高山が作家として更に飛躍することを願い創作活動を支援したい!~エッセイ「ガーターベルトの女」の作品化を目指して【269】

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無名魂~高山のブログ
【随筆】『ゴジラ』(1984)雑感

高山の作品から
随筆「『インソムニア』雑感」

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2017/05/06 
最初に、このブログについて自分自身のスタンスと考えを書きますね。


中には小説サイトで書けるのも有るし、軽く触れてるのも有りますが、このブログに書く時は完全に書き直してます。


それと、ブログにしか書けないのも有るかなと思いますね。


政治的な事とか、エロな事とかですね。

エロな事はサイトからの規制が入るし、政治的な事は入らなくてもやはりそれぞれですからね。


しかし、前回書いて吐き出したけど、本当はまた書こうとしました。

だけど、自分自身論理的にそれを今は書けなくて、色々調べたりしてます。

左翼的本より、昔のルポルタージュとかですね。

もう一つは、このブログに来られるって事は僕のファンでも、更にコアな人でしょうし、或いはTwitterからの宣伝で、僕が小説サイトで書いてるって知らない人も居るでしょうね。


自分自、身けっこうブログ見るんですよね。


参考にね。何かの拍子で自分自身と意見の合う人が見てくれたら嬉しいです。


もちろん小説サイトから来てくれてる方々にも感謝してます。


自分自身ここで吐き出せてる分を、また小説サイトや何かに役に立ってると思います。

ここでは基本は調べないで書いてますが、時間は掛けてます。

ブログにはブログの良さが有ると思うし、小説サイトには小説サイトの良さが有ると思います。


余りウケるとか気にせず書いていきます。


前は非常に人が入るかを気にしてましたが、今は定期的にある程度入ってくれてるから良いかなです。


感想もたまに貰えるし良いですよ。


今回も映画です。

それもまたもやアル・パチーノ映画ですが、実は他の映画を書こうとしたんだけど、いや、今はこっちを書きたいで変えました。


映画『インソムニア」です。

クリストファー・ノーラン監督です。


この映画の前に『メメント』でブレイクして、その後も『バットマン』シリーズや、『インセプション』や『インターステラー』等を手掛けて、ハリウッドで独自の地位を築いてる若き監督です。

