースの演奏は凄いですが、完全に飛んでる感じですね。
前歯も欠けてたりして大丈夫なのかと思います。
こういう時に、バンドのビジネス面とかキースの尻拭いをしてたのがミックなんでしょうね。
八十年代に入ると、二人の対立は深刻になりますね。
本当にローリングストーンズは無くなってたかもです。
お互い雑誌など通じて言い合います。
決定的な亀裂が入ったのが、ミック・ジャガーがソロアルバムを出した事ですね。
キースは、ソロアルバムをかなり貶してました。
僕は当時は高校生で、とにかくミックでもキースでも良いからニューアルバムを聴きたかったから買いましたよ。
確かに、キースの言うように流行りの音を取り入れすぎてるのは今では分かるけど、当時はとにかくニューアルバムって事で嬉しかったです。
続いてストーンズのアルバムも『ダーティ・ワーク』(Dirty Work)が出ます。
このアルバムは、今聴いてもシンプルで力強いです。
このアルバムは、キースが完全に主導権を取ってますから流行りの音を入れたりは無くて、後から知るんですが、キースは直ぐにツアーに出れるように、なるべくシンプルにしたと言ってますね。
キースらしいロックンロールアルバムです。
しかし、これでツアーに出ようとしたらミックがそれを断ります。
自分自身のソロに専念するんですよ。
ソロ第一弾の『シーズ・ザ・ボス』(She's The Boss)に続いて、『プリミティヴ・クール』(Primitive Cool)を出します。
キースは怒りますね。バンドマンのキースに取っては、ストーンズはどうしたなんですよ。
しかし、ミックにしてみたら今まで散々俺が細かいビジネス面を支えて来たじゃないか、ですね。
僕は、当時はキースの言い分の方が正しいと思いました。
ミックは社交界でも有名ですが、キースは音楽人なんですよね。
お互い富と名声を得てるけど、キースはライブスタッフにも愛されるとか、音楽以外の事に手をだしませんからね。
例外が『パイレーツ・オブ・カリビアン』で、ジョニーデップの父親役で出てます。
これは、ジョニーデップ自らのお願いのようです。
だけど、今思えばどちらもどちらの言い分が有りますね。
キースも痺れを切らしてソロを出します。
いかにもキースらしい、渋いロックンロールアルバムですね。
歳を重ねて聴き比べると、キースのソロの方が古さを感じませんね。
ミックのソロは流行りを追いすぎてて、今聞くと少し苦しいです。
それがストーンズになると、キースのロックンロールブルース原理主義と、ミックの新しい音への反応が上手く融合するんですよね。
特に六十代から八十年代まででしょう。
そうして二人は決裂しかけるけど、やはりストーンズで行こうになるんです。
『ステイール・ホイールズ』が二人の和解のアルバムになりますね。
当時のストーンズのファンはほっとしましたね。
和解した原因は色々言われてるけど、やはり二人の相性とミックのアルバムが思ったほどは売れなかったからでしょうね。
まあ、そうして二人はたまにソロを出しながらも、ストーンズを中心に動いて行きます。
僕も福岡ドームで一回と、東京ドームで一回観に行ってます。
特に福岡ドームで観た時は興奮しました。
憧れのストーンズが実際に動いて、遠くでも見られてるってだけで良かったです。
そうしてストーンズは、転がり続けて七十代を超えても精力的にツアーをしてます。
映画『シャイン・ア・ライト』は、そういう中でもマーティン・スコセッシが撮った非常に良い映画です。
特に舞台裏が面白いのと、舞台裏ではモノクロを上手く使ったりしてて、流石マーティンスコセッシです。
打ち合わせ風景ではミックとチャリー・ワッツが積極的です。
チャリー・ワッツが最近のライブの絵を選んだり、グッズに積極的に関わってるらしいってのは知らなかったから面白いです。
キースとロンウッドはふざけ合ってますね。
