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イラストレーターLAMさん個展「千客万雷」
イントロ
イベントプロデューサーでもあるいちぴーが、個展や作品展のレビューをしていく企画。
個展から大型イベントまで実際に自らも手がけたものとして、これから個展を開こうとしているクリエイター、作品展などを主催しようとしている方に少しでも参考になるような、プロデューサー視点でのレビューをしていきたいと思います。
初回は、2025年1月17日(金)に大阪でお邪魔した、イラストレーターLAMさんの個展「千客万雷」の感想を綴っていきたいと思います。
結論から言うと、めちゃめちゃ学びのある、そして見応えのある個展でした!
ということで、かなり細かくなることもあるかと思いますが、ぜひ最後までお楽しみください!
★がついた部分は、本レビューを書き終えた後、パンフレットなど資料を読み、追記した部分です。
LAMさん紹介
LAM(ラム)さん
イラストレーター
Xフォロワー数:80万人超(https://x.com/ramdayo1122)
Pixiv:https://www.pixiv.net/users/17429
イラストレーターとして、さまざまな作品のキャラクターデザインや各種イラストを手掛ける。
個展概要
タイトル:「千客万来」
@東京
開催期間:2024年11月1日〜12/2
会場:アニメイト池袋本店8F「Space Galleria」
@大阪
開催期間:2025年1月10日〜2/3
会場:アニメイト大阪日本橋別館3F「Space Gratus」
そもそも
関東在住の私は本来東京池袋で見ることができた、はずだった。
しかし不覚にもこの個展の情報を知ったのが12月の中旬だった。
普段なら、仕方ないと終わるかもしれないが、X上で多くの方の写真や反響の大きさを目の当たりにし、イベント企画者としては見ないわけにはいかないと直感した。
かなりのエリアで撮影OKということで、たくさんの方がいろんな写真を撮り、SNS上にアップしていたり、複数のメディアも特集記事を書いていたが、どれも一般のお客さんの目線のものであり、作品一つ一つのものが多かった。
中には、全体像が見えるようなものもあったが、それでも職業柄、もっと俯瞰した全体像、そして写真では若ならい細かい点が気になってしまった。
ということで、急遽大阪に行くことを決め、直接見ることを決意。
冒頭でも書いたが、この決定は間違いではなく、本当に見に来てよかった!
さて、前置きはそろそろ終わりにして、本題に入りましょう。
エリア1「入り口〜エントランス」
まずは入り口からすでに凝った作りで、この個展の世界観を表すためのデザインとなっており、個展レベル、いや美術館レベルの個展や展覧会ですらこのような演出をしているのは数少ない。
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僕はイベントを作る際、常々入り口を大事にしてきた。
なぜならそれは来場者が一番最初に見る「作品」であり、これからワクワクドキドキしてもらうための最初の「装置」だからである。
有名なのが東京ディズニーランドである。
舞浜駅を出てから、入り口に到着するまで緩やかに降ることで、はやる気持ちを加速させ、あえて駅から少し歩くような設計をすることで、ワクワク感を増幅させ、日常から非日常への準備時間としている。
もちろん、個展でここまでできることはほとんどない。
それでも入り口に少しでも凝ることは、そのイベントを目的にきた人はもちろん、たまたま通りかかった人に「お?なんだ?」と思わせる意味でとても重要である。
入り口を入ったすぐのエリアは撮影NGで写真をお見せすることはできないが、目に飛び込んでくるのは、これまでLAMさんが描いてきた等身大のキャラクターたちである。
それもただ並べただけではなく、「さぁみんな行くぞ!」というメッセージが込められているようだった。
さらに、ここから展示方法にも一工夫されており、等身大のイラストを印刷しただけでなく、あえて一つ一つのキャラクターを別々のパネルにするこどで、擬似的な立体表現をしている。
もちろん、あれだけのサイズ、あれだけの数の等身大キャラのイラストだけでも十分見応えはあるだろうが、あえて分けることで前後を作り出し、存在感を際立たせることで、先ほどのメッセージ「さぁいくぞ」がより見る側に伝わってくる。
※「さぁみんな行くぞ!」というメッセージ性は、あくまでいちぴーが感じたものであり、実際にそのような意図かは不明ですので、悪しからず。
エリア2「ワークスエリア」
さらに視線を移すと、さまざまなイラストが展示されている壁になる。
ここには100を超える商業、オリジナル作品が展示されている。
ここで注目したのは、大小さまざまな作品の展示方法である。
通常個展は、作品サイズを合わせて、綺麗に一点一点展示されることが多いが、一点一点の作品をじっくり見てもらうことにはメリットがあるが、正直単調になりがちである。
一方、さまざまなサイズの作品をランダムに配置する展示方法は、一歩間違えるとぐちゃぐちゃにデメリットがあるが、にぎやかになり、見る人をワクワクさせることができる。
もちろん、展示方法は作品や作家性、展示全体のテーマなどによって変わるので、これが正解というのはない。
このエリアは後者の「ランダムに作品が展示されるスタイル」となっており、作品通しが重なっていたり、縦長のもの、横長のものがあり、一見ごちゃっとしているが、絶妙なバランスで不快感を感じず且つ一点一点もしっかりと目に入る。
これは展示をデザインされた方が本当に素晴らしいバランス感覚を持っているのだと感じた。
展示方法
ここで一旦作品の展示方法を紹介。
作品は大小さまざまあるが、基本的にLAMさんはデジタルで作画されているので、プリントとなる。
プリントも特別な作品以外、基本的には通常のプリントと見た(もちろん良い紙と良い印刷所は使っていると思う)。
