高山が作家として更に飛躍することを願い創作活動を支援したい!~エッセイ「ガーターベルトの女」の作品化を目指して【464】
妄想家・夢想家無名居士の夢物語の記録です
無名作家高山のエッセイ「ガーターベルトの女」の映画化芝居化・・・
その他いろいろ作品化できれば
なんて途方もない夢を観ています
📖 高山のエッセイ〜「映画『スカーフェイス』 雑感」
『スカーフェイス』は大好きな映画で、『タクシードライバー』や『ゴッドファーザー』と共に常に自分自身の中でベスト3に入る映画ですから、書くのは難しいです。
これも、観たのはレンタルビデオ店で働いてる時だろうと思います。
その頃観たのが、何故か自分自身にとっては重要な映画になってる。
思春期に観たのよりも、二十代で観た方がどちらかと言えば何度も観てますね。
僕の十代は、ジャッキー・チェンとスピルバーグ映画が沢山有りすぎて、少々辟易したのかも知れないです。
しかし、ジャッキー・チェンもスピルバーグも、今でも気になるんですけどね。
スピルバーグの監督作品やプロデュース作品に一時期は嫌気が差してましたが、今は普通に楽しみです。
余りにスピルバーグの映画とかプロデュース作品が多すぎて辟易した時期が、丁度若い頃にあったせいですね。
しかし、優秀な人だと今では思いますよ。
僕のように早熟でない人間には、二十代が映画と言うものをきちんと捉える事が出来初めたのかも知れないです。
それと京都のレンタルビデオ店には、僕がそれまで知らなかったタイプの人間が沢山居たのも、刺激を受けたのかも知れないです。
同志社、立命館、関西大学、京都大学の連中と話すのは刺激的でしたね。
やはりある程度の知識を持ってたんですね。
そういう同年代の彼らと話す事が、自分自身を刺激しましたね。
その前の、警備員のアルバイトはまた違う刺激や、今思えば非常に自分自身に影響を与えてますけどね。
意外に、直ぐ福岡で働いた所の印象が薄いです。
福岡はまだ同じ九州だったのと、予定された事だったからでしょうね。
京都は住むとは思ってなかったから、今でも残ってるのかも知れないです。
自分自身にとって、ポイントになった土地って有ると思います。
僕のような仕事をしてると海外にも行ってたけど、その時の状況などでポイントになるかは変わる気がします。
京都はポイントになった土地の一つですね。
それは若かったのも有るけど、友達は一人しか居なくてその友達とも疎遠になって、一から自分自身で知り合いを作っていったからかも知れないです。
それに京都との接点が、それまでほとんど無かったってのも有りますね。
住んでみたら意外な事が多かったですよ。
高校卒業して、やっと何とか子供から大人に変わりつつあったんでしょうね。
高校生の頃は内向的でした。
そういう風に同級生に言うと笑われますが、自分自身はそう思ってましたね。
本を隠れて読んで、周りはヤンキーばかりなのでヤンキーのような振る舞いをしないと周りから振り落とされるからしてたのかも、と今では思います。
それと、剣道部がその高校のレベルが低い事もあって、僕がキャプテンでしたからそれなりの扱いを受けたのもあります。
内向的ではないようにと務めて振る舞ってた感じなのかもです。
まあ、単純に言えば子供ぽかったですよ。
多分、今の十代とか二十代前半に比べたら子供でしたし、この分だけ純粋でしたね。
本とか音楽は十代の影響強いけど、映画は二十代ですね。
そんな訳で、とにかく『スカーフェイス』の魅力を伝えます。
映画は1983年ですね。
170分もある長尺の物ですし、『暗黒街の顔役』のリメイクとは知ってますが、『暗黒街の顔役』は観てないです。
監督はブライアン・デ・パルマで、脚本がブレイク前のオリバー・ストーンです。
ブライアン・デ・パルマとは、アル・パチーノは『カリートの道』で再び組みますが、これは『スカーフェイス』のその後的にも思えます。
