花物語~スーパーグリーン(バラ)

花の行商をしていたおかあさんから
お花の話を聞いて育った少女は
大きくなって念願のお花屋さんを開きました
少女のもう一つの夢は子どもにお花のお話をすることでした
おかあさんがしてくれたように・・・

画像提供:「花ねこ日記」

キャベツ色の人生

2008/12/2(火) 午後 9:43

みんな私のことを知ってるだろうか
私のことを知ってどう思うだろうか
きっと私のことを笑うに違いない
キャベツそっくりだと
あなたもきっと笑うでしょうね

私も正直言って嫌いなんです
バラなのですから花なのですから
真っ赤とかピンクとか真っ白とか
花らしい色になりたかった
みんなからきれいねって言われたかった

みんなが私を見て何と言うか知ってますか
変わっているねとか珍しいねとかしか言いませんよ
あなただってそう言ったでしょ
言わなくてもそう思ったでしょ
きっとそうです

でも私を買ってお店に置いてくれた花ねこさんが
私のことを豪華できれいなグリーンと言ってくれたから
なんとか自信を取り戻すことができたんです
誰よりも花屋さんに先ず愛されたいのです
でなければ萎れてしまった方がましです

出来ればピンクのバラになりたかった
でも自分の思い通りにならないのが世の常
緑色の花になるのならそんな自分を好きになるしかない
こんな私を愛してくれる人もきっといるはず
キャベツ色の人生を愉しみましょう


  まぐまぐ!「花を歌うかな」'08/12/2 No.1270

藤川一郎
京都市北区紫竹北大門町37 葵荘17号
075-493-4676

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