わりと一貫してる監督ですね。


僕は『メメント』よりも、『インソムニア』の方が好きですけどね。


2002年の映画ですね。自分自身では最近の映画ですが、もうかなり前なんですよね。


それと僕の行く有名ビデオレンタル店は、旧くて良いのもどんどん無くなってて、おいおいと思う事が有りますね。


新しいのを入れるのも良いけど、え!?これがないのか?って有りますよ。


仕方ないけどね。『インソムニア』は、確かまだビデオの頃に観ました。


この映画は、アル・パチーノの所謂ど迫力演技より、アル・パチーノの疲れぷりと人間がどんどん追い込まれて行くのを見る映画ですね。


この当時、アル・パチーノは六十に入ったばかり位ですが、俳優としてはそのまま六十代に見えますね。


俳優なら十才は若く見えないといけないと言うか、大体ハリウッド俳優はそう見えるのに、アル・パチーノは映画のせいかそのまま年齢に見えます。

トム・クルーズなんて五十代に入っても、未だに三十代位のように見せますからね。


アル・パチーノは、その辺り無理がないです。髪には白髪も見えますからね。

映画は心理サスペンスでしょうね。


アル・パチーノ演じるのは、ロス市警の敏腕刑事です。

アラスカのナイトミュートって街の女子高生殺人事件を捜査に、相棒と来ます。


ロス市警の敏腕刑事が何故アラスカなのか?は、アル・パチーノに内務調査が入ってるんですね。


不正な捜査を過去にしてないかと調べられてて、アラスカくんだりまで相棒と飛ばされます。

相棒の役者は僕は知りません。


ハップ・エッカートって役名です。


ここではハップでいきますね。


この映画は、アカデミー賞俳優三人共演が話題になりました。


ロビン・ウィリアムズ、ヒラリー・スワンク、アル・パチーノです。


ロビン・ウィリアムズはつい最近、自殺して亡くなりましたね。


驚きましたし、好きな映画も沢山有りましたが、ここではアル・パチーノと対決する役ですが、やや精細を欠くかなと思います。

逆にヒラリー・スワンクをこの映画で知ったのですが、非常に印象に残って他の映画も観てます。

クリント・イーストウッド監督の『ミリオンダラー・ベイビー』でも、非常に素晴らしい演技を見せてますよ。

ストーリーは、アル・パチーノ演じるドーマーと、相棒ハップがアラスカに着いた所から始まります。

機内でハップは、内務調査が自分自身にも来ててそれに応じる、と言うような事を言ってアル・パチーノを怒らせます。


アル・パチーノはロス市警の一種の英雄なんですが、先ずは相棒を落として英雄を落とそうと言うのが内務調査の狙いです。

過去に一度、二人で完全な偽造をして犯人を捕まえてます。


それがバレたら、今まで捕まえた連中まで刑務所を出るんだぞ、がアル・パチーノの主張です。


しかし、その偽造は明らかにやってるのに、証拠不十分だったから仕方なくやってるんですね。


ここで相棒のハップとアル・パチーノの対立が始まってます。


ハップは、内務調査に応じないと自分自身には妻も子供居るんだからと答えますが、アル・パチーノはそりゃないだろうです。


そうしてアラスカのナイトミュートに着くと、ヒラリー・スワンク演じる地元刑事のエリーが待ってます。


ヒラリー・スワンクは美人では無いけど、上手いし魅力的です。


ヒラリー・スワンク演じるエリーは、アル・パチーノの事を良く知ってます。

警察学校の教材にもアル・パチーノの事件は使われてるようで、こんな田舎にまさかあの英雄が、って感じで迎えます。


事件は、十七才の女子高生が何者かに撲殺されてます。


色々調べて行くうちに、彼女のバックを見つけます。


それを元に戻して、警察がバックを探してるとラジオで流せ、とアル・パチーノが言います。


そうすれば、犯人が取りに来るかも知れないからです。

いわば、囮捜査に近いですね。

皆で見張ってる所に人影が現れます。

しかし、一人の地元警官のミスで持っていたメガフォンが大きな音を出してしまい、人影に気づかれます。

皆で追うんですが、霧が深い上に古い坑道等あって取り逃がします。


追ってる途中に、地元の警官が脚を撃たれます。


アル・パチーノは、霧の中を間違えてハップを撃ってしまいます。

これは、わざとで無くてアル・パチーノのミスです。

相棒のハップを撃ってしまったと気付いたアルパチーノは近づくけど、まだ少し息があるハップは、アルパチーノが内務調査のせいでわざと自分を撃ったと怯えます。

相棒が内務調査で証言をしなければ、アル・パチーノにとっては有利ですからね。

アル・パチーノわざとではないと否定しますがハップは死にます。


そこでアル・パチーノは。自分が撃ったのを隠します。

犯人が撃った事にします。


これを、犯人のロビン・ウィリアムズ演じるフィンチは、実は聞いてるんですね。


ここから色々有ります。


ロビン・ウィリアムズとアル・パチーノの駆け引きですが、二転三転します。


この映画の見所は、そういう二転三転する部分ではないですね。


サスペンス映画としては、わりとありふれてますからね。


それより、このアラスカのナイトミュートって土地ですね。

白夜なんですよ。精神的に追い詰められたのもあってか、アル・パチーノは六日間も眠れません。


相棒を撃ってしまった事、それを隠した事や過去の捜査の事がフラッシュバックで甦ります。


ロビン・ウィリアムズを追い詰めようとしながらも疲労困憊してる様子やなんかは見ごたえ有るし、アラスカのそんな田舎の風景など、普段は日本人知りませんからそうなんだと驚きますよ。


