「織田作之助賞」受賞作家の小林長太郎と彼が残したブログ「負荷」と記事を忘れない為に〜#19
ブログ「負荷」には およそ2年半のあいだに1842本もの記事がアップロードされています
ブログにアクセス出来なくなったので
読むことがで出来るのは「負荷」読者の手によって残されたわずかな記事と
私が記録した未コメントの記事のタイトルだけ
このマガジンはそれらに出来るだけコメントしようという試みです
【参考】
第2回 小林長太郎まつり
https://manyo1000.blog.fc2.com/blog-category-7.html
BUNGAKU@モダン日本
https://nonajun.hatenablog.com/
語り残されたもの
『海辺のカフカ』の負荷シリーズのその1と言う記事になるようだ〜
1/語り残されたもの
この記事のテーマは…
「脆く、幼く、感傷的な表現」だろうか
この言葉を導くために負荷さんは
『海辺のカフカ』から遡ること二十二年前に書かれた『街と、その不確かな壁』はこんな「ことば」で始まっている。
と春樹の22年前の作品から引用して示している
この事だけでも負荷さんの春樹作品への執着度が分かる
それは作家気質の宿命かもしれない
逆に言えばそれが無い者は作家にはなれない
『海辺のカフカ』の負荷…この執着ゆえのブログタイトルの「負荷」なのだろう
そして負荷さんはこの記事で何を書きたいか…
負荷さんは書く…
「それはどうしてもことばにできないものなのだ。」と…
この記事を上の言葉で結んだ時
負荷さんはニンマリしたのではなかろうか
2022/03/18
パロディについて 【再投稿?】
まず負荷さんは「ドナルド・バーセルミの『ブラッド船長』という短編小説の冒頭」を引用して
その文章が…「これは、村上春樹さんの『夜のクモザル』に似ているな、とかなりの人が感じる筈だ。」と提起し
二つの作品の類似点に言及している
この辺のくだりはわたし的にはまだ興味が無い
このあと安西水丸のイラストレーションの話が出てくるが
これまた名前だけしか知らない人なのであまり興味無し
次の文章になるとまたまた分かりにくい記述が出て来る
「単語や概念が似ているというだけではない
単語や概念を包み込む文体がある種の雰囲気を共通させているのだ。」
「ある種の雰囲気を共通」しているものを負荷さんはパロディと呼んでいるようだ
負荷さんは「何故パロディが否定されなくてはならないかを考えてみよう。」と書いて読者に語りかける
その問への解答が奮っている
「私はまどろっこしいことが嫌いなので即座に答えを出してしまう。
「それは否定されるべきパロディというものがあるからである。」
負荷さんの性格をうかがい知ることができて面白い
コメントを投稿する段階で追記に気が付いたが
眠いので割愛させて頂く
2022/03/17
村上春樹生原稿流出事件について
『月曜日は最悪だとみんな言うけれど』(村上春樹編/中央公論社/2000年)は、今更ながら読めば、やはり何か感じるものがなくてはならない本であると言えるかもしれない。
記事書き出し…冒頭部分の引用からの引用
著書タイトル『月曜日は最悪だとみんな言うけれど』…はいたって普通
さて負荷さんはこの小説について何を言いたいのか…
本と縁のない私はかの有名な春樹氏にもその著書にも興味は無い
そんな私が織田作之助賞受賞作家の小林長太郎なる人物のブログに何故関わり…全記事にコメントする作業を日課として取り組んでいるか…
それは作家としての小林長太郎氏への興味では無く
ひとえにブログ「負荷」の管理人…負荷さんと私が勝手に呼ぶ人への興味からだ
同一人物ではないかと言われれば確かにそうなのだが
私にとってはあくまでブログに記事を投稿している負荷さんなのだ
私は単なるブログ管理人…同じ立場目線の一人間として負荷さんに臨みたい
わざわざ確認することも無かったが…流れでそうなってしまった
計画も前準備も無しに行き当たりばったりで書いている
さて…負荷さんは何を問うているのだろう
そこでその答えとなるのだろうか…次なる引用
この本はカーヴァーと編集者の関係について触れられていて、そのポイントはごく大雑把に言えば、我々が村上春樹さんの翻訳を通じて感じたカーヴァー・スタイル、中条省平さんなども奨励した「削って削って削るスタイル」というものは、むしろ編集者のスタイルであったということである。
カーヴァーとは…その前に
『月曜日は最悪だとみんなは言うけれど』とは…
『月曜日は最悪だとみんなは言うけれど』(げつようびはさいあくだとみんなはいうけれど)は、村上春樹編・訳によるアメリカ現代文学のアンソロジー。エッセイ・作家論・短編が収録されている。(ウィキペディア)
ウィキから「収録作品」の項を見るとカーヴァー関連が二つ
誰がレイモンド・カーヴァーの小説を書いたのか?
The Carver Chronicles D・T・マックス
D. T. Max 『中央公論』1999年2月号
グッド・レイモンド
Personal History, Good Raymond
レイモンド・カーヴァーという作家のようだ
「レイモンド・クリーヴィー・カーヴァー・ジュニアは、アメリカの小説家、詩人。 短編小説・ミニマリズムの名手として、ヘミングウェイやチェーホフと並び称されることも多い。 ウィキペディア」
今回の負荷さんの記事についての予備知識は得たと思うが…もう一つ記事タイトルに関係したと思われる人物
「今回の流出事件はどうだろう? 安原さんは生活費に困っていたのだろうか?」
安原さんとは?
安原 顯(やすはら けん、1939年4月29日 - 2003年1月20日)は日本の編集者、評論家。本名の読みは「あきら」。名前を簡略体で「安原顕」と表記することもある。
自称「天才ヤスケン」「スーパーエディター」[注 1]。主に『海』『マリ・クレール』の編集者として活躍した。チリチリパーマの髪に、サングラスと髭という独特の容貌をもつ[注 2]。
(ウィキペディア)
村上春樹生原稿流出事件に関連する記述は
「『海』1980年12月号に掲載されたスコット・フィッツジェラルドの翻訳『氷の宮殿』の生原稿73枚は100万円を超す値段で神保町の古書店で売られていたという[7]。」
負荷さんの今回の記事を読み解く為の予備知識としていくつかの検索をした
知らない事ばかりだったか…それは全く私が興味のない世界の出来事だからで
知ったとしてこの事を深堀する気も無い
記事の最後の一行を負荷さんは言いたかったが為の記事かなと思った程度
「深澤七郎の『風流夢譚』である。」
何故この一行かは…記事を読んでもらうしかない
2022/03/16