武藤孝幸の高速資産形成術は詐欺なのか?書籍「日本人の90%が知らない高速資産形成術」を読んでみた⑥第5章を読んで
武藤孝幸の書籍である「日本人の90%が知らない高速資産形成術」で語られている手法について真偽を探るべく、実際に無料配布に申し込んで読んでみました。
投資や資産形成で目にする「武藤孝幸氏の評判」や「高速資産形成術 詐欺」という口コミが本当かどうかについて、自分の目で確かめようと思います。
6回目のこの記事では第5章について読んだ感想を紹介します。
※尚、この記事では書籍を読んだ感想を書いていくため多少のネタバレを含む可能性があります。また、私個人の解釈による感想を書いていくため、本書が意図する内容と齟齬がある可能性も含みます。そのため、ご自身の目で確かめたいという人はそっと画面を閉じるか、あくまで一個人の感想である点を理解して読み進めていただければ幸いです。
第5章「高速資産形成術で投資のスタートダッシュを決めよう」
ということで本日はいよいよ“高速資産形成術”が解説されている第5章を読み進めていこう。
具体的には、「対象は米国株」「商品を売り買いする権利(プレミア)を活用する」ことが高速資産形成術の肝であるようだ。
では、米国株が対象である理由と「プレミアム」について確認しよう。
米国株が対象である理由は?
理由は大きく2つ。
米国株は日本株と比較して成長こと
為替リスクの観点からドルを持つことでリスク分散にもなる
なので米国株が対象であるとのこと。
特に日本株との成長の差はゆるぎない事実であるため、シンプルではあるが反論のない納得の理由である。
“プレミアム”を活用した高速資産形成術
さて、肝である『プレミアム』で儲かる仕組みを例を交えて解説していた。
書籍では初心者でもわかりやすいようにしっかりと解説していたが、私の記事ではざっくりとだけプレミアムの理屈を書き留めよう。
例えば100ドルの株があり、その株を「3ヶ月後に80ドルまで下がったら買う」という約束をする。
その約束が成立した時点で『プレミアム』と呼ばれる収入が発生するのだという。
では3ヶ月後にどうなるかというと、もし90ドルまでしか下がらなければ、約束の80ドルになっていないので買う必要は無くプレミアムだけもらえる。
では75ドルまで下がった場合はというと、約束の80ドルで買う必要があるが、元々100ドルだった株を20%オフで買えるのでラッキー!さらにプレミアムも貰ってるので損はない。
ということで、いずれにしろ損はしない手法であるのだ。
逆も然りで、80ドルで購入した株を今度は3ヶ月後に95ドルに上がれば売るという約束をする。
もし、90ドルまでしか上がらなければプレミアムだけ貰えるし、100ドルまであがれば約束の95ドルで売るしかないものの、80ドルで買ったものが95ドルで売れる&プレミアムも当然貰えるの損はしない。
ということで、リスクは限りなく抑えることができるのが、しかも数ヶ月という短いスパンで収入が発生する手法だった。
高速資産形成術の真相を知って
わたしは今回紹介されている手法は知らなかったので、「こんな手法があるのか!」と目からウロコであった。
広く一般的に良いとされてるインデックス投資のような数十年単位の長期投資と比較して、数ヶ月で利益が発生し且つローリスクというのは確かに高速資産形成術と言える内容だ。
高速資産形成術と聞いた時は怪しさ満載ではあっものの、銀行員の経験や自信で多数の講座やセミナーを受ける中で築いたこの手法は、かなり真っ当な手法である。
調べてみると、オプション取引と呼ばれる真っ当な投資手法であることもわかり、根拠や再現性のない詐欺的な手法ではないことも確認できた。
ただ、具体的な取引方法やどのような銘柄を選べばいいのかまではさすがに無料の本書では紹介されておらず、セミナーに参加するしか知り得ないとのこと。
できればそこまで書いていてほしかったが、無料でここまで解説してくれるのであれば申し分ないし、高速資産形成セミナーへの参加に興味が湧いてた。
ということで第5章では高速資産形成術の仕組みに納得し、メリットの多さから武藤氏が自信をもって推奨しているのもうなずける内容だった。
続く第6章では、いままで解説してきた「稼いだお金」を「幸せに使う」という観点について説くとのことで、改めて稼ぐだけでなく幸せになるために考えるきっかけを与えてくれるのを期待したい。
私の投稿が、同じように武藤孝幸氏の高速資産形成術が気になる方にとって有益な内容になるよう引き続き更新していきたいと思います。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!
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