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「悩みの解決」という話

「悩みの解決」という話

多くの人が悩んでいますが、そもそも解決する必要があるのでしょうか。

少し考えてみましょう。

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ようこそ。門松一里です。静かに書いています。

いつもは、
「あまり一生懸命になるな」という話
https://note.com/ichirikadomatsu/n/n081dd28c9a6c
とか、
「沈黙」という話/「東アジアの思想」という話
https://note.com/ichirikadomatsu/n/n416e39d84b94
を書いていますが、本当はノワール作家です。

という話(ik)-2

という話(ik)を連載しています。

こちらは調査資料(エビデンス)を使った「思考の遊び」――エンタテインメント(娯楽)作品です。※虚構も少なからず入っています。

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“Life is a Tragedy when Seen in Closeup, But a Comedy in Longshot”
——Charlie Chaplin

前に、『「素人に相談するな」という話』で、
「素人に相談しても何の解決にもなりません。速やかに、専門家に相談するか、行政機関を利用することです。他に手はありません」
と書いたのですが、どうでしょうか。問題は、解決できましたか?
https://note.com/ichirikadomatsu/n/n365ff884e462

はっきり言うと、本当の解決案を述べると嫌われます。

何故なら、問題は、本人が無意識的にあるいは意識的に逃げていることが多いですから。

それに、はっきり事実を知ってしまうと人生は辛いですよ。

東洲斎写楽はわずか十か月の間に姿を消しました。
あまりに写実的すぎて、売れなかったからです。#blackjoke

人間あまり悩まないほうがいいですよ。脳の使用量は決まっていますから、悩み事が多いと創造力がなくなってしまうのです。つまり、悩みによって人間性が削られるということです。

では、脳の使用量をどうやって減らすかですが、一番簡単なのは、上記のように専門家に依頼することです。

それ以外の簡単な方法は、書き出すことです。文書化して、視覚として量を把握することです。

だいたい借金は想像の十倍あります。#blackjoke

書き出す順番は、適当です。そして、何でも書きます。親兄弟のこと、勉強や仕事のこと、転職・転居なんでもいいです。

一番手っ取り早いのは、遺言書(いごんしょ)を書くと楽になります。あの世まで悩みはやってきませんからね。

いっぱい書けたましたか?

では、分類してみましょう。課題の整理です。

《課題の整理》
〈現在の課題〉
〈過去の課題〉
〈未来の課題〉

ここで、課題とあるのは、本当の問題は、課題を解決した上でないと表面化しないからです。

本当の問題は見えないのです。

本当の問題は、見えざる脅威(ファントム・メナス)です。
cf.
“Star Wars: Episode I – The Phantom Menace”

課題はまず、三つに分類できます。現在・過去・未来です。

〈現在の課題〉
今すぐに解決しなければならない課題です。99.99%、金銭で解決できます。

金銭で解決できない課題は、知識と労力が必要となります。
こうしたときのために専門家や行政機関があります。

「金は借りても貸してもいけない。金を貸せば、貸した金も友人も両方とも失う。借りれば倹約の心を鈍らせる」
WS『ハムレット』

友人に借りるくらいなら、破産したほうが楽です。金融機関などの会社はそのために貸倒引当金というものがあります。そして、損金で落ちるので税の控除があります。個人で1,000万以上借金があるなら、相手の会社もさっさと破産してくれと言ってくれます。

私の友人も破産した人がいますが、七年で信用は復帰しますから、またローンで車や家を買っています。

〈過去の課題〉
今すぐに解決しなくてもいいですから、現状維持するなり放置するなり、忘れてもいい課題です。

はっきり言ってどうでもいいです。

一番哀しいことは、大切な人と別れてしまったことでしょう。

それは大切な想い出で、誰にも邪魔されないものです。そうしたことは現状維持です。

※注意——墓までもっていく課題は、墓までもっていきましょう。#blackjoke

〈未来の課題〉
今すぐに解決しなくてもいいで現状維持ですが、放置はできないですから、過去の問題よりは上位になります。

多くはチャンス待ちなので、アンテナを広げて待ちましょう。

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解決方法は五種類あります。

《解決方法》
〈解決(専門家・行政機関)〉
〈逃亡〉
〈現状維持〉
〈忘却〉
〈公開〉

〈解決〉
専門家や行政機関による解決です。

自分でするとなると、かなり辛い思いをすることになります。何故なら、最悪の結末を想像できる人が少ないからです。

悪意の想像力がない人は、愚者である。

必要以上に他を傷つけてしまう覚悟が必要になります。

〈逃亡〉
逃げるのは負けではありません。

相手が亡くなるまで逃げるのもアリです。

時間が解決してくれることも多いです。

※殺人罪の公訴時効はありません。逃げ切ることができなくなってしまいました。
→そうした小説が書けなくなってしまいました……。

〈現状維持〉
過去の課題や未来の課題で述べましたが、悩みがあるから人間なので、そのまま持っているのも手です。

まさか死者を生き返らせようとする人もいないでしょう?

〈忘却〉
忘れてあげるのも愛情です。

嫌なことを思い出すから、記憶が更新されて日付が新しくなるので、もっと楽しいこと嬉しいことを増やしましょう。

公開
悩みを社会に公開してしまいましょう。

なお、過激に攻撃すると炎上するかもしれませんし、自分の身が危うくなる場合もあります。

公開した情報は他と共有され、社会性が向上します。その情報が人を助けることで、自分が助かることも多いです。

御多幸を♩

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「人生は近くで観ると悲劇だが、遠くから観れば喜劇だ」
——チャールズ・チャップリン

一番楽なのは、「第三者の視点」で考察することです。

喜劇では道化ですが、悲劇では生き残った者が笑い者にされます。

理解している者は悲劇を演じなければならず、理解していない者は喜劇を演じさせられる。

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