ライブを何回も重ねてるからその辺りの感覚は、特にキースとロンウッドは阿吽の呼吸ですね。
ライブが始まる前には、このチャリティーの主催者でもあるクリントン元大統領が来ます。ヒラリーも連れてですね。
クリントンが、同級生が皆来たいと言って困ったとか話してます。
だいたいこういう時の相手をするのはミックです。
皆で写真を撮ったり、キースが裏でジョークを言ったり和気あいあいですね。
しかし、ライブに入る前に皆でエレベーターに乗って出るんですが、このシーンモノクロです。
このシーンが映画の予告にも使われてて非常に良いです。
歳を重ねても、ワンパターンとか拝金主義と言われてもライブにかける意気込みは、やはり有るんだな、です。
メンバーの顔には深い皺が刻まれてて凄みが有るし、ライブに向かう緊張感が伝わってカッコいいです。
マーティン・スコセッシは、始まる寸前でセットリストを手に入れて、周りにカメラの指示等を叫びます。
この辺りも臨場感あります。
クリントン元大統領の挨拶が終わって始まると、何時ものストーンズです。
それでも、会場がスタジアムクラスでないから良いですね。
余りに大きな会場だと、観客との一体感がいまいち伝わりません。
何時ものストーンズですが、ゲストが何人か来てます。
特筆すべきは、バデイ・ガイとクリスティーナ・アギレラですね。
『シャンペン・アンド・リファー』(Champagne and Reefer)でバデイガイとやりますが、伝説のブルースシンガーの迫力に圧倒されます。
ミックジャガーは元々声量がある方では無いからこういうデュエットになると何時も圧倒されてるけどバデイガイの迫力は凄いですよ。
もう一人がクリスティーナ・アギレラです。
僕はこの映画を観るまで、恥ずかしながらクリスティーナ・アギレラ知らなかったです。
名前は何となく聞いてた位ですね。
白いシャツに黒のタイツを履いて、高いヒールで登場します。
『リヴ・ウィズ・ミー』を二人で歌うのですが、小柄だけどセクシーで声量のあるクリスティーナ・アギレラが、ミックジャガーを圧倒します。
非常に声量が有りますし、この頃のクリスティーナ・アギレラは若くて動きもセクシーで有りながら、可愛くて驚きましたね。
こういう人なんだと驚きましたね。
また、これも多分ミックジャガーが選んで呼んでるでしょうが、ミックのセンスの良さも感じますよ。
アメリカの女性としては非常に小柄ですが、パワフルなシンガーですね。
とてもこの映画では輝やいてますよ。
もう一人、元『ザ・ホワイト・ストライプス』のジャック・ホワイトも出るけど、天才と言われるこの人はこの映画ではいまいちです。
個人的には、ジャック・ホワイトはソロになってもう終わったなと思ってますけどね。
何時ものストーンズですが、流石マーティン・スコセッシですね。
カメラワークも良いし、他の昔のライブDVDでは映画になってる 『レッツ・スペンド・ザ・ナイト・トゥゲザー』(Let's Spend the Night Together )』位が対抗できるかなです。
これをマーティン・スコセッシに撮って欲しかったなと思いますね。
三十代後半のストーンズの面々が生き生きとしてます。
それでも六十代のローリングストーンズを見事に捉えてます。
七十代を迎えてもまだまだツアーをしてますが、相変わらずのミックジャガーの動きの良さに驚きます。
ついでに言うと、つい最近子供を作ってますね。
性欲は力なりかな、とこの人には言えるようです。
キースは、白髪を隠すことを辞めて上からの撮影では禿げてますが、それでも元気です。
ロンもチャリーも元気ですね。
あの共産主義国家のキューバでも、初めてのロックンロールバンドとして行ってます。
観客の熱狂凄いですよ。
そして、少し前に出されてたキースの本当に久しぶりのソロアルバムは素晴らしいです。
