高山~オウム真理教死刑執行についての雑感
2018/07/07
先に言いますが、正直腹立ちが強くて何時も以上に文章が荒れるかもです。
それと、決してオウム真理教を良いもの等と思ってないし、被害者には同情とご冥福祈ります。
昨日、オウム関係の人が一日に七人も死刑になった。
平成の間にやっておくべきとの話しが出てるし、マスコミは公開処刑のように報道する。
おかしくないか?です。
オウムがやった事は駄目です。
しかし、人が人を裁くって慎重であるべきです。
死刑については、僕は反対です。
そう言うと、自分自身の身内がやられたらどうか?言われますが、身内がやられた事が無いから何とも言えないです。
身内がやられたらは、一種の詭弁だとも思いますね。
平成のうちにやっておくってのも、おかしくないか?です。
その日の汚れは、その日のうちにって問題ですか?
オウム事件の頃は、僕は二十代で仕事ばかりしてましたね。
仕事して女の子と遊んでです。
それでも、次々に出る事件の異様さに驚きましたね。
この辺りから、犯罪と言うのが妙な方向に行き始めたかなと思います。
それに、麻原の周りには学歴的に高い人が集まっます。
何故そう言う人が麻原に騙されたり洗脳されたかは、学歴的には高いけど世間知らずだったのではと思うのと、何かしらに頼りたかったではです。
村上春樹も指摘してましたが、この世代の特徴として、子供の頃にオカルトブームが有ったのも大きいと思いますね。
最も影響したのが大予言でしょう。
五島勉の大予言ですね。
『ノストラダムスの大予言』等と言って、1970年代に大ブームを起こしますね。
それに、関連本も沢山出たと思います。
僕も何冊か、兄が読んでて読みましたね。
それにテレビなどで盛んにやってたから、1999年には地球は終わるんだなと刷り込まれましたよ。
それでも、僕はまだ子供でしたから刷り込みも酷く無かったです。
いや、僕と同世代か下の世代も影響受けてますね。
この辺り全てを、オカルトブームでは片付けられないけど、それが影響したのは、有ると思います。
当時は、UFOからネッシー、こういうのが非常に流行りましたね。
何も頼る物が無い人が、麻原の荒唐無稽とも言える終末論に頼ってしまったのは、こうした子供の頃の刷り込みも大きく影響してるのではないでしょうか。
それに、インテリと言われてる人達も何処かしら世間知らずで、そういうのに乗ってしまったと思いますね。
五島勉を再評価する意見も分からなくは無いですが、当時子供でもあれだけの量のシリーズが出て売れてたのは、驚きと一種の恐怖でしたね。
五島を非難してなくて、そういう物が信じられてしまい、売れた時代って事です。
それから、地下鉄サリン事件が起きたのが1995年です。
この時期もバブルが弾けて、人々が不安になってた時なのでは思います。
その前から色々言われてて、とうとうやってしまったって感じでしたね。
それと、同時に日本でこういうテロが行われたのに、恐怖と驚きを感じました。
これによって死者も出るし、数千人の人間が被害に遭ってます。
今でも、それによって苦しんでる人が居ます。
そういうテロ行為を許してはいけないです。
そして、これで被害に遭われた人には、冥福と少しでも回復をと思います。
遡って1970年代ってのは、子供心でも何かを失った時代なのかなとも思います。
高度成長からオイルショックが起こって、人が何かしらに頼ろうとしたり、何かしら非科学的な物に夢中になったりです。
六十年代代とは違う雰囲気があったように思いますね。
アメリカのベトナム戦争からの撤退とかね。
子供心に、殺伐とした物を多少感じましたね。
だからか、オカルト的な物が流行ったのかも知れないですね。
口裂け女が流行ったのも、この時期ですよね。
アメリカの映画は、ニューシネマとが台頭して来てますし、人々が不安で何処かしら暗かったように思います。
ニューシネマには名作が多いですがね。
時代のせいとか言いたく無いけど、このところの異常な状態は気付いてる人は気付いてるけど、気付いてない人も沢山居ますからね。
日本人は、僕が若い頃に思ってた国から明らかな変質をしてきてます。
僕から言えるのは、ネットで書きながらもネットを信じ過ぎるなと、リアルを当たれです。
セックスをするのにリアルをしなくて、AVばかり見てあれがリアルだと思うなです。
セックスを出すのは、セックスって最も人間らしい行為の一つだからです。
それと、情報をテレビからばかり取るなです。
ネットからもテレビからも取りすぎないです。
僕は、仕事場の新聞がそれぞれ違うから、なるべく仕事場で隅々読みます。
仕事場にはわざと朝日、毎日、読売を仕事場ごとに分けて取らせてますから比べますね。
それと本を読んでますね。
今回の地下鉄サリン事件に関して、村上春樹のファンである僕から勧めるのは、『アンダーグラウンド』と『約束された場所で』を読んで欲しいです。
『アンダーグラウンド』は、村上春樹が初めて社会とコミットメントした作品だと思うので特に読んで欲しいし、気に入ったら『約束された場所で』も読んで下さい。
主観的な作品て無くて、あくまでも客観的に捉えようとしてるインタビュー集です。
村上春樹の誠実ぶりも感じます。
しかし、昨日はうんざりしたと言うのが本音ですし、不快です。
言葉についても、自分自身考えたいですね。
自分自身、偉くもないしデリカシーが無いですから、特に考えたいですね。
大体良く思うのが、自分自身を馬鹿じゃないとか言ってる人ほど馬鹿ですよ。
僕は、一介のトンネル屋です。
頭も良くは有りませんが、必死に考えますし間違えてたら考えを修正してます。
皆さんも考えましょう。
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