眠れず苛つきそながらロビン・ウィリアムズと取り引きするんですが、行動は悩んでます。

自分自身の中の善と悪の戦いを、上手く描いてます。

そこに、眠れないせいで精神的な部分がどんどん壊れて行くのも、上手く演じてます。


アル・パチーノとロビン・ウィリアムズとヒラリー・スワンクの中で、一番まともなのがヒラリー・スワンクです。


この辺りのバランスも良いし、地元民のアル・パチーノを見る目も面白いです。

犯人にされそうな殺された女の子の同級生の男から、革ジャン野郎とか言われる辺りは、アラスカとロスでは文化が違うのかなと思わせます。


ヒラリー・スワンクのすらりとした肢体も素晴らしいけど、上手いですね。

ヒラリー・スワンクが、アルパチーノの相棒が死んだ件を調べますが、段々と気付いて来ます。

アルパチーノは否定しながらも、ヒラリー・スワンクに自分自身がやった事を暴いて欲しいような、矛盾した行動を取ります。

この辺り、複雑な人間の心理を描いてますね。


一人だけ、三人の中ではまともで普通の正義感を持って熱心に動きます。


アル・パチーノは、彼女に過去の自分自身を見たのかも知れないです。


それが、ラストに出ます。


ラストにヒラリー・スワンクは、相棒を撃ったのはもう無かった事にしようとしますが、アル・パチーノはそれを拒んで、道を誤るな的な事を言います。

一度自分自身が、正義の為とはいえ偽造して犯人を捕まえてますから、そういう風になるなですね。


ラストはどうなるかは観て下さい。


今回は疲れたと言うより、不眠と心理的に追い詰められた男を上手く演じてます。


アル・パチーノのあの大きな目も、効果的に演技してるなと思います。


それと、白夜と言うのがどういう物で、アラスカの田舎がどういう物かも興味深いです。


名作とは言わないけど佳作ですね。


脚本がやや弱いかなと、ロビン・ウィリアムズを使わず他の誰かで良かったのでは。とも思いますけどね。

普段は良い人の役が多いロビン・ウィリアムズが、犯人役をやるのが面白いのでしょうが、やや強烈さに欠けますね。

だけど、もうとっくに旧作ですか百円位で観るのには充分面白いし、古さも感じないですよ。


一番のテーマは、アル・パチーノ演じるドーマーの葛藤でしょうね。

悪い事をしたからには、時には手段を選ばない自分自身への葛藤ですね。


それが、白夜の街で段々と浮き彫りになります。


泊まってるホテルの女支配人のような人に、告白するシーン等は好きですね。

泊まってるホテルの一室で、眠れず幻覚に苦しむシーンも良いです。


これは、普遍的テーマかも知れないですね。


時に正義とは何か?を悩むますが、それを上手く描いて演じてます。

ロビン・ウィリアムズ演じる犯人と手を組んだように見せかけて罠をしかけようとしたり、ヒラリー・スワンクには自分自身が相棒を撃ったと隠しながらも探させようとしたりで、人間の矛盾も描かれてるのが良いですよ。

眠れない事で。どんどんそういう点が強く出るのも面白いです。

疲れたアル・パチーノも魅力的ですが、アル・パチーノ、ロビン・ウィリアムズと堂々と渡り合う若きヒラリー・スワンクが、実は最高なのかも知れないですね。

この映画は、眠れず壊れながらも何とか人間としてどうするかを考える部分が面白いですし、白夜と言う特殊な環境に置かれた人間がどうなって行くか、が見所でしょうね。


ロビン・ウィリアムズの名誉の為に書くけど、彼の映画でも好きなのは沢山有りますよ。

『グッドモーニング、ベトナム』や、『いまを生きる』や、『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』等は好きですね。

『いまを生きる』は、一度しか観てないけど、泣けました。

意外に『グッドモーニン、グベトナム』を観てない人が多いかも知れないけど、若き日のロビン・ウィリアムズの魅力が出てますよ。


亡くなったのは残念ですね。

アラスカの田舎街の、独特の空気の中で描かれた佳作です。


観て欲しいですね。

おわり

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次回は
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「ガーターベルトの女」~映画化のために​

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