『クロスアイド・ハート』、まさかこんなに時間が空いて、あの歳でオリジナル出すとは思わなかったのと、内容が非常に良いですね。
もう一枚のストーンズのニューアルバムも良いですね。
『ブルー&ロンサム』です。
ブルースのカバーアルバムですが、短い間に録ったらしく生々しくて良いですね。
今でも転がり続けてるストーンズには頑張って欲しいです。
ロックンロールの祖とも言われるチャック・ベリーが、ニューアルバムを用意してると言われたのに亡くなったから、ストーンズには八十才になってもライブをして欲しいですね。
おわり
📖無名居士のたわ言・・・音楽でひとあそび〜daybreak
冬空の誕生
スモーキーホワイトって言葉が気になって
何か発見は無いかと検索してみるが
商品に関する記事が多く
目当ての内容の記事には
たどり着けそうにない
夜明け・・・で検索してみよう
当然・・・夜明けのスキャットがトップ
松山千春の歌があった・・・動画はまだ若い彼
ガイアの夜明け オープニング&エンディング・・・
使用されている画像が美しい・・・曲もいい
ガイアの夜明け・・・
テレビの番組のタイトルだとは知らなかった
夕方六時過ぎには寝ているので
夜の番組はほとんど観ないし知らない
ウィキペディアによると経済ドキュメンタリー番組らしい
オープニングの曲は岸利至「鼓動」
エンディングは新井誠志「夜空の花」
「鼓動」という曲に出会って
これでいいかなあ・・・という気持ちと
これではなあ・・・という気持ちが交錯する
ひと遊びもしてないという気がするからかな
そこで・・・英語では?・・・と検索を方向変換
夜明け
dawn
daybreak
dawnに夜明けの意味があるとは思いがけないが
daybreakなら・・・想像できるかなってところ
ということでdaybreakで検索すると・・・
浜崎あゆみ / Daybreak
彼女の歌は聴いたことがないが
流れで聴いてみようという気になる
Alice Nine - Daybreak
Alice Nine ・・・日本のヴィジュアル系バンド
ヴィジュアル・・・いいじゃないか
Alice Nine - SHADOWPLAY
*以下…リンク切れ有りにつき…ゴメン
柴田恭兵 横浜 DAYBREAK
http://youtu.be/Hab9hZZNBz4
Daybreak Embrace - Mercury
http://youtu.be/4qGqKx_6KLs
これはどうやらDaybreak Embraceというグループの曲らしいが
ドラム音が好きだからか・・・ついつい聴きいってしまった
Daybreak Embrace - "Faded" - Lyric Video (OFFICIAL)
http://youtu.be/R6mGSUtCi2E
DAYBREAK EMBRACE - SUFFOCATE (OFFICIAL VIDEO
http://youtu.be/WgIFOXc-b0I
検索では分からなかったが
この動画でバンドの様子が分かった
ちなみにSUFFOCATEとは・・・息を止める むせる 窒息死する・・・とか
検索をDaybreakに戻そう
Rebecca Ferguson performs I Hope - Daybreak 12/12/13
http://youtu.be/0ICcDh1lHqA
なんか・・・好みの動画が出てきた
ヴォーカルの女性がいい感じ
I Hopeという曲のようだ・・・Daybreakはそのあとの日付関連か
Rebecca Ferguson sings Amazing Grace - The X Factor Live Semi
http://youtu.be/LpXFK5j09h4
The X Factorで分かった・・・イギリスの歌のコンテスト
オーディション番組かな・・・上の動画はそのセミファイナル
調べてみると・・・第7シーズン(2010年)で準優勝 リバプール出身
