高山が作家として更に飛躍することを願い創作活動を支援したい!~エッセイ「ガーターベルトの女」の作品化を目指して【256】

妄想家・夢想家無名居士の夢物語の記録です
無名作家高山のエッセイ「ガーターベルトの女」の
映画化芝居化・・・その他いろいろ作品化できればなんでも
なんて途方もない夢を観ています

ブログ更新のお知らせ

無名魂~高山のブログ
【随筆】映画「三大怪獣 地球最大の決戦」雑感

高山の作品から
随筆「シン・ゴジラ 雑感

2017/03/25 

『シン・ゴジラ』を観ました。

これは去年から話題になってたから、新作でTSUTAYAで一週間で借りました。

一週間で借りると高いけど、二泊三日では仕事で観られなくて返す事も多いから滅多にしませんが、一週間で借りましたね。


そのくらい、どんな映画だろうと期待してました。

これは、世代によってうけるかうけないか分かれますね。


ゴジラ=娯楽と言う世代の四十代後半の僕には、非常に違和感が有りましたね。


しかし、新しいゴジラ像を作ったのと、あれを公開した東宝は偉いのかもです。


ラジオか何かで特技監督と監督をした樋口さんが、東宝があれを受け入れたのは冒険だったと言ってました。


総監督がヱヴァンゲリヲンで有名な庵野さんですね。


ヱヴァンゲリヲン的な部分が随所に出てますね。

僕は、ヱヴァンゲリヲンは嫌いではないです。

熱狂的なファンでは無いけど、テレビシリーズも映画も一応観てます。


テロップの入れ方とかネットとの関係とかや、その他ヱヴァンゲリヲン的ですね。

樋口監督がインタビューで答えてたのを少し聞いたんですが、本当にゴジラが来て恋愛とか友情とか入れられないだろう、です。


大抵ああいう映画でも男女の恋愛とか男の友情とか入るけど、ほとんどそれを排してます。

まあ、そりゃそうなんですけどね。

それとヒットのもう一つの理由は、映画の情報をなるべく公開前に出さない事ですね。

『シン・ゴジラ』は一回しか試写会してなかったらしいです。


普通は、テレビでも良くやってるけど抽選で何名に試写会にご招待とやりますが、この映画は公開まで謎が謎を呼ぶっていう上手い手法使ってますね。

そして、ゴジラを初期に戻して始めてのゴジラ上陸を描いてます。  

そこは、良いし最初にえ!?これがゴジラなのってを出して来ます。


着ぐるみのようなゴジラです。


あれには驚きますね。

その後にどんどん変わってくるですけどね。

斬新ですよ。

結論から先に言えば、なんだかんだ言ってもこれは政治的映画ですね。


いかに日本の政治が縦割りで無能かも描いてます。


何かある度に会議会議で、総理に決定権はないんです。


そうしてたら、こういう想定外の事が起きたら何もかも遅れるんですね。

総理になる人、或いは総理になる人の側に優秀な人をきちんと置かないと不味いな、です。


明らかに福島の事故を意識して描いてますよ。


地震と福島原発の事故の時の対応の遅れを、ゴジラに置き換えてますね。


そして、米国との関係も描いてますね。


映画ですから、この辺り最終的に総理の代行が日本は日本の道を行くと決めるけど、実際は米国に押しきられるでしょうね。


それと映画だから、たまたま良い政治家が居て何とかゴジラを倒すけど、実際は無理でしょうね。


福島の時にそれは実証されてて、今もそれが続いてると思います。


悲劇的国になりつつありますね。

この映画がヒットして賞も取って、評価も高いのはどうも納得行かないです。

八十億円を超える興行収入は異例ですね。


まだまだDVDとか売れるから上がりますね。


政治的映画、或いは群像劇として見たら悪くないし、特撮も日本映画のレベルでは相当高いです。

しかし、群像劇とするなら映画の枠内では収まってないなと感じますね。

二時間弱では、収められてないですね。


当然日本の政治家の無能ぶりも描かれます。大袈裟に描かれてるようで実際はもっと酷いのでは、と個人的に思います。


これが、良いとか悪いは別にして、アメリカ映画では大統領は優秀で決定権は持ってると描かれますけどね。


日本を描いた斬新さも良いんですが、僕にはもやもやが晴れませんね。


これは世代間ギャップでしょうね。


ゴジラに、リアリティーを今の人は求めたのかも知れないけど、僕らの世代は、ゴジラにリアリティーより娯楽性を求めます。


それと、これを見てて憂鬱になりましたね。

今の日本の政治家に、自分自身の政治生命或いは命を賭けてもって人はいませんよ。


全ての責任は自分自身が取る、って覚悟の人は居ませんね。


それと判断する能力が総理にしても総理の側近にしても、居ないでしょう。

想定外と言う言葉が何度か使われるけど、想定外の事が今後も起きない保証などないんですよね。


大きな地震が、首都か大都市を襲ったらどうなんでしょうね。


最近はやたらシミュレーションしてるけど、その通りになるとは思えないですよ。

そうなったらまたもや政治家は、想定外とか言うんでしょうか?