ストーリーや登場人物に関連は無いんですが、少し分別を覚えてしまったトニー・モンタナ(『スカーフェイス』の登場人物でアル・パチーノが演じている)を描いてるように思えますね。
ストーリーは、キューバから反カストロ主義者としてボートでアメリカに着く人間達の中に、トニー・モンタナが居ます。
大量のボートピープルが居ますが、その中には反カストロとか関係なく、刑務所経験者や国の厄介者も沢山含まれてます。
トニー・モンタナはそういうアウトローです。
これを演じるのがアルパチーノです。
この映画は、公開当時は評価されてなかったですね。
僕は十代ではキネマ旬報を読んでたけど、この映画を誰かが酷く書いてたように思います。
一応ベスト10には入ってたようですが、賛否が別れたと思います。
後にカルト的に評価されますが、今観るとカルト映画ではないですよ。
王道のピカレスク映画です。
アル・パチーノの最後の一人舞台、と言っても良いかも知れないです。
そのくらい、アル・パチーノの野蛮な魅力が満載です。
ボートピープルで着いたトニー・モンタナは、大きなキャンプに収容されます。
そこで、政治犯のレベンガを殺してくれたらグリーンカードと職と、今後の事も考えてやるとマフィアからの以来が来ます。
相棒は、マーニーという背の高い若者です。
これをスティーブン・バウアーがやりますが、彼はその後も映画に出てるけどパッしませんね。
トニー・モンタナは、レベンガをキャンプの暴動を機会に刺して殺します。
グリーンカードを手に入れて、職も手に入れます。
職は、屋台のようなタコス屋です。
マーニーと共に働きながらも、いつになったらマフィアは接触して来るんだと苛立ちを見せます。
舞台はマイアミです。
やっと接触してきたマフィアに、強気な態度を見せます。
それを気に入ったマフィアは、コロンビア人との麻薬の取り引きを持ちかけます。
マイアミで、ホテルで会って麻薬を買うんですね。
しかし、これがコロンビア人の罠で危うく殺されかけます。
ここでも、何人か集めたうちの一人はチェーソーで切られるのですが、トニー・モンタナは一切弱気を見せません。
仲間が助けに来て、コロンビア人を外まで追いかけてトニーモンタナが殺します。
このシーンは、明るいマイアミと血まみれのトニー・モンタナとのコントラストが良いですね。
全体に今観ると、流石に映像は古いけど極彩色な映画です。
そして、マイアミ界隈で有名なボスのフランクに、直接会わせろと言います。
フランクはトニー・モンタナを気に入ります。
フランクの右腕的な存在の男は、田舎者と言いますけどね。
フランクの女エルヴィラを、若き日のミッシェル・ファイファーが演じます。
一目見て、トニー・モンタナは気に入ります。
マーニーと帰りながら、あれは俺に惚れてるとか言いますが、ボスの女ですよ。
それにまだこの頃は、トニー・モンタナはフランクの中のチンピラの一人なんですよ。
それが、もうそういう風に言うんですね。
トニー・モンタナはその後、フランクに頼まれてコロンビアの麻薬王ソーサと会います。
もう一人のフランクの右腕をそっちのけに話します。
フランクの右腕は、ソーサの調べでかつては警察の飼い犬だったのがバレて殺されます。
ソーサは、トニー・モンタナを気に入ります。
話しが率直で良いと言うんですね。
ソーサとの間に勝手に大きな麻薬の取り引きを成立させてしまいますが、フランクは怒ります。
フランクとの間に、仕事面とミッシェル・ファイファー演じるエルヴィラを巡って溝が出来ます。
トニー・モンタナは、フランクの事をガッツの無い男だと言います。
フランクは、徐々に大きくなってるトニー・モンタナを目障りに思い人を使って殺そうとしますが、トニー・モンタナは何とか逃げてフランクを殺します。
ここから、一気に階段を上がるように成り上がって行きます。
