「織田作之助賞」受賞作家の小林長太郎と彼が残したブログ「負荷」と記事を忘れない為に〜#42
ブログ「負荷」には およそ2年半のあいだに1842本もの記事がアップロードされています
ブログにアクセス出来なくなったので
読むことがで出来るのは「負荷」読者の手によって残されたわずかな記事と
私が記録した未コメントの記事のタイトルだけ
このマガジンはそれらに出来るだけコメントしようという試みです
【参考】
第2回 小林長太郎まつり
https://manyo1000.blog.fc2.com/blog-category-7.html
BUNGAKU@モダン日本
https://nonajun.hatenablog.com
2005年05月03日
ソビエト第一章5
「目が覚めると先までのことは綺麗さっぱり忘れてしまった。」
この書き出しで始まる
同じ布団に義姉が浴衣をはだけて寝ている
まったく記憶がない弟は義姉の身体を見る
その描写に私は少しそそられた
私の今の願望を正直に書くと
女体に触れるだけでいい
何処をと言えば下腹部の恥丘まででいい
あの膨らみが懐かしい
もう性行などはしたくもない
もう一つの願望は…貧乳
ボインを男は好むようだが
私は違う
これはロリータコンプレックスからだろう
もちろん少女に性的関心があるわけではなく
少女の可愛さに惹かれるという意味
そして大人の女性には少女的な身体を求める
だから貧乳でいい…より平らでいい
記事からの引用
「ぷっくりと盛り上がった下腹部には、薄い陰毛が下向きに生えそろっていた。」
見なくていい
手で触れるだけ
その感触を
目を閉じて味わいたい
2005年05月02日
ソビエト第一章4
食卓での会話が続く
テレビは野球中継
ホームランを打った王の話題
いつもの決まりきった話になるとか
そのあと父も母も義姉も泊まるように進める
肝心の兄の話はどうなった?
出張とか?
「私」は勘が働く人間だという
殺気を感じる
「私はふとテーブルの下を見た。
そこには手に斧を握り締めた上半身裸の男がいた。」
それは兄・蟹太郎に良く似た男だった。」
またまたとんでもない展開
もう私も慣れっこになった
どうにでもなれ…と見放しているから
しかし…つくづく書き手の頭は
どうなってるのかと思う
どう展開し…どう決着するか分かっているのだから
テーブルの下の男は口から泡が出ている
でもそんなことも構わずに
はかこ、めててて、ゆまらも私」は散歩を提案する
父は花火の日を思い出し賛同する
散歩にみんなを誘ったのは
机の下の男を「シカク」と認識したからだ
おかずのトンカツで「シカクセマル」と書く
男の存在を報せるためだ
そうでもしないと分からないか?
また…つくだ煮を並べてメッセージを書く
まあそんなこんなで散歩に出る
あれ?散歩の行列に兄が居る
前回…兄は行方不明ではなかったか?
私の思い違いか?
確認するのも面倒だ
話自体がカオスだから気にしても仕方がない
その兄が弟に尋ねる…兄を尊敬してるかと
少しばかりの問答があって
兄は斧を振りかざす
また税金の何のと悶着があり
兄はかう言う…「貴様、千代と寝たのか?」
弟は「はい」と答える
このあと義姉も加わり
数学だのニーチェだのが出てくる
こんな展開もすでに経験済みで驚きもしないが
次の展開には唖然とした
義姉が弟の身体のあちこちから
10匹な蛭を剥がしていった
義姉の手は股間をまさぐる
それを見た兄は弟の胸ぐらを掴む
すると義姉は兄…旦那の股間を掴み
「ほうら、お兄ちゃんも、ぐりぐりぐりぐり……」「あへあへあへあへ……」
最後の文章は…
「こうして阿呆な家族の花火大会(?)の夜は更けていくのでありました。」
(…ずっと続きます。)
※夏目漱石の『虞美人草』の導入部は実に軽快ですね。
今、ふとそう思ったので。
********
以上で…終わりでした
私としては付いていけませんが
コメントするのを義務づけたので
読まざるを得ません
案外小説の何たるかの
勉強になるかもしれないと
2005年05月01日
ソビエト第一章3
先ず…この記事を探すのに一苦労した
トップから5月をクリックすると
日付は20日になって20話ほどに進んでいる
色々やってみたが3話が出てこない
まさか飛んだわけはあるまい
記事の終わりの次のページをクリックしてみた
すると日付が戻っていった
何度か次のページをクリックして
やっとこの記事にたどり着いた
ブログの仕組みが分からない
まあ見つかったから良かったが…
前回は長男が居なくなった
母親が亡くなった
長男が殺害して逃走?
そんな風に思わせておいてのまさかの展開
母親が出てきた
なんやそりゃ…と言いたくなったが
とかく小説は理不尽な世界を提示して
読者の皆さん…いかようにもご解釈を
てな展開が喜ばれるのか
コバチョウさんがそう思っているだけなのか
何も分からず読んでいる私がお節介なのか
ともかくもこの記事は4人の食卓から…
作者の結婚観から痴漢の話から
何やら兄さんは透明人間だという話から
義姉と作者の妖しい関係やら
話はあちらこちらして
何が何やら分からない
長男の行方が意味有りげに感じる展開
私はどうでもいいが
乗りかかった船ではないが
どんな話になるのか
せいぜい愉しもう