デビュー作“Heaven”を2011年12月にリリース
英国チャートで初登場2位を記録
Rebecca Ferguson - Backtrack
http://www.youtube.com/watch?v=XuZjwLOY_os&feature=share&list=PLC29C93143EA9BFCE
Rebecca Ferguson - 'Teach Me How To Be Loved' Live (Britain's Got
http://youtu.be/SpYJvGevsv4
さて・・・Daybreakの続き
The Stone Roses - Daybreak (live)
http://youtu.be/TDoA4CS6ZcM
動画の概要には・・・Live At Club Citta Kawasaki, Japan - 11 September 1995
調べてみると・・・ザ・ストーン・ローゼズ(The Stone Roses)はイギリスのロックバンド。
1983年にマンチェスターにて結成
もうやめようかな・・・って思ってると
大物の名が・・・Barry Manilow: "Daybreak"
http://youtu.be/dgGG5Ai5ZDc
どうやら1976年あたりの作品のようだ
ということで・・・けっこう遊んだのでこれにて終了
📖 高山の作品から〜「濡れる穴の中 21 悩む」
世の中どんどんネットの時代ですが、僕らトンネル屋はネットを使っても最終的に信じてるのは、リアルなんですね。
特に、肉体労働ですからね。
例えば、僕は現在五十才ですから、昔のようには身体は動かないんですよ。
そこで、上手く誤魔化しながらも要領良くやらないと、身体は持ちませんね。
僕は管理職ですが、作業も手伝って営業もして業者とも会う。
そうなると、何処かで身体を休めるようにするとかしないと、昔のようにはタフじゃないですよね。
これは、仕方ない事ですね。
何故、こういう事を書くかと言うと、リアルに生きてると差別で無くて苦手な物は苦手って有るんですよね。
こないだ来たバイセクシャクルの作業員ですが、仕事も一生懸命やるし、三十代半ばでまだまだ伸びしろが有ります。
しかし、ゲイ、或いはバイセクシャクルと言うのが他の現場でばれてしまってて、何人かの作業員が本人に確認を入れてるようです。
まだ、反発は無いんですが、いずれ反発が起こるかもですね。
本人と話したんですが、うちでしばらく使ってやることは出来るから、うちに居ろよと言いました。
それと、最悪、皆に漏れた時には、僕がそれを公にして皆を抑えようかです。
彼のパートナーの二十代後半の男は、仕事を一生懸命やりますが、まだ雑工ですから力は未知数ですが、彼はこの先まだまだ伸びますからね。
しかし、今日信頼してる作業員から、あれはゲイですか?と聞かれたので知らないふりをしました。
しかし、その作業員はもう知ってるんですね。
トンネルの作業員は、横の繋がりが非常に濃いんですよ。
そうしないと、次の現場の確保とか実際に新しい現場がどうなのかとか、分からないですからね。
彼らは、あくまでもフリーですからね。
フリーだと横の繋がりや、僕らのような人間との繋がりを大事にします。
それが、次の仕事の為ですね。
ゲイの彼の噂は前の現場で出てるらしく、一気に広がりそうですね。
僕は、信頼してる作業員に、もしもゲイだと不味いかと聞きました。
信頼してる作業員は三十代半ばですが、うーんどうなんですかね。
と言うので、何故不味いかと聞くと、ゲイの彼が悪い訳では無いですが、日々生活を共にするとなると、そういうタイプが入ってくると難しいんじゃないでしょうかです。
日々生活を共にするとは、宿舎生活をすると言う事ですね。
宿舎生活ってのは、意外にストレスが溜まるんですよね。