ソーサとの取り引きで莫大なお金が入ってきます。
凄く可愛がってた妹にも美容室を作ってやったり、フランクの元女のエルヴィラと結婚もします。
しかし、エルヴィラは常に麻薬に侵されてますし、トニー・モンタナも自宅の警備を細かくしたりして、仲間のマーニーとも多少の軋轢が生まれます。
ある時、お金を計算したら囮捜査に引っ掛かります。
これには弁護士もどうしようもないと言います。
脱税で捕まるから、少しでも裁判を伸ばすかとかしかないんですね。
そういう時に、ソーサからコロンビアに呼ばれます。
麻薬取り締まり委員会の男を殺してくれと言われます。
そうしないと、ソーサや色々な人に迷惑がかかるからと言います。
その代わりにワシントンに居る友人に頼んで、君が捕まった件を上手くまとめてやるよと言われます。
ソーサには専門の殺し屋が居るのですが、英語が得意でないからニューヨークまで一緒に行ってくれと頼まれます。
トニー・モンタナはそれを受けるのですが、その男を殺そうとして車ごと爆破しようとするのですが、子供が乗ってるんです。
それでトニー・モンタナは、ソーサの殺し屋を逆に銃で殺します。
子供が乗ってるのまで殺す程卑怯では無いぞ、なんですね。
しかし、これにソーサは激昂します。
トニー・モンタナもそれなら戦争だですが、ソーサとの組織の規模が違います。
この頃になるとトニー・モンタナは、麻薬でかなりいってしまってます。
一番信頼してたマーニーも、自分自身の妹ときちんと結婚するとなってたのに勘違いして撃ち殺してしまいます。
邸宅に戻っても大量のコカインを吸いながら、マーニーの事を悔いたりします。
しかし、既にソーサの手下が邸宅を囲んでます。
妹もそういう連中に殺されます。
怒ったトニー・モンタナはコカインを吸いながら、一人でロケットランチャー付きの機関銃で撃ち続けます。
小柄なアル・パチーノが、それを感じさせない狂気の演技を見せます。
相手から撃たれても、効いてないぞと言いながら撃ちます。
このシーンは下手をするとただのアクションになるのですが、トニー・モンタナ演じるアルパチーノの圧巻の演技で、そうはなりません。
最後は後ろから撃たれて、自宅の小さな池に落ちて行きます。
ラストに近づくにつれてエルヴィラも居なくなるし、マーニーも殺してしまうしで破滅の色合いが濃くなります。
何故この映画に惹かれるのかは、一人の男の成り上がりから破滅までを描いてるからと、その野蛮だけどガッツですね。
女性向きでは無いけど、男なら血がたぎりますよ。
それを可能にしたのがアル・パチーノの演技と、デ・パルマ監督の腕とでしょうね。
この映画のパロディやオマージュは、海外の映画では良く見ます。
ギャングスター達の一つの見本のように観られてるようです。
トニー・モンタナが、ボート移民で卑しい出身だと言うのもキーになるんでしょうね。
アル・パチーノの『ゴッドファーザー』のマイケル・コルレオーネとは全く反対の、野蛮で下品なギャングスターぶりを観る映画だと思います。
それと 、どういう出身でもガッツが有れば何とかなるんだと言うのも感じます。
マイアミを舞台にしてるのも、物語の陰惨さとマイアミの明るさのコントラストが良いです。
アル・パチーノの相変わらずの目力も有ります。
しかし、少し前に観たんですが今までと少し違う見方も出来ました。
やっと命を掛けて手にいれた物が、実は空しい物だったって所です。
最もそれを象徴してるのが、フランクの女だったエルヴィラでしょうね。
凄いいい女だと思って手にいれたらジャンキーだったっとか、自分自身にはいつまでも本気で振り向いてくれないとかね。
途中でトニー・モンタナが、俺はこんなものの為に命を掛けたのか?的な言葉が有るんですが、何だか胸を打たれます。
もちろんトニー・モンタナに問題が有るんですが、ガッツと仁義だけはきちんとしてきてた男なんですよね。
