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「コスパ」という話

「コスパ」という話

どのような事象にも、あるていどの費用対効果はあってしかるべきですが、それが人生を豊かにするのでしょうか。

平和を祈りつつ、少し考えてみましょう。#千里同風

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ようこそ。門松一里です。静かに書いています。

という話は、調査資料(エビデンス)を使った「思考の遊び」――エンタテインメント(娯楽)作品です。※虚構も少なからず入っています。

※本当はノワール作家です。

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コスパはコストパフォーマンスの略です。

日本語にすると費用対効果です。

どれだけ経(か)けたかという費用と、どれだけ利益になったかという効果の差です。

ただ、少ない費用で高い効果(ローリスク・ハイリターン)はまずありえません。
(インサイダーなどの犯罪は別にして。)

ローリスク・ローリターンか、ハイリスク・ハイリターンの二択です。
※ローリスク・ハイリターンは騙されていますし、ハイリスク・ローリターンは考えていないだけです。

最大のリスクは何か?

それは時間の浪費です。

まあ、今東光に言わせると「人生は冥土までの暇つぶし」だそうですが、それだけに上質な暇つぶしをしたいものです。

コストパフォーマンスやタイムパフォーマンスは、奴隷が鎖を自慢しているに過ぎません。#blackjoke

価値のあるものや品質が高いものは、コスパやタイパの評価は低くなります。

当然ですね。百万円のバッグを(ブランドの付加価値として)十万円で作れたとしても、一億円の時計はそれでは作りようがないのです。

ですから、高級時計の偽物は(あまり)存在しません。

特に時計はコストパフォーマンスが良くないです。

時間を知ることができなかった時代と違い、今は時計があふれています。

駅の時刻表の近くには、必ず時計があるものです。

会社にも大きな壁掛け時計があるのが普通でしょう。

昔勤めていた会社が始業時刻を一分早く、終業時刻を一分遅く設定していました。
信じられませんが、#blackjoke ではありません。本当です。

もちろん昼休みも加算されます。

もちろん例外なく倒産しましたが。
(帝国データバンクで倒産を知りました。)

今では時計はファッションです。
ほぼすべての社会人がスマートフォンを持っている現代では。

時間の概念を変えてしまうと、取り返しがつきません。

人間の関係には「間(ま)」というものがあります。

SNSの動画では意味がないとカットされるようですが、それがないと思想の違いを正せなくなります。

別に役者のように「見得(みえ)を切る」必要はありませんが、遊びは必要です。

車のステアリングにもあるでしょう? 遊びがないと事故になります。

第一、貧しい者の唯一の利点である時間を対価にして、富める者に勝てる訳がないのです。

いずれ人生は終わります。

いずれは全てを手放さなければならないのです。その意味では全てが消耗品となります。

もちろん一番の消耗品は人であり、その残時間と価値こそ使うに値します。

どれだけ稼いだとしても、穏やかに過ごす日々に勝るものはないのです。

若人よ、孤独を恐れるな。必ず隣に友はいる。

歩み続けるなら、理解してくれる人もきっといます。
cf.
「徳孤ならず必ず隣あり」

「愛してくれる人が一人も現れなくても、貴方が愛せる人は何処でも、何時でも必ず現れる。すぐ傍に居るはずだ」

亡くなった友人の言葉です。

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静かに書いています。

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