毎日、仕事場でも一緒の上に戻って来ても、仕事場の奴が居るって疲れるんですよ。
それに、大抵二人部屋ですからね。
プライバシーとか、あって無いような物です。
昔、食堂で朝ご飯を食べてたら、いきなり喧嘩が始まって驚いた事が有るんですが、理由は、前で食べてる男がクチャクチャと音を立てて食べるって理由でした。
それを一度注意してたのに、またやりやがったです。
まあ、そのくらい許してやれよと思うんですが、朝とか、皆早くから起きて仕事に出るので不機嫌なんですよね。
ちょっとしたきっかけで、ストレスが爆発するんですよね。
僕は、フリーでやってる頃は、日曜日はほとんど一人で出かけましたね。
それか、本当に気が合う人間と出掛けました。
一人の時間を作るか、気楽に何でも話せる人間を作るかしないと、ストレスが溜まるんですよ。
上手く行ってる現場でもそうです。
上手く行ってない場合は、更にですね。
だから僕は、三十代は彼女を作って大抵休みは一緒に過ごすか、或いは、遊びに一人か二人で出かけるかです。
ゲイの問題も百人以上の作業員が居て、僕が果たして抑え切れるかです。
僕が、三十代の頃に四十代のゲイの人が作業員で居ました。
僕にはしなかったですが、風呂に入ると横の男のチンチンを触ったりして、からかったりしてました。
風呂も共同ですからね。
ある時、二十代の若い作業員が休憩所で、その四十代のゲイの作業員を殴ってて止めましたよ。
理由を聞くと、コンクリート打設の時にどうしても身体を密着させないといけなくて、密着させたら勃起したチンチンをからかいながら、何度もこすり付けて来たらしいです。
そりゃ怒るわな、です。
こういう仕事だとそういう輩が結構居て、どうしてもゲイとかバイセクシャクルとかには皆、うーんってなるんですよね。
これが、宿舎生活じゃなくて通いで出来る現場なら良いんですが、今の現場で通いで来れてるのは、ほんの一部なんですよね。
宿舎生活だと、あの人は長靴洗わず何時も足が臭いとか、作業着の洗濯を余りしないから臭いとかで、喧嘩になりますからね。
喧嘩にまでは行かなくても、敬遠される存在になるんですよね。
仕事が上手く行っててもストレスは溜まりますから、宿舎生活ってのは難しいんですよね。
相手の臭いや相手の大声や仕草が、気に入らないって有るんですよ。
相部屋になるのが歳上だと、やはりそれに合わせないといけないとか有りますからね。
昔は、良くタコ部屋等と揶揄されましたが、今は随分綺麗になったものの、本質は変わってないんですよね。
そういう中では、人と明らかに違うと弾かれてしまうんですよね。
何時も活躍してる僕の右腕のえり子ちゃんに言わせると、そんなの理不尽ですよ、なんですが、理不尽は分かってても難しいんだと話しました。
具体的例を挙げてですね。
とりあえず様子を見ながら、出来たら彼らを守ってやりたいです。
今回の場合は、全く悪意は見せないし、本人達が非常に気をつけてますからね。
それと、やはりえり子ちゃんのような女の子をトンネル内に入れたり、耳悪い作業員を実力が有るからと入れたりしてますから、あくまでも仕事をきちんとしてる人間を、そういう形で追放するような事が無いようにですね。
それでも、僕の独裁で何処まで抑え込めるかは、今回ばかりは分かりませんね。
ゲイで有ると公にしてしまうと、あっという間に全国の作業員に拡がるでしょうね。
今は、皆、携帯電話を持ってるから、拡がる速度が昔より相当早いですからね。
そうなると、他では働きにくくなるでしょうね。
それなら、とりあえずは公にしないで様子を見ながら、重要な人物達を説得して庇ってやってくれと、徐々にやっていくかなです。
現場で所長をやったり班長をしてる連中は、大抵、人格的にもある程度出来てますからね。
特に、班長連中は今は出来てますね。
彼らに、きちんと話して庇ってやってくれと、徐々に伝えて行くかなです。
この事で追放とかになると、僕が嫌なんですよね。