何だか寂しさも伴いましたね。
しかし、素晴らしい映画です。
もしもこれを観て良かったら、『カリートの道』を見てほしいです。
関連性は無いけど、同じ監督で同じ主演者です。
トニー・モンタナの少し年老いたバージョンをやりたかったのでは、個人的思います。
トニー・モンタナってのは、男の一つの理想でも有るのかも知れないなあとも思います。
個人的話しですが、レンタルビデオ店で観て余りに良かったから、トニー・モンタナの猿のような独特の髪型にしたくて、床屋で切ったら見事に失敗したことを懐かしく思いますね。
自分自身に確実に影響を与えた映画ですから、語るのは非常に難しいですね。
映画には一度か二度で観れば良いのと、何度も観て味わえるのがあると思います。
それは、映画の質が高いとか関係なくて、自分自身が置かれた状況とかが影響しますね。
少し前に好きな監督で思春期に凄いなと思った映画で、ジム・ジャームッシュの『ストレンジャー・ザン・パラダイス』を見直したんだけど、何処が良かったのかピンと来なかったです。
それは、『ストレンジャー・ザン・パラダイス』が映画とし良くないでは無くて、自分自身には一度か二度観れば良かった映画なんでしょうね。
そういう意味では、『タクシードライバー』、『ゴッドファーザー』、『スカーフェイス』は、その時その時で感じかたが変わります。
こないだ四十九才になりましたが、五十代でこれを観たらまた違う感じを抱くのだろうなと思います。
好きな映画を語るのは難しいですね。ストーリーは覚えてて書いてるから、多少の間違いがあったらすいません。
二十代でこういう映画に出会えた事を感謝してます。
京都での事は、警備員の頃も含めて最近良く思い出します。
京都との縁が何故か出来た事も、有難い事だと思います。
とにかくギラギラした映画です。
アル・パチーノの違う部分の魅力が満載ですし、何度もファックと言うんですが、多分英語を知ってたら相当口が悪いんだろうなと思いますね。
とにかく見て欲しいし素晴らしい映画ですよ。
おわり
📖管理人・無名居士のたわ言・・・音楽でひとあそび〜まずは・・・「大樹のうた」でひと遊び
仰ぐ
あるがままの自分でいよう・・・
あるがまま・・・このことについては
あっちこっちで書いているので
もしかしたらここでも
すでに書いたかもしれない
確認のためにブログ内検索・・・書いてない
なら・・・書いてみようか・・・
とは思ったものの
いまさら同じようなことを書くのもなんだし・・・
自分でも少し飽きたこともあるし
他の話題を探そうか
大地にそびえたつ樹・・・大樹 大木 古木
いろいろ書けそうは気もするが
そもそも今日は書く気力が湧いてこない
それならなぜ書こうとするのだ・・・と言われそう
まだコメントしていない記事があったのを思い出したから
大樹で思い浮ぶこと・・・「大樹の歌」って映画なかった?
インド映画だったかな?
それを確認するために・・・先ずしたこと
とにかく記憶があいまいだし
分かってることも思い出せない
「旅芸人の記録」の検索から始めた
その上映映画館の名前が浮かんでこない
その支配人の名前が・・・高野・・・悦子?
この映画がそこの映画館で上映・・・そして
「大樹の歌?」も何処で上映されたはず
ウィキペディアでは・・・高野悦子 (映画運動家)の記事で出ていた
そうだった・・・岩波ホール総支配人
これが出てこない・・・これが年なんだな
さて「大樹の歌」だが・・・これも検索してみよう
サタジット・レイ監督の傑作3部作「大地のうた」「大河のうた」「大樹のうた」
ただ・・・映画のタイトルだけの記憶をたどった
どんな内容の映画か・・・それは関係ない
趣味は映画鑑賞・・・なんてよく書いてたが
映画について語るべき何も持ち合わせていない
音楽にしてもそうだ
ちなみに・・・「大樹のうた」の主題歌なんかの動画あるかな?