今の議員を三分の一減らして、優秀で良い人材をおくべきでしょう。


自分自身の保身しか考えてないような人は、どんどん辞めて欲しい。


ある種の信念をきちんと持って活動してる政治家を選ぶべきです。


美しい国とか言って、福島の事は無かったようにしたい人とかは、早く今のスキャンダルで降りて欲しいですね。


アベ君の目指す美しい国は、戦争前の国でしょう。

中国や韓国にしたことは反省しない国でしょう。


日本人の美徳として、僕はある種の謙虚さが有ると思います。


中国や韓国が言ってきても、今までは謙虚で大人の対応してたのに今はどんどん右寄りになって、中国が来るぞー!!朝鮮が来るぞ~!!と煽ってるように見えます。

昔の絵本で羊飼いの少年が、狼が来たぞ~!!って嘘ばかり言ってたら、本当に来た時には遅かったって感じです。


広島、長崎、そして、福島での事から何も学ぼうとしないようにしてると思います。


僕の子供時代は、戦争体験者や被爆者がまだ沢山いて教えてくれました。

僕は何度か書いてますが、幼少期に広島に住んでたし広島とは縁が深く、被爆者とも仕事をしてます。

それは、リアルで見たり接するとどれだけ悲惨かですよ。


人間ってのは何十年かすると、戦争したくなるように出来てるのでしょうかね。

もしも、ゴジラが本当に来たらアベ君には、是非とも零戦に乗って最初に突っ込んで欲しいです。

ついでに、特攻隊を美化するネトウヨの方々にも是非ともです。


特攻隊行為を美化しなくて、特攻行為をしなくてはいけなかった若者を悼むべきなのにね。


まあ、アベ君に指揮を取られては、日本はゴジラにやられますよ。


副総理の飯塚のチンピラも一緒にお願いします。


『シン・ゴジラ』を見てたら、そういう酷い事を考えてしまいます。

これはブログですから書けますが、今の政権に任せて良いのか、です。

かといって代わりの政権は無いなら、自民党から今は隠れてても反アベ的な人が出てきて良いのではと思います。

『シン・ゴジラ』は、そういう風に考えさせてしまうって事はある意味良いのかも。です。

僕が求めるゴジラとは違うけど、若い人は違う見方をしてるのかもとも思います。


この先苦労するのは僕の世代より、更に若い人ですからね。


今の時代にああいう映画が支持されたのも、若い人の柔らかい頭だからかもですね。


一部に『シン・ゴジラ』からナショナリズムを感じたと言うのが出てたけど、僕はそうは思わなかったです。

波紋を広げたと言う意味では、成功した映画なのかも知れないです。

一部に、熱くなり不適切な発言が有りますが、たまには腹の中を見せても良いでしょう。

僕はアベ君のやり方は大嫌いだし、現政権のやり方には非常に危機感と怒りを覚えてますが、左翼ではありません。

左翼的と言われても別に気にもなりませんけどね。

『シン・ゴジラ』は、僕に予定外のこういう事を書かせたというだけのインパクトはあります。


観て、様々な感想が出て良いのではないでしょうかね。

もう一つ言いますと、四十代後半の映画好きな土方の一つの意見であって、若い人が熱狂するのを否定してる訳では全くないですからね。


おわり

高山の作品紹介
次回は
随筆「ザ・ローリング・ストーンズ 『シャイン・ア・ライト』と、ストーンズ雑感」

「ガーターベルトの女」~映画化のために​

「ガーターベルトの女」 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 番外編 番外編2  14  15  番外編3
「ガーターベルトの女 外伝」(フィクション編) 1
「新・ガーターベルトの女  2 3 4 5 6 7 8 9 10
Blogger 英訳ページへ

無名魂~高山のブログ=更新のお知らせ=

【随筆】映画「三大怪獣 地球最大の決戦」雑感

画像1

高山ファンの皆さんへのお願い

高山の創作活動支援のための新たなお願いです
あなたの可能な時に可能な支援金をご協力ください
高山のサポーターになって下さい
詳しくはメールでお知らせします
ichiro@black.interq.or.jp
FC2ブログ無名魂」
管理人 無名居士

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?