高山は、実力主義で女の子を入れたり耳の悪いのを班長にしたりしてるのに、ゲイとかバイセクシャクルは、実力があって一生懸命仕事をしてるのに、守れなかったのかと言われるのが嫌ですね。
えり子ちゃんいわく、出来ますよ。
最初は、反発があって本人たちも大変でしょうが、出来ますよですね。
彼女は、自分自身でその道を切り開いて来てるから言えますね。
だけど彼女に言いました。
お前もここまで来るのに色々な人の助けがあって来てるんだからなとね。
えり子ちゃんの言うのは正論ですが、そう簡単にはいかないぞと言うのが、僕の考えですね。
それでも、仕事が出来る人間をそういう形で放り出すのは、僕には無理ですから何とか少しずつ、周りを説得して行くしか無いのかもですね。
本来で有れば、差別されるべきじゃないと分かってますが、差別してしまう側の気持ちも分かるので、徐々にやるしかないですね。
これが、宿舎生活じゃなくて、共同作業を主にしないといけない仕事でなければ、まだ楽なんですけどね。
彼らを何とか守る方向には意志は固まってますから、後はどうやってやるかですね。
しかし、今回は悩みながらやるしか無いですね。
差別はいけないと言うのは分かってても、難しい問題ですからね。
それと後は、自分自身の意地でも有るんですよね。
高山は、言ってる事とやってる事が違うと、仕事では言われたくないんですよね。
仕事意外はだらしなくても、仕事では、ある部分は守りたいって有りますからね。
色々悩みながら書いたので乱文になりましたが、やはり、根本は仕事が出来るなら耳が悪いとか、女の子だからとか、ゲイだとかで差別されるのはおかしいです。
おわり
📖「ガーターベルトの女」の映画化のためにエッセイをお読み下さい・・・「新・ガーターベルトの女 2~ここで死ね」
これは、現在のMから聞いて思い出した話しで時代は九十年代の半ばの事です。
Mも僕も二十代半ばで、毎日が楽しかった日なのかも知れないです。
Mの居たスナックは、小さいながらもM目当てで来るお客も多くて、そこそこ儲かってたと思う。
僕は、凄く忙しい時間は避けるようにしてたし、Mの事が好きなお客が来るとなるべく帰るようにしていたが、この日は何故か仕事仲間と一緒に行っていた。
それも、作業員で仲の良く無い人とMの店に初めて行っていた。
お客は、カウンターに他に三人程居たから普段ならMが一人でやってるので行かないはずだが、何故かその日は嫌いな作業員と行っていた。
その作業員は、工事長をしていて宮崎県出身の背の高い当時四十代の後半だったが、僕とは何度か同じ現場になったが反りが合わなかった。
僕は、当時は父の会社の社員だったが。この工事長は何かとそれに対して当たって来るようなイヤらしさがあって合わなかったのだと思うが、実力のある坑夫達も工事長を嫌っていた。
理由は、実力が無いのに上手く取り入るのは上手いとの事だった。
確かにそういう所が合ったから嫌だったのに、Mの店で何故か飲んでいた。
しかし、話しは盛り上がらず、工事長は若い僕に酔うにつれ説教を始めた。
仕事での動きとかそういうのだったが、僕は聞いたふりをしながら適当に流していたが、段々面倒になっていた。
Mは、他のお客に対応しながらもこちらの空気を読んでいたと思う。
お客が何人か帰った時に店に電話が入って、僕の友達のやくざのAが来ると知らせて来た。
Aは、店に入ると仕事の仲間と僕が飲んでるのを見て、離れた席に座りながら僕に軽く声を掛けて来た。
僕は片手だけ挙げて、おー!っとだけ言ったが、Aは普段はやくざのオーラのような物を隠すのに、この日はわざとそれを出していた。
Mに店に行くと電話した時に、僕が工事長をめんどくさがってると教えたのだろう。
Aは、離れた席から何度も話し掛けて来た。
工事長は、最初はただの若い僕の友達と思ったようだか、Aの出すオーラに気付いたようで僕の耳元で、あれはやくざか?と聞いて来たので僕は当たり前のように、そうですが僕の友達です、と答えた。