なかったけど・・・インド映画といえばダンスシーン
ちょっと色っぽい動画があったので観ると・・・けっこういいいのです
シーラは若くてピチピチなの(インド映画の歌日本語字幕付)
いくつか女性もののダンス動画があるようだが
それはまたの機会に楽しむとして
音楽でひと遊び・・・まだ遊んでないけど
続けましょう・・・土曜で気持が休日気分だからのんびりと
よくよくヒマだということですね
ちょっと素通りしたが
「旅芸人の記録」が気になりだした
何か関連動画を探してみよう
"The Travelling Players" (O Thiasos) - Film by Theo Angelopoulos
今日は三月に一度の通院日
ということでしばらく外出
本屋さんに寄って
気になってた漫画家のヤマザキマリの作品を数冊ゲット
「ルミとマヤとその周辺」から見始める・・・やはりいい
さてこれを終わらなくては
先の作業に進めない
「あるがまま」と少し意味は違うかもしれないが
私が勝手に「あるがまま」「なすがまま」と理解している歌・・・
[和訳]Let It Be / The Beatles (1970) [ビートルズ]
📖 高山の作品から〜「濡れる穴の中 28 ブラジャー」
このところ現場の方も新しい現場も始まったり、終わりが近い現場も出たりしてますが、全体に非常に順調です。
それも、やはり作業員の質が更に上がったからだと思ってますね。
新しい現場が始まるのを機に、イマイチだった作業員を辞めさせて新しい良い作業員を呼んでますからね。
作業員っての言うのは現場が終われば保証は無いですし、現場をやってる途中でもポカをやれば辞めさせられると言う、なかなか厳しい世界ですよ。
そういう中で、お盆過ぎに大々的に格闘技大会しないかと幾つもある現場の中で二つの大きな元請けが言い出してて、元請けは関係なくうちの連中と元請けの連中入れて大きな大会にしようとしてます。
元請けも色々ですが、そこを統一してうちの連中を皆集めて、強いのは出るって大会にしたいようです。
前にもそれをやりましたが、それより大きな大会にです。
格闘技大会は、うちのある意味名物です。
格闘技と言っても総合格闘技ですね。
オープンフィンガーグローブ着けてやります。
「濡れる女子事務員」シリーズのAちゃんは、前の大会に出で一回戦勝ってますし、作業員も出るだろうと思ってます。
本人もやる気です。
もう一人の「泣く女子事務員」シリーズの、Aちゃんの友人の女性も出ます。
二人とも相当なやる気を見せてますよ。
特にAちゃんは、一回戦勝つだろうと周りからも見られてます。
打撃は、極真やってたから特に立ってる時は足技が凄いですし、寝技の進歩は素晴らしいです。
それと、寝てから相手の上になって躊躇無く人の顔面を殴れるようになりましたし、それが当たると意外に重いし鋭いんですよ。
もう一人の女性も頑張ってますが、今回はAちゃんに絞りますね。
とにかく、暇さえ有れば現場にマット置いてる所が有るから、高山さんやりましょうよです。
僕とは、寝技も抵抗無くやれるようです。
他の作業員になると、女性ですからやはり色々あるようですね。
寝技になると自分自身もテクニックは有るんですが、今ではもしかしたら彼女の方が有るかもです。
後は、体重が四十キロ台と言うのと、女性ですからパワー差で何とかしのいでますよ。
前にそういうスパーリングしてた時に上になられたから、下からわざとブラジャーのホックを外してやりましたよ。
いたずら心ですね。
それと、上になれた時のパンチが避けきれ無くなってる焦りかもです。
今日も、時間がある時にやりましょうと言うのでやりましまた。
とにかく、立ち技に付き合わないようにしてますよ。
そうしないと、何時ノックアウトされるか分からないですからね。
かといって、寝技に持ち込んでも安心出来ないんですがね。
わざと、上にならせてパンチを打たせない為に密着して、またもやブラジャーのホックを外してやりました。
慌てて、辞めながら怒ってましたね。
しかし、柔術は着てる物を利用しますからブラジャーは卑怯ですが、これは良いかもです。