その代わり、よくありがちな「額縁に入れ」てしまうのではなく、そのままパネルに貼り付け、それを壁に直接飾っている。
ここで大事なのが、パネルにすることで、作品が壁から立体として認識される。
そして、作品を掲載する壁も建物の壁に直接ではなく、別途エリアごとにデザインされた壁パネルを用意している。
こうすることで、エリアの世界観の表現と一点一点の作品の他に、壁全体を作品として見せることができる。
今回の個展での作品のほとんどがこの形で展示されている。
※一部特殊な印刷を使ったり、面白い額装をしているものもあります。この後でそれぞれ紹介します。
エリア3「ZONe ENERGY」
ここからテーマに分けたエリアで、前述の通り、オリジナルの壁パネルで区切り、照明も駆使しつつ統一された世界観の中で作品を楽しむことができるようになっている。
最初はエナジードリン「ZONe ENERGY」の公式アンバサダーである「ぞん子」のデザイン画やイラスト、他IPとのコラボ作品が展示されるエリア。
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エリア4「週替わりエリア」
このエリアは、開催期間(1ヶ月)中、毎週展示内容が変わる仕様になっており、毎週新しいものが見れるというのは、複数回足を運んでもらうことができるが、個展レベルでこれができるのはすごい。
私がお邪魔した週は「魔女と猟犬」シリーズの作品が展示されたいた。
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このエリアは週替わりで作品が変わるため、どんな作品にでも対応できるように、壁は黒一色にしてある(のだろう)。
エリア5「takt.op」
続くエリアは「takt.op」というメディアミックスプロジェクトのイラストエリアで、本作のファン垂涎の作品がたくさん並んでいる。
が、このエリアで私が最も注目した部分が一箇所ある。
正直私はこの作品を全く知らなかった。
が、この仕掛けだけで、ふわっとだが、作品の世界観を感じることができた。
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その答えが下の画像である。
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一箇所と言ったが、すみません、3箇所でした。
でもそれは全て一つとも私には捉えられたのです。
それは、ここまで何度も言っているが、「壁」、そして「床」である。
ここでなんと床までエリアの特徴として使ってきた。
そして極め付けが「街頭の照明」である。
おそらく「壁」そして「床」までは他でもできるであろう。
しかし「街頭照明」それも中世ヨーロッパ風のものを作品を照らすためではなく、エリアの世界観を表すために用意するというのは、お金も労力もかかるので、やろうと思っても個展レベルでやる人は少ないだろう。
この「街頭照明」があるおかげで、本作を知らない私でも、本作の世界観、時代背景、舞台の一端を瞬時に理解でき、LAMさんの作品を楽しむことができた。
ちなみに、撮影はできないが、本作のメインキャラの衣装が実物として展示されている。
エリア6「ボーカロイド」
続くエリアでは、初音ミクを中心にボーカロイド関連の作品が展示されており、ここは言うまでもなく、巨大な等身大フィギュアが観客の目を引く。
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ここまでエリアごとにデザインされた空間ととともに作品を楽しませてきたが、ここにきて本格的な立体物として等身大フィギュアを展示することで、観客にダレさせず、興奮とワクワクを続けさせている。
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エリア7「Vtuber」
等身大の初音ミクに後ろ髪を引かれながら次のエリアに進む、ここまでの中で一番シンプルに感じるエリアに入る。
ここの写真がなく文面だけになるが、「なるほど!うまい!」と唸ったものがあった。
これも作品そのものでなく申し訳ないが、エリアの壁面上下にランダムに配置されているミラーリングのパネルがあるのだが、ここに照明が当たることで、壁面や床にパネルが反射され、シンプルな空間に彩を与えている。
とてもシンプルだが、こういう使い方もあったか!と勉強させていただいた。
コスパも良さそう。
もちろん、さまざまなVtuberのデザイン画やファンアートなど各種イラストがあるので、Vtuberファンでも、そうでなくても作品を楽しめる。
エリア8「Kanaria」
ここで、またガラッと世界観が変わる。
目に飛び込んでくるのは、四方にモニターが取り付けられたエリア。
ここは若手トラックメーカーのKanariaさんと作ってきた作品がイラスト、映像、音楽とマルチメディアで楽しむことができる。
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上記写真をご覧の通り、黒の壁に、赤の電飾やコードで黒×赤の世界に、キャラクターデザイン画や各種イラスト、真ん中にはいろんなMVが再生されているモニターに引き寄せられる。
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かっこいい空間の中で見る、カッコいいイラストとカッコいい映像、そして音楽に包まれると、自然とまたテンションが上がってくる。
ここでも職業病が発動してしまい、モニターはどう固定されているのだろう、このワイヤーはどこに繋がっているのか、映像を再生しているパソコンや電源はどこなのか?などをついつい探してしまう。。。
そうして作品を堪能しながら、四方を見回していると、ここでも「おお!これは!」というものを発見!