工事長は、段々居づらくなったようで、それじゃこの辺でと行って席を立った。
僕のおごりで来てたから、僕もお疲れ様ですと言うとAもわざと、ご苦労様ですと大声を出した。
工事長が帰ると、Aが席を移って来て笑った。
お前が嫌がってるとMちゃんに聞いたからさあ、と笑った。
やはり、Mから聞いていたのだ。
そうして、やっと面倒なのから解放されてお客も一人だけ端に居るだけで、MとAと僕の三人で楽しく話し始めた。
しかし、少しすると端に居たお客が、Mちゃんは全然俺を相手してくれないじゃないか!と怒鳴ったので、僕らはそちらの方を見た。
身体は大きいが、存在感が無い男だった。
良く見ると、時々一人でここに来てる三十代半ばの男だった。
男はかなり酔っているようで、Mは慌てず相手してたじゃないそれに忙しかったんだから、と答えた。
男は、俺は他の店に行かないでここだけに来てお金も使ってるのに、Mちゃんは電話番号も教えてくれないし、外で会おうと頼んでも断るからなあと言った。
当時は、ケータイ電話を持ってる人と持ってない人に分かれて居たが、Mは一度は持ったが直ぐ面倒になって解約していた。
数年後には、仕方なく持つようになったのだが。
僕もポケットベルは持っていたが、ケータイはまだ持ってなかった。
Aは、仕事柄既に持っていたが電源を切ってる事が多かった。
Aが男に向かって、酔っぱらい過ぎだなと言った。
僕もAも当時二十六歳位だったので、男がガキは黙ってろと言ってきた。
Aは、呆れたように煙草に火をつけた。
Mは、知らないお客さんに対して失礼じゃないと男に言ったが、男は、うるせえよ!Mちゃん、俺はMちゃんに惚れてるんだよと大声を出した。
たまに、こういうタイプが居たが、ここまでストレートなのは滅多に居なかった。
Mは、ハイハイと言うと男の前にカウンター越しに立って、少し酔いを冷ますか、今日は帰った方が良いんじゃないと言った。
男は、Mのその言葉に更に刺激されたようで、水割り濃い目にしてと言うとグラスを乱暴につき出した。
Mは、仕方なそうに水割りを作ると男の前に置いた。
男はそれを一気に飲むとMに向かって、自分のロックにしてと言ったが、Mは大丈夫なの?と聞いた。
男は、いいからロックにしろよ!と大声を出した。
僕もAもこりゃ面倒な事になりそうだと思って、チビチビ水割りを飲みながら様子を見ていた。
男は、ロックを二回要求してそれを飲み干すとMに向かって、Mちゃーん今度ご飯くらいは一緒に行こうよと言い出した。
Mは、同伴とかアフターと言うのをやらなかった。
それで、何人かのお客が軽く文句を言ってるのを聞いた事があったが、Mはそういう付き合いは余程の事がない限り断っていた。
Mは店を一人で切り盛りしていたが、親戚のおばさんに任されてるだけで、店が儲かるとに興味が無かった。
それでも、古いスナックにMが居るから来ると言うお客が多くて、そこそこ儲かってたいたようだ。
Mは、宣伝もしなかったし自分自身が飲めないので、他の飲み屋との付き合いも無かった。
Mは男に向かって、私がそういうのしないって知ってるでしょう、とあやすように言ったが、男は席を立つと、Mちゃんの店に幾ら使ってると思ってるんだと言い出した。
誕生日にも欲しいと言ってたバッグをプレゼントしたし俺は、いいカモか!?と言い出した。
Aが、みっともないなと聞こえるように言った。
すると、男は開き直り、みっともなくて悪いかと言い出した。
そして、Mちゃんが俺と付き合ってくれなかったら俺は死ぬよ、と言い出した。
俺は、公務員で給料も安定してるし人間的にも悪い人間じゃないよとも言ったが、Aが、これだけ騒いで人間的にも悪い人間じゃないとか良く言うよ、と笑った。
Aは続けて、死ぬならその辺りの溝で死ぬか俺が手伝ってやろうか、と言い出した。
Aの顔に、ある種の怒りのような物が浮かんでいた。
男は、手伝ってくれるなら手伝えよとむきになって言い返した。
この言葉が、Aの何かに火をつけた。
Aは、Mちゃん悪いけど紐のようなのあるかな?と聞いた。
Mは、白いビニール紐をしかないよとそれを出してきた。
Aは、男に向かって言った。
兄さん行こうか、死ぬならこれで首を吊ろう。
そして、僕にこれでも二重三重にすれば何とかなるよなと聞いてきた。
その顔は何時ものAの顔だったので、僕は思わず笑いながら付いて行って手伝うかと笑った。
Aは、あー!しまったMちゃんに一応確認するけど、こんなのと付き合う?と聞いた。
Mは、笑いながら首をふった。
Aは、僕やMに対しては何時も通りだったが、男に対してはまるで違った。
男に向かって蹴りを軽く入れると、Mちゃん付き合わないって、それなら死のう行くぞこら!!と怒鳴った。
完全に、男に対してはやくざになっていた。
男は、いや、ちょっと待って、Mちゃん直ぐには無理でも時間を掛けても良いからさあ。
そりゃ直ぐには無理だよね。
時間を掛けてお互いを知ってからで良いから、と言い出した。
Mは、時間を掛けて無理だって前にも言ったよ。死んで来なさいよ、と言い放った。
僕は、Mと付き合ってたし、Aとは昔からの友達なので分かったが、二人とも本気で言ってるなと思った。
それに、そういう冷たい事を言うMの顔は、何時にも増して美しくて見とれてしまった。
何時も綺麗だと思ってた顔が、残酷さからか更に美しく、この瞬間の顔を写真に撮りたいなとさえ思った。
Aは男の襟首を掴むと、行くぞと連れ出そうとしたが、男が座り込んで、Mちゃん!!Mちゃん!!と叫んだ。
座り込んだ床が、黒く濡れて来ていた。
失禁したようだったが、それでもMちゃん!!と叫ぶ男に僕の中で、この場を収めようと言う気持ちと怒りが沸いてきて、座り込んだ男の顔を思い切り蹴った。
そして、僕も座り込んで、男に何度かビンタを張ってあんたが悪いんだから、死にたくないなら這ってでも帰れ、今なら間に合うと言った。
Aは、やると言ったらやる男だし、Mは女ながらもそれを止めないだろう。
止められるとしたら僕しか居ないなと思ったので、男を逃がすしか無かった。
男は蹴られたせいで鼻血を出しながらもまだ、Mちゃん!と叫んだ。
今度はAが、男の顔を上から足で踏みつけた。
僕は、這ってでも帰れ!!と大声を出した。
男は、やっと分かったのか立とうとしたが、足が震えて立てずに、本当に這うようにして店を出ようとした。
扉をMがカウンターから出てくると開けてやり、男の尻を思い切りヒールで蹴りながら、今日の払いは良いから二度と来るなと言った。
男は這うようにして帰りながらも、Mちゃん!!と叫んでいた。
騒動が終わるとAも僕も座ったが、Mは雑巾を持ってくると失禁の後を拭いた。
AはMに、ついつい腹が立って悪かったねと謝った。
Mは雑巾で床を拭くと、面白かったからいいんじゃないのと笑った。
僕は、お前達二人は狂ってる、と苦笑いしながら煙草に火をつけた。
しかし、この話しを聞いて最も思い出したのが、Mの残酷だけど美しい顔だった。
若さ故の残酷さと言うのが、AにもMにもあったように思う。
その男はその後も一度だけ来たが、たまたまAがいて、外に連れ出して相当殴ったらしく二度と来なくなったようだ。
その後、その男がどうしてるかは知らない。
案外、しっかり家庭を持って良いパパになってるのかもとMは言って居たが、僕もそうかも知れないと思った。
MもAも僕も刹那的で、その後の人生は波乱に満ちた物になったが、ああいうタイプは、意外と普通の人生になってるかもと思えた。
どちらが良いとも思えないが、あの頃の僕らにはああいう生き方しか出来なかったし、それが楽しかったのだから後悔は無かった。
おわり
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