その後、営業に行くのに汗も綺麗吹いて着替えて、メイクして別人のようになって行ってました。
三人で車に乗って、彼女が運転してました。
もう一人は、最近本格的に営業に参加し始めた、会社の会長の甥っ子です。
三十代の半ばで、なかなか将来有望だと思います。
彼が、本格的に現場に来て驚いてるのは、Aちゃんの格闘技と女性達が作業員に好かれてる事ですね。
ある程度は、分かっててもそれに驚いてますね。
特に、格闘技には凄いなと言ってますし、高山さんも良くやりますよねと言います。
良くやりますとは、Aちゃんとのスパーリングで、ある程度スパーリングですから軽めにやりながらも締め落とそうとか、腕の関節を真剣に取りに行く容赦の無さですね。
僕は、そうしないとこの娘に一度締め落とされてると笑いますけどね。
その二人の真剣ぶりには、驚いてますよ。
それと、車に乗るとAちゃんは分からない事とかは聞いて来ますし、これは違うんじゃないとかも容赦無く言って来ます。
皆の前では、僕に恥をかかさないようにしてますが、車に乗ると特に経理面のずさんさを言って来ますね。
僕も、俺が悪かったから好きにしてと言います。
実際にそこまでタッチ出来ないんだと言いますが、素直に聞きますよ。
普段現場では、作業員に平気でてめえ次は間違えたら殺すぞとか、物を投げたり時には殴ったりもする恐怖の男が、Aちゃんには素直なのが、面白いのでしょう。
しかし、Aちゃんも現場では今は少なくなりましたが、罵倒されたり投げ飛ばされて足で蹴られたりしてます。
危険な行為をした時は、ですね。
それでも、Aちゃんにとっては車の中が一番はっきり物を言いやすいようですし、そのお陰で随分良い方向に改善されてるから言わせるようにしてます。
新しい会長の甥っ子から見たら、僕らのある意味苦難の歴史を知らないから面食らうんでしょうね。
作業員の古株達は、理解して見てますね。
営業も上手く行って、帰りにAちゃんがコンビニに車を駐車して何が良いですか?と聞いて来るので、ソフトクリームが良いと答えました。
これも、営業等の最近のパターンで、Aちゃんがアイスクリームを何か奢ってくれるんですよ。
僕が、アイスクリームが好きなのと、Aちゃんがこのところ僕をスパーリングに使ってるお礼でしょうね。
会長の甥っ子は、戸惑ったようなのでお前もアイスクリーム奢って貰えと言うと、僕は払いますと言ってAちゃんにお金を渡してましたね。
Aちゃんがコンビニに行ってる間に会長の甥っ子は、二人は車で何時もあんな感じですかと言うので、そうだよ、あの娘の意見を聞く場所だよと答えると、なるほど、それにしても阿吽の呼吸のようなの有りますねと言うから、ここまで来るのには、色々あったしこれからもあるよと言いました。
彼には、そこを細かく分かって貰えなくても、徐々に馴れたら良いと言いました。
Aちゃんが、彼が居る事で物を言えなくなるのは不味いから、その辺りはある程度察しろとも言いましたね。
彼女が、物を言えなくなるのは非常にいたいですからね。
会長の甥っ子も頭の良い男ですから、慣れるでしょう。
Aちゃんが大きいソフトクリームを買ってきてくれて、会長の甥っ子も同じ物を食べながら車を走らせました。
Aちゃんが、高山さんブラを外すのは卑怯ですよと言うので、ああでもしないとお前から鼻でも折られそうだし、たいして胸は無いんだから気にするなと笑いました。
勿論、試合ではやらないし、控えないとなと思いましたよ。
Aちゃんは、試合ではさらしを巻きますと言うので、さらしを巻いたら更に胸がなあと笑いました。
信号で車を停めた時にAちゃんが、思い切り肩にパンチをしてきてソフトクリームが落ちそうになりました。
後ろに座ってた会長の甥っ子が、一瞬押し黙って緊張したのが空気で分かりました。
しかし、肩にパンチとかはかなりある事ですし、僕がからかったからAちゃんも半分冗談で怒ったんですよね。
周りから見たら怒りっぽい僕が怒るだろうですが、そんなので怒りませんよ。
笑いながら、ソフトクリームが落ちる所だったと言いました。
会長の甥っ子がほっとしたような感じが伝わったので、こういう事でこの娘を怒ったりしないし、こういうのは普通だからと言いました。
その代わり、現場でいい加減な事をしてたりしたら今でも時に激しく怒りますからね。
Aちゃんが、伸び伸びと若い力を出せるか?これがある意味重要なんですよ。
だから、せめて車の中だけでも自由にやらせてあげたいんですよね。
僕も冗談も言いますし、楽に意見を交換したいんですよ。
その後、車を降りて作業の様子を見ようとしてたら会長の甥っ子が来て、さっきは正直ヒヤッとしたと言ったので、そこからAちゃんをいかに育てて来たかとか?今後とかを真面目に話しました。
彼は、頭が良いので分かったようですね。
まあ、普段現場である意味恐怖の男として振る舞ってる僕ですから、そういう風に思われるのは仕方ないんですよね。
彼にも言ったんですが、あんたも皆で移動してる時や二人の時は、あんな風に意見を言えよと伝えました。
今後は、Aちゃんと彼の連携が重要ですからね。
それにしても、格闘技好きの作業員の間ではAちゃんが非常に期待されてますし、僕も彼女を警戒してます。
どうなるか楽しみですね。
おわり
📖「ガーターベルトの女」の映画化のためにエッセイをお読み下さい・・・「新・ガーターベルトの女 8 Mの色気」
これも、最近Mと話してて思い出した事だが、もう時効だろうから書きます。
フィクションとして読んでくれても良いですね。
Mが、二十四歳で僕とヤクザの友達が二十六歳の頃です。
九十年代半ばですね。
Mの居たスナックで何かの拍子から、新しいサングラスが欲しいねとなりました。
僕は、今は車を運転する時に薄いサングラスを掛けますが、五十代になってから老眼が強くなってから、サングラスに執着は無くなりました。
しかし、二十代から三十代は仕事意外は夜でも、薄いサングラスを掛けてましたね。
好きだったのと、Mが言うには実は相当照れ屋だったから、人に目線を見られるのを嫌ったのではです。
それは、有ると思います。
今でこそ、人と目を合わせてなるべく話しますが、当時は、人と目を合わせるのは喧嘩の時と思ってましたから、結構それを指摘されました。
人と目を合わせるのは失礼と、何故か思ってたんですよね。
そういう訳で当時は、高いのから安いのまでかなりの量を持ってました。
それで、Mの店で新しいサングラスが欲しいと言う話しになりました。
Mは、目が悪いから車に乗る時はコンタクトか眼鏡を掛ける事もありましたが、裸眼でサングラス掛けてる時も多かったです。
僕も、ヤクザの友達のAも目だけは良かったから、サングラス掛けて車に乗ってましたし、大抵二人とも夜でも掛けてましたよ。
Mが言い出したんですが、目の悪いMが、街の眼鏡屋でコンタクトか眼鏡を買おうとしてたら、凄く態度が悪かった所があったらしいです。
それで、腹を立ててそこでは買わなかったらしいですが、その店は他の人間からも店長の態度が悪いと聞いてました。
Mは、その店でサングラスを万引きしようよと僕らに言いました。
僕らは、えー!ですよ。中学生や高校生じゃないんだから、それは捕まったらみっともないよです。
しかし、Mは真面目にあの店はそのくらいされても良いなどと言って、僕らを説得しました。
僕らもMから真面目に言われたら、仕方ないなあです。
そこから、どうやってサングラスを万引きするかを話し合いましたよ。
かなり細かく計画を立てましたね。
店は、それほど大きくは無いし駐車場は有りましたが、違う場所に停めるとなりましたが、車を特定されたくないとか色々ですね。
Aが、主にそのやり方を皆に教えましたね。
中学生の時には、相当万引きしてたからやり方を知ってたんでしょうね。
決行は、日曜日の三時過ぎです。
店の前を通る時に、その時間が一番混んでるからです。
Mには、少しセクシーな格好をして来てと言いました。
秋に入る位でしたから、必ず上着を着てくる事とも言われました。
やり方は、こうです。
混んでる時間帯に、Mが店の人にコンタクトの相談をします。
それぞれ車は一緒ですが、店の駐車場には停めずに、ナンバーには前にも後ろにも泥を塗ります。
それも、普通の目立たない普通車です。
三人で、別々に時間を少しずらして入り、サングラスのコーナーを見ます。
Mが、店員に相談してる間に、万引き防止のミラーから隠れた位置で二つのサングラスを取り上げて見ます。
そして、一つを上着の袖から中に入れて店を出ます。
二つを取り上げて見るのは一つはフェイクで一つだけ元に戻すんです。
もう一つは、袖に入れるんですね。
店を出ても走らずに、ゆっくり歩きます。
当時は、万引き防止のミラーはあっても、防犯の音が鳴るような物はなかったんですよね。
それと、とにかく堂々としておけです。
こそこそすれば、万引きだとばれるからです。
Mがおとりになって、後はシンプルです。
しかし、上着の袖にサングラスを入れるってなかなか難しくて練習しましたね。
Mは、当日タイトスカートにガーターベルトをして来ましたが、下品な感じのセクシーさでは無かったですね。
そうして、最初にMが店員に相談してる間にAは、早くも店を悠々と出て行きました。
流石だなと思いましたが、僕は焦りましたね。
僕は、狙ってた黄色いの高いサングラスを万引きしようとしましたが、なかなか上着の袖に上手く入らずに汗が出ましたよ。
それでも、何とか入れて店を悠々と出るようなふりをしましたが、多分周りから見たら焦ってるのが分かったんでしょうね。
僕が、店を出てゆっくり歩いてると店員が小走りでお客さんと来ましたよ。
僕は、参ったなと思い走ろうかとも思いましたが、開き直って何か?と、相手を完全に睨んで威圧するような態度を見せました。
すると、後ろからMが店員に向かって、他のコンタクトの説明聞きたいんですけどと、思い切り色っぽい声で店員に声を掛けました。
店員は、Mの色気にやられたと思いますね。
それに、僕を多少疑ってても確証は無かったから、もしも違ってたら不味いと言うのもあったと思いますね。
店員は、店に戻りましたよ。
僕は、ほっとしながら小走りで車に乗り込みました。
様子を双眼鏡で見ていたAは、ヤバかったから車で突っ込んで乗せてやろうかと思ったよ、と笑いました。
既に万引きしたサングラスの値札を外して掛けてましたね。
Mは、しばらくするとニコニコ笑いながら余裕で歩いて来ると、車に乗り込みました。
、
Aは車を出しながら、これはMちゃんの取り分と言って、青い色のMに似合いそうなサングラスを渡しました。
Aは、自分自身のと、Mの分も万引きしてたんですよ。
Mは、すごーいと喜びながらそれに比べて、この馬鹿はと僕の頭を笑いながら叩きました。
三人とも万引きしたサングラスの値札を取ると、それを掛けました。
Mが、一番似合ってるようでしたね。
月曜日になってMの居るスナックにAと行くと、お客は居なくてMが笑いながら犯罪者が来たと笑って、自分自身も万引きしたサングラスを掛けて見せました。
今思えば悪い事をしたなあですが、その店の店長は二代目で横柄なので有名でしたから、まあ良いかです。
Mは、今でも車に乗る時には薄いサングラスをしてますね。
僕が、笑いながら盗んだのかと言うと、笑いながらそうだよと答えますが、当時、万引きしたサングラスは三人とも酷使したせいか、壊れてしまいましたね。
Mは、壊れたのを箱に入れて大事にしてると言います。
僕は、これはいつの間にか無くしましたね。
多分、海でも掛けててAと二人でほとんど同時に壊れてしまい、海に棄てたと思いますね。
悪い事ですが、MとAとの楽しい思い出ですね。
今でも、Mが店員を止める時の色気を全面に出した態度を思い出しますし、Aはこの世に居ませんが、悠々と店から出るのを思い出しますね。
おわり
「ガーターベルトの女」 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 番外編 番外編2 14 15 番外編3
「ガーターベルトの女 外伝」(フィクション編) 1
「新・ガーターベルトの女 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
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