それがこちら⬇️
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歌詞の一部を記したライン状のテープが貼られている。
このテープは、よく待機列を整理するために使われているベルトポールに似たものだった(触っていないので、正確にはわからない)。
ここまでいろんなエリアで、「空間デザイン」に注目して紹介してきているが、ここでもこのテープが空間にエッセンスを加えている上に、奥行きを作り出し、一瞬作品がショーケースに入っているような錯覚を起こさせる。
エリア9「太陽に仕える12人の星娘たち」
カッコいい空間で、イラスト・映像・音楽を堪能し、興奮とともに少し疲れを感じたところ、次の空間へ。
この空間は、シンプルに12枚のイラストと、惑星系をイメージしたライティングだけ。
ここではあまり深く考えず、12人の星娘のイラストを見ることができる。
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水星はこんなキャラで、これは金星、あ、地球だ。
という感じで擬人化された星をみることができます。
前述の通り、この空間はこれまでのものと違い、星空を壁にしたシンプルな作りだが、ここでも関心させられた箇所が、円形の壁である。
上の写真右側の壁が弧を描いているのだが、本来の建物の壁はもちろんこんな形ではなく、普通の直角の壁である。
それをあえて弧を描くように壁を作ることで、宇宙の大きさを感じることができた。
もちろん、こうすることで、使用できる面積は減ってしまうのだが、それでも空間イメージを大事に優先しているということである。
ちなみに、これはただのカメラの問題であるが、角度によっては中央の照明からフレアが生じ、不思議な写真スポットともなっていた。
(これすらも計算されているとしたら、末恐ろしい)
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エリア10「???」
ほっと一息つけるような星娘エリアを終えて、黒幕の向こうへ進むと、突然真っ白な空間が現れ、橋と大きなフィギュアが見える。
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ぱっと見でフィギュアは雷神風神だということがわかるが、それ以外には何も展示されておらず、この空間がなんなのかこの時点ではよく分からなかった。
ただ、大きなフィギュアは見応えもあり、今後これを原型としてフィギュアを販売するのかな?と思いながら、橋を渡っていく。
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ちなみに、この文章を書きながら写真を見返して気づいたのだが、ずっと「橋」と言ってる部分、記憶では普通に橋のように思っていたが、実際にはそのまま床であり、両側に手すりをつけることで、「橋」と思わせる作りになっていた。
素晴らしい!
エリア11「新規オリジナル作品」
先ほどの橋を渡り、暖簾をくぐると現れるのはなんとも妖しい空間。
パッと見渡してもどこから見ればいいのかというくらい、いろんなものが展示されている。
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まずは一番手前から。
「漢字+絵」という作品で、能面をモチーフにした作品「六道」。
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一文字ずつ漢字が供えられたアクリルフレームが作品に立体感をもたらし、より作品を引き立たせている。
また、6枚の作品は壁にそのまま飾られているのではなく、少し角度をつけて、エリアの入り口側に向けられていることで、観客がすぐに見つけられるような仕掛けになっている。
★このフレームはゲーム画面をイメージしているようだ。
★実はパネル側面にキャラのステータスを印刷していた!(写真↓)
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六道シリーズの横には、今回の個展のキービジュアルにもなっている作品「千客万来」を含む4作品が展示されている。
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こちらは一転して、赤の額縁に統一され、より作品そのものをじっくり見せるスタイルをとっており、先ほどの「六道」シリーズとは全く違う印象を与え、タイトルの通り妖しさ満点である。
今度は反対サイドに目を向ける。
3点の掛け軸風作品が、先ほどまでの「六道」や赤ベースの作品とは違い、鮮やかな色使いで、この空間を華やかにしている。
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この「三毒」シリーズは、一見掛け軸風に印刷されているように見えるが、実はここにも仕掛けが。
横から見ると↓
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実はキャラクター部分は掛け軸とは別に透明の素材に印刷されており、立体的に作品が見えるようになっている。
★ちなみにこれらに描かれている花やモチーフ、ポーズなどもそれぞれの三毒を表現しているとのことなので、ぜひそういう面でも考察しながら見えてほしい。
ここまでいろんな印刷スタイル・展示されていることを紹介してきましたが、デジタルな作品をそのまま印刷するだけでは、どうしてもアナログな作品と違って、平面に見えてしまう。
そこをいろんな印刷や展示スタイルで立体的に見せる工夫が十二分にされていて、ずっと飽きることがなく鑑賞できる。
さて、次はいよいよこのエリア最大の見せ場。
「猩々緋」というイラストをドールとして立体化させた作品がエリア中央に鎮座している。
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ドール自体はもちろん、衣装も本格的な和服のミニチュア、そしてウィッグ、和傘全てが本物の縮尺版として作られている豪華な作品となっている。
このドール、あえてここでは見せないが、ぜひ「目」に注目してみてほしい。
それもいろんな角度から見てほしい。
もちろん立体物ならではの前後左右いろんな角度からすべてを楽しんでいただきたい。
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「猩々緋」を鑑賞し終えると、このエリア最後の作品「風神・雷神」が展示されている。
そう、一つ前のエリアにまっさらな展示されていた「風神・雷神」である。
先ほどのエリアで、着色されておらず、「今後着色したものを出しますよ」ということで原型を展示していると思ったが、実はすでに着色された完成品が存在していた。
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これに関しては、なぜ手間のエリアで着色前のものを展示し、ここに完成品を展示しているのかは、LAMさんと展示プロデューサーの方に聞いてみたいと思った。
エンディング(キービジュアル)
見応え200%の展覧会もいよいよ最後のエリアに。
最後は超大型モニターで「dreamin'」という映像が鑑賞でき、そして先ほどのドール「猩々緋」の衣装の実寸サイズが展示されている。
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なんとこちらは京都の着物屋「京華」さん、そして着物職人の方が実際に着れるものとして作られている。
帯は西陣織と、まさに『本物』であった。
イラスト→日本の伝統という素晴らしいコラボを堪能できる。
そして最後は、風神・雷神の屏風絵である。
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最後の最後まで圧巻されっぱなしであった。
こちらの屏風も正確にはわからないが、印刷面で工夫がされているのが見て取れ、それこそ直接金箔に描いたのか?と思ってしまうほど、細部にこだわっている逸品だった。
★金箔の見え方をデリケートにコントロールしたり、縁部分もオリジナルでデジアンしているようで、やはりかなりこだわっていた。
まとめ
以上がLAMさんの大型個展の全容である。
★作品紹介に、「本個展の全体コンセプトは「テーマパーク」を意識して制作された」と書いてあったが、本当にテーマパークのように、ただ作品を均等に並べただけではなく、それぞれの作品世界を体感できるような作りになっていた。
とても長くなってしまい、さらに作品自体よりも展示方法や空間の使い方をメインにレビューというか感想を書いてきたが、作品がすばらしいことは言うまでもないという前提でもある。
LAMさんの作品は多くの方がどこかでみたことがあると思うし、すでにLAMさんスタイルを真似ている絵師も多い。
そしてこのすばらしいLAMさんの作品をさらに素晴らしく体感してもらうように個展全体をディレクションされたLAMさんの盟友である加藤氏(雷雷公社)に本当に感謝いたします。
素晴らしい個展をありがとうございました!
本展は、大阪市にあるアニメイト日本橋別館3Fで2月3日まで開催中です。
毎日当日券(1200円)も販売しているので、ぜひ一度は見に行ってほしい。
ここで紹介しきれていない作品も多数あるし、やはり実物を自分の目で見ることに意義があると思うので、足を運んでほしい。
公式サイト:
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いちぴー
キャラクタープロデューサー/イベントプロデューサー
X(旧twitter)
https://twitter.com/IchiP7777
みんなで作るトレカ「クリプトメモリーズ」
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プロデュース作品「YOKAI ACADEMY」
https://metayokai.wixsite.com/